Microsoft BizTalk Server 2000 SP2 Readme

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このドキュメントでは、Microsoft BizTalk Server 2000 Service Pack 2 (SP2) について説明します。SP2 は BizTalk Server 2000 のすべてのエディションに適用されます。BizTalk Server Service Pack は累積的なものであり、SP2 にはこれ以前にリリースされた Service Pack のすべての修正プログラムが含まれています。SP2 は、BizTalk Server 製品版、または SP1a を適用済みの BizTalk Server に適用できます。SP1a をインストールするには、BizTalk Server 2000 Service Pack 1a のダウンロード ページに移動します。

SP2 で修正された項目の詳細については、次の Microsoft サポート技術情報の記事を参照してください。

INFO: BizTalk Server 2000 SP2 修正一覧 (JP318625)

重要

目次

変更点の概要

インストールの説明

Service Pack のインストールに関する説明

BizTalk Server グループ内のすべてのコンピュータは同じバージョンの BizTalk Server を実行する必要がある

追跡データベースのメンテナンスを行うためのインストールに関する追加説明

オーケストレーション データベースのメンテナンスを行うためのインストールに関する追加説明

ドキュメント メモ

管理コンソール

BizTalk エディタ

BizTalk マッパー

BizTalk メッセージ サービス

展開

ドキュメント トラッキング

その他

変更点の概要

このセクションでは、Microsoft BizTalk Server 2000 Service Pack に含まれているアップデートと変更点の概要を説明します。BizTalk Server Service Pack は累積的なものであり、SP2 にはこれまでにリリースされた Service Pack の修正がすべて含まれています。

SP2 で実施されたアップデートと変更点には以下の項目が含まれますが、以下の項目に限定されているわけではありません。

以前の Service Pack から継承されたアップデートと変更点には以下の項目が含まれますが、以下の項目に限定されているわけではありません。


インストールの説明

このセクションでは次のトピックについて説明します。

Service Pack のインストールに関する説明

BizTalk Server 2000 SP2 は Microsoft の Web サイトからインストールできます。

注意

このセクションでは次のトピックについて説明します。

SP2 を Web からインストールする方法
  1. [スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[Internet Explorer] をクリックします。

  2. BizTalk Server のダウンロード ページへ移動します。

  3. BizTalk Server 2000 Service Pack 2 を検索します。

  4. セットアップ プログラムと SP2 Readme をローカル コンピュータにダウンロードします。

  5. セットアップ プログラムを実行します。
共有キュー データベースにストアド プロシージャをインストールするには

BizTalk Server グループを使用しているシナリオで SP2 を適用するには、BizTalk Server グループ内のすべてのコンピュータが BizTalk Server の同じバージョンを実行している必要があります。すべてのコンピュータに SP2 を適用した後、CleanQueuesPatch.sql を共有キュー データベースに適用する必要があります。詳細については、「BizTalk Server グループ内のすべてのコンピュータは同じバージョンの BizTalk Server を実行する必要がある」を参照してください。

  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft SQL Server] または [Microsoft SQL Server 7.0] を順にポイントし、[クエリ アナライザ] をクリックします。

  2. [SQL Server] ボックスで、共有キュー データベースをホストする SQL Server の名前をクリックして、適切なログイン情報を入力し、[OK] をクリックします。

  3. Microsoft SQL Server 7.0 をインストールしている場合は、[DB] ボックスで共有キュー データベースの名前 (たとえば InterchangeSQ など) をクリックし、手順 5. を続行します。

    —または—

    Microsoft SQL Server 2000 をインストールしている場合は、[クエリ] メニューから [データベース変更] をクリックします。

  4. 共有キュー データベースの名前 (たとえば InterchangeBTM など) をクリックし、[OK] をクリックします。

  5. [ファイル] メニューから [開く] をクリックします。

  6. [クエリ ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [ファイルの場所] ボックスで、\Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup を参照します。

  7. CleanQueuesPatch.sql をクリックし、[開く] をクリックします。

  8. [クエリ] メニューから [実行] をクリックします。
BizTalk メッセージ管理データベースにストアド プロシージャをインストールするには

すべてのコンピュータに SP2 を適用した後、ControlNumbers.sql を BizTalk メッセージ管理データベースに適用する必要があります。ControlNumbers.sql は、ポートに関連付けられている EDI (電子データ交換) の制御番号を取得するためのストアド プロシージャを修正します。このファイルを実行せずに SP2 をインストールした場合、送信 EDI が機能しません。ただし、SP1a でこのファイルをインストールおよび実行した場合、次の手順は必要ありません。

  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft SQL Server] または [Microsoft SQL Server 7.0] を順にポイントし、[クエリ アナライザ] をクリックします。

  2. [SQL Server] ボックスで、BizTalk メッセージ管理データベースをホストする SQL Server インスタンスの名前をクリックして、適切なログイン情報を入力し、[OK] をクリックします。

  3. Microsoft SQL Server 7.0 をインストールしている場合は、[DB] ボックスで BizTalk メッセージ管理データベースの名前 (InterchangeBTM など) をクリックし、手順 5. を続行します。

    —または—

    Microsoft SQL Server 2000 をインストールしている場合は、[クエリ] メニューから [データベース変更] をクリックし、手順 4. を続行します。

  4. BizTalk メッセージ管理データベース (InterchangeBTM など) の名前をクリックし、[OK] をクリックします。

  5. [ファイル] メニューから [開く] をクリックします。

  6. [クエリ ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [ファイルの場所] ボックスで、\Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup を参照します。

  7. ControlNumbers.sql をクリックし、[開く] をクリックします。

  8. [クエリ] メニューから [実行] をクリックします。
SP2 のインストールを確認するには

BizTalk Server 2000 SP2 がインストールされたことを確認するには、BizTalk Server 2000 をインストールしたディレクトリ内の任意の DLL (setupex.dll を除く) のファイル プロパティを表示します。

  1. Windows エクスプローラで、BizTalk Server 2000 をインストールしたディレクトリを参照し、任意の DLL ファイル (setupex.dll を除く) を選択して右クリックします。

  2. [プロパティ] をクリックします。

  3. [バージョン情報] タブで、バージョン番号が 1907 であることを確認し、[OK] をクリックします。
SP2 をアンインストールするには

この Service Pack には、アンインストール パッケージが 2 つあります。

注意

  1. BTS2000_SP2_RevertToRTM_JA.exe を実行すると、SP2 がアンインストールされ、インストールされていたファイルが BizTalk Server 2000 のファイルに戻ります。BizTalk Server 2000 のファイルに対して行っていた変更は復元されません。SP2 をインストールする前に SP1a をインストールした場合、このアンインストール処理は機能しません。

  2. BTS2000_SP2_RevertToSP1a_JA.exe を実行すると、SP2 がアンインストールされ、インストールされていたファイルが BizTalk Server 2000 SP1a のファイルに戻ります。BizTalk Server 2000 のファイルに対して行っていた変更は復元されません。このアンインストール処理は、SP2 をインストールする前に SP1a をインストールした場合にのみ機能します。

BizTalk Server グループを使用しているシナリオで SP2 をアンインストールするには、次の手順を完了する必要があります。

  1. すべての BizTalk Server コンピュータで、BizTalk Server に関連するすべてのサービスを停止します。

  2. SQL クエリ アナライザを使って UndoCleanQueuesPatch.sql を共有キュー データベースに適用し、その後 BizTalk Server に関連するサービスを再開します。

BizTalk Server 2000 SP2 のソフトウェア要件

Microsoft Windows 2000 Service Pack 2 (SP2) は、BizTalk Server 2000 SP2 をサポートしています。BizTalk Server 2000 SP2 は Microsoft Windows 2000 SP1 上で実行できますが、Microsoft Windows 2000 SP2 は BizTalk Server 2000 の動作上の問題を解決するので Microsoft Windows 2000 SP2 にアップグレードすることを強く推奨します。

次のソフトウェアが推奨されていますが、BizTalk Server 2000 SP2 を実行するために必須というわけではありません。

BizTalk Server 2000 SP2 で変更されたファイルが含まれるフォルダ

ここでは、変更されたファイルを含むフォルダの一覧を示します。

BizTalk Server グループ内のすべてのコンピュータは同じバージョンの BizTalk Server を実行する必要がある

BizTalk Server グループを使用しているシナリオで SP2 を適用するには、次の手順を完了する必要があります。

  1. すべてのコンピュータに SP2 修正プログラムを適用します。SP2 は、自動的にシステムを再起動します。

  2. 再起動後に、BizTalk Messaging Service を停止します。

  3. SQL クエリ アナライザを使用して CleanQueuesPatch.sql を共有キュー データベースに適用し、BizTalk Messaging Service を再開します。

重要

追跡データベースのメンテナンスを行うためのインストールに関する追加説明

SP2 には、追跡データベースのメンテナンスを行うユーティリティが含まれています。SP2 をインストールすると、適切なファイルが \Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup フォルダにコピーされます。ただし、このユーティリティをアクティブにするための追加手順が必要です。これらのユーティリティを使用する場合は、このセクションの指示に従う必要があります。

BizTalk Server のインストールで、インターチェンジやドキュメントを追跡しない場合、およびこの BizTalk Server Service Pack に含まれている SQL スクリプトを使用して追跡データベースのアーカイブや削除を行わない場合は、このセクションを省略できます。

追跡データベースのメンテナンスを行うユーティリティをインストールするには、次の手順を完了する必要があります。

  1. アーカイブ追跡データベースを作成します。

  2. アーカイブ追跡データベースのスキーマを作成します。

  3. 追跡データベースを構成します。

  4. 追跡データベースに削除およびアーカイブ ストアド プロシージャをインストールします。

重要

アーカイブ追跡データベースを作成するには

アーカイブ追跡データベースをホストするサーバーで次の手順を実行します。

  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft SQL Server] または [Microsoft SQL Server 7.0] を順にポイントし、[Enterprise Manager] をクリックします。

  2. [Microsoft SQL Servers]、[SQL Server グループ] を順に展開し、アーカイブ追跡データベースを作成するサーバーをクリックします。

  3. [操作] メニューから [新規作成] をポイントし、[データベース] をクリックします。

  4. [データベースのプロパティ] ダイアログ ボックスで、アーカイブ追跡データベースの名前を入力し、[OK] をクリックします。
アーカイブ追跡データベースのスキーマを作成するには
  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft SQL Server] または [Microsoft SQL Server 7.0] を順にポイントし、[クエリ アナライザ] をクリックします。

  2. [SQL Server] ボックスで、上記で作成したアーカイブ追跡データベースをホストする SQL Server の名前をクリックして、適切なログイン情報を入力し、[OK] をクリックします。

  3. Microsoft SQL Server 7.0 をインストールしている場合は、[DB] ボックスでアーカイブ追跡データベースの名前をクリックし、手順 5. に進みます。

    —または—

    Microsoft SQL Server 2000 をインストールしている場合は、[クエリ] メニューから [データベース変更] をクリックします。

  4. 上記で作成したアーカイブ追跡データベースの名前をクリックし、[OK] をクリックします。

  5. [ファイル] メニューから [開く] をクリックします。

  6. [クエリ ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [ファイルの場所] ボックスで、\Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup を参照します。

  7. BTS_Tracking_ArchiveDB_Schema.sql をクリックし、[開く] をクリックします。

  8. [クエリ] メニューから [実行] をクリックします。

追跡データベースを構成するには

追跡データベースをホストする SQL Server で次の手順を実行します。

  1. [クエリ アナライザ] が開いていることを確認します。

  2. [ファイル] メニューから [接続解除] をクリックします。

  3. [ファイル] メニューから [接続] をクリックします。

  4. [SQL Server] ボックスで、アーカイブする追跡データベースをホストする SQL Server の名前をクリックして、適切なログイン情報を入力し、[OK] をクリックします。

  5. SQL Server 7.0 をインストールしている場合は、[DB] ボックスでアーカイブする追跡データベースの名前 (たとえば InterchangeDTA など) をクリックし、手順 7. に進みます。

    —または—

    SQL Server 2000 をインストールしている場合は、[クエリ] メニューから [データベース変更] をクリックします。

  6. 追跡データベースの名前 (たとえば InterchangeDTA など) をクリックし、[OK] をクリックします。

  7. アーカイブ追跡データベースを SQL リンク サーバーとして構成します。

    次の例は、リンク サーバーを構成するためのサンプル SQL ステートメントです。この例では、"Seattle2" という名前のリモート データベース サーバーがローカル SQL Server に対するリンク サーバーです。

    EXEC sp_addlinkedserver N'Seattle2', N'SQL Server'
  8. 必要に応じて、ローカルおよびリモートのリンク SQL Server 間のログイン マッピングを作成します。

    次の例は、ローカルおよびリモートのリンク SQL Server 間のシステム管理者 (sa) ログイン マッピングを作成するためのサンプル SQL ステートメントです。この例は、リモート sa ログイン パスワードが "abc123" であると仮定しています。

    EXEC sp_addlinkedsrvlogin '<リモート SQL Server の名前>', 'FALSE', 'sa', 'sa', 'abc123'

重要

追跡データベースに削除およびアーカイブ ストアド プロシージャをインストールするには

追跡データベースをホストする SQL Server で次の手順を実行します。これは、上記の手順で構成したのと同じサーバーです。

  1. [クエリ アナライザ] が開いていることを確認します。

  2. [ファイル] メニューから [開く] をクリックします。

  3. [クエリ ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [ファイルの場所] ボックスで、\Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup を参照します。

  4. BTS_Tracking_Archive_Purge_Script.sql をクリックし、[開く] をクリックします。

  5. [クエリ] メニューから [実行] をクリックします。

    スクリプトが、dta_purge_old_records という名前のストアド プロシージャを作成します。スクリプトが、"Archive and Purge BizTalk Tracking database:<追跡データベースの名前>" という名前の SQL エージェント ジョブを作成します。既定では、SQL エージェント ジョブは有効に設定されていません。

  6. 必要に応じて、[Enterprise Manager] を起動します。
  7. [Microsoft SQL Servers]、[SQL Server グループ] を順に展開し、追跡データベースをホストするサーバーを展開します。次に [管理]、[SQL Server エージェント] を順に展開し、[ジョブ] をクリックします。
  8. 詳細ウィンドウで、[Archive and Purge BizTalk Tracking Database:<追跡データベースの名前>] をクリックします。
  9. [操作] メニューから [プロパティ] をクリックします。

  10. [ステップ] タブで dtaStep_execute_stored_proc が選択されていることを確認し、[編集] をクリックします。

  11. [ジョブ ステップの編集] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、[コマンド] ボックスに入力パラメータを設定します。

    以下に、dta_purge_old_records ストアド プロシージャに渡す入力パラメータを構成するためのいくつかの例を示します。このストアド プロシージャの構文と引数の詳細については、「追跡データベースの削除およびアーカイブ ストアド プロシージャの使用方法」を参照してください。

  12. [OK] をクリックします。

  13. [スケジュール] タブで [BizTalk Archive and Purge Schedule] が選択されていることを確認し、[編集] をクリックします。

  14. [ジョブ スケジュールの編集] ダイアログ ボックスの [スケジュールの種類] ボックスで、[変更] をクリックします。

  15. [定期ジョブのスケジュール編集] ダイアログ ボックスで、必要に応じて SQL Server エージェント ジョブの実行間隔、一日のうちの頻度、および期間を変更し、[OK] をクリックします。

  16. [全般] タブで [有効] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。

    変更が保存され、SQL Server エージェント ジョブが有効になります。

オーケストレーション データベースのメンテナンスを行うためのインストールに関する追加説明

SP2 には、オーケストレーション データベースのメンテナンスを行うユーティリティが含まれています。Service Pack をインストールすると、適切なファイルが \Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup フォルダにコピーされます。これらのユーティリティを使用する場合は、次の手順を実行する必要があります。

BizTalk Server Service Pack に含まれている SQL スクリプトを使用してオーケストレーション データベースを削除しない場合は、このセクションを省略できます。

オーケストレーション データベースに新しいストアド プロシージャをインストールするには
  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft SQL Server] または [Microsoft SQL Server 7.0] を順にポイントし、[クエリ アナライザ] をクリックします。

  2. [SQL Server] ボックスで、オーケストレーション データベースをホストする SQL Server の名前をクリックして、適切なログイン情報を入力し、[OK] をクリックします。

  3. SQL Server 7.0 をインストールしている場合は、[DB] ボックスで削除するオーケストレーション データベースの名前 (たとえば XLANG など) をクリックし、手順 5. に進みます。

    —または—

    SQL Server 2000 をインストールしている場合は、[クエリ] メニューから [データベース変更] をクリックします。

  4. オーケストレーション データベースの名前 (たとえば XLANG など) をクリックし、[OK] をクリックします。

  5. [ファイル] メニューから [開く] をクリックします。

  6. [クエリ ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [ファイルの場所] ボックスで、\Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup を参照します。

  7. XLANG_Purge_Script.sql をクリックし、[開く] をクリックします。

  8. [クエリ] メニューから [実行] をクリックします。


ドキュメント メモ

ここでは、この Service Pack に関するドキュメントの問題について説明します。ここでは、Service Pack で追加された新しい機能について説明し、BizTalk Server 2000 ヘルプ内のドキュメントに対する修正事項を提供します。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

管理コンソール

このセクションには、BizTalk 管理コンソールに関する重要なアップデートが含まれています。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

オーケストレーション データベース ストアド プロシージャの使用方法

Sp1a で修正済み

この Service Pack をインストールすると、ストアド プロシージャが \Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup フォルダにコピーされます。このセクションでは、オーケストレーション データベースからレコードを削除するためにストアド プロシージャを使用する方法を説明しています。

sp_CleanDoneInstances ストアド プロシージャは、以下に示すように、完了または停止したすべての XLANG スケジュール インスタンスを削除します。

sp_CleanDoneInstances @CompletedBefore=''

以下は、このストアド プロシージャの使用例です。

exec sp_CleanDoneInstances @CompletedBefore='2000-10-25 19:34:49.000'

この例では、

sp_CleanDoneModuleInstances ストアド プロシージャは、以下に示すように、完了または停止したすべての XLANG スケジュール インスタンスで、特定の種類のスケジュールを持つインスタンスを削除します。

sp_CleanDoneModuleInstances @ModuleGUID='<グローバル一意識別子>', @CompletedBefore=''

以下は、このストアド プロシージャの使用例です。

exec sp_CleanDoneModuleInstances @CompletedBefore='2000-10-25 19:34:49.000',
@ModuleGUID='4C5842DA-40E5-40B8-AF03-BC5DD4B7E037'

この例では、

sp_CleanInstance ストアド プロシージャは、以下に示すように、完了または停止した XLANG スケジュールおよびそのスケジュールのすべての子インスタンスを削除します。

sp_CleanInstance @InstanceID='{<グローバル一意識別子>}'

この削除操作は、トランザクション処理として行われます。このストアド プロシージャでは、@InstanceID は、ルート XLANG スケジュールのインスタンス識別子であるグローバル一意識別子 (GUID) です。BizTalk Server 2000 がこのストアド プロシージャを使用します。このストアド プロシージャを直接呼び出す必要はありません。代わりに、XLANG データベースを削除するために指示に従う必要があります。

Active Directory での BizTalk Server 2000 の公開

Sp1a で修正済み

SP2 をインストールした後、BizTalk Server 2000 を分散環境で使用できるかどうかを判断するために、BizTalk Server 2000 を Microsoft Active Directory に公開できます。たとえば、どのコンピュータが BizTalk Server 2000 を実行しているのかを知る必要がある場合があります。BizTalk Server 2000 を Active Directory に公開することによって、これを判断できます。

  1. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [名前] ボックスに「cmd」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. コマンド プロンプトで、ディレクトリを BizTalk Server 2000 インストール ディレクトリの Setup フォルダに変更します。

    たとえば、コマンド プロンプトで「cd \Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup」と入力し、Enter キーを押します。

  4. コマンド プロンプトで「cscript AD_registration.vbs」と入力し、Enter キーを押します。

  5. 確認のダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。

  6. コマンド プロンプトで「exit」と入力し、Enter キーを押します。

Active Directory からの BizTalk Server 2000 の削除

Sp1a で修正済み

コンピュータから BizTalk Server 2000 を削除する場合、Active Directory からその登録情報が自動的に削除されません。Active Directory にクエリしたときに、BizTalk Server 2000 が動作しているコンピュータのみが正しく認識されるように、コンピュータの登録を削除する必要があります。

  1. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [名前] ボックスに「cmd」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. コマンド プロンプトで、ディレクトリを BizTalk Server 2000 インストール ディレクトリの Setup フォルダに変更します。

    たとえば、コマンド プロンプトで「cd \Program Files\Microsoft BizTalk Server\Setup」と入力し、Enter キーを押します。

  4. コマンド プロンプトで「cscript AD_registration.vbs /u」と入力し、Enter キーを押します。

  5. 確認のダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。

  6. コマンド プロンプトで「exit」と入力し、Enter キーを押します。

共有キュー データベースの処理の停止とロールバック

Sp1a で修正済み

この Service Pack をインストールすると、BizTalk Server 2000 は次の環境ではインターチェンジまたはドキュメントの処理を停止し、共有キュー データベースをロールバックします。

インターチェンジまたはドキュメントの送信後で、BizTalk Server 2000 が処理を停止する場合にも、トランザクションはロールバックされます。共有キュー データベースが再び利用可能になるときに、"処理中" とマークされているすべてのドキュメントのラベルが削除されます。これは、ドキュメントが保留キューに配置されるのではなく、再び処理されることを意味します。

トランザクション メッセージ キューまたは信頼できるメッセージを使用すると、インターチェンジまたはドキュメントの配信が 1 度だけ行われることが保証されます。非トランザクションの送信を使用すると、BizTalk Server 2000 はこのトピックで説明されている条件と一致した場合に同じドキュメントを 2 度送信することがあります。

メッセージ キューの指定時に有効な名前の書式を指定する

Sp1a で修正済み

メッセージ キューの場所を指定するときには、有効な名前の書式から任意の書式を使用できます。次の一覧は、メッセージ キューの指定に有効な名前の書式の例です。


BizTalk エディタ

このセクションには、BizTalk エディタに関する重要なアップデートが含まれています。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

BizTalk エディタでのカスタム日付/時刻書式の適用

Sp1a で修正済み

新しいカスタム日付/時刻データ型が BizTalk エディタで利用できます。この日付/時刻データ型を利用すると、HHMMSSDD 形式で日付と時刻の情報を送信することができます。この時刻形式の詳細については、「X12 でサポートされている時刻形式」を参照してください。

  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft BizTalk Server 2000] を順にポイントし、[BizTalk エディタ] をクリックします。

  2. 仕様を開きます。

    ドキュメント仕様を開く方法の詳細については、BizTalk Server 2000 ヘルプの「仕様を開く」を参照してください。

  3. 仕様ツリーで、カスタム日付/時刻プロパティを設定するフィールドをクリックし、[解析] タブをクリックします。

  4. [カスタム データ型] の隣りにある [値] 列をダブルクリックします。

  5. オプションの一覧から [Time (TM)] をクリックし、Enter キーを押します。

    警告メッセージが表示されます。

  6. [はい] をクリックします。

  7. [カスタム日付/時刻書式] の隣りにある [値] 列をダブルクリックします。

  8. 値の一覧から [HHMMSSDD] をクリックし、Enter キーを押します。

新しいカスタム日付/時刻データ型が適用されます。

重要

BizTalk エディタでのカスタム最大長プロパティの適用

Sp1a で修正済み

BizTalk エディタには、数値のカスタム データ型に利用できる新しいプロパティ、カスタム最大長があります。このプロパティは、数値フィールドにピリオド、ハイフンなどを使用できます。

特に、このプロパティによって、XML からの、または XML への正規化 (解析やシリアライズなど) がデータの長さに影響を及ぼす場合、およびネイティブ データの長さが重大な検証の要素である場合 (つまり、フラット ファイルからフラット ファイルへ処理するなど、XML が単なる中間の形式であり、XML としてのデータの長さが重要でない場合) にデータのネイティブ (非 XML) 表現の長さの検証を制御できます。

  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft BizTalk Server 2000] を順にポイントし、[BizTalk エディタ] をクリックします。

  2. 仕様を開きます。

    ドキュメント仕様を開く方法の詳細については、BizTalk Server 2000 ヘルプの「仕様を開く」を参照してください。

  3. 仕様ツリーで、カスタム最大長プロパティを設定するルート ノード、レコードまたはフィールドをクリックし、[解析] タブをクリックします。

  4. [カスタム データ型] の隣りにある [値] 列をダブルクリックします。

  5. 一覧から次のオプションのいずれかをクリックし、Enter キーを押します。

    警告メッセージが表示されます。

  6. [はい] をクリックします。

    新しいカスタム最大長フィールドが表示されます。

  7. このフィールドが所有できる最大文字数を表す数値を入力し、Enter キーを押します。

X12 でサポートされている時刻形式

Sp1a で修正済み

BizTalk エディタでサポートされている X12 構文規則 (スキーマのルート ノードの [参照] タブで [標準] が [X12] に設定されている場合を示す) の時刻形式は、HHMMSSDD です。

HHMMSSDD 形式を使用する場合、前に示した入力範囲の制限を満たすデータは、4 桁、6 桁、7 桁、または 8 桁の長さになります。つまり、時刻形式で HHMMSSDD を指定することは、データが HHMM、HHMMSS、HHMMSSD、または HHMMSSDD のいずれかと一致する必要があります。HHMMSSD 形式はカスタム日付/時刻データ型のオプション一覧には表示されませんが、HHMMSSDD を選択して [宣言] タブの最大値プロパティを 7 に設定するとこの形式を指定することができます。

HHMMSSss 形式またはその変形形式のいずれかを使用すると、X12 パーサーおよびシリアライザはデータを正しく解析できず、検証エラーが発生します。実行中に仕様またはイベント ログを検証すると、[警告] ウィンドウにエラーが表示されます。HHMMSSss は、時刻フィールドに対して許可されている X12 形式ではありません。X12 は HHMMSSDD のみを使用します。

HHMMSSDD カスタム書式を使用しているすべての時刻フィールドは文字列として扱われます。これは、XML が小数の秒または 100 分の 1 秒をサポートしないためです。

「解析プロパティの設定」セクションの修正事項

Sp1a で修正済み

BizTalk Server 2000 ヘルプで、「解析プロパティの設定」セクションの表内のテキストに次の修正事項があることに注意してください。「標準 :[Custom] "構造" プロパティ:[区切り記号] :」サブセクションの「[解析] プロパティ ページ :ルート ノードまたはレコードのプロパティ」の表の、「改行の追加」行に対する値列は次のように表示される必要があります。

次のオプションのいずれかを選択します。

「標準 :[Custom] "構造" プロパティ:[位置指定] :」サブセクションの「[解析] プロパティ ページ :ルート ノードまたはレコードのプロパティ」の表の、「改行の追加」行に対する値列は次のように表示される必要があります。

次のオプションのいずれかを選択します。

X12 スキーマの制限

Sp1a で修正済み

X12 パーサーがサポートしているインスタンス構造の構成順序は、その性質上 HL (Hierarchy Level) セグメントでレベルの順序を省略できないという制限があります。

これは、HL セグメント/ループが親 HL を持つ場合、すべての HL セグメント/ループはその親 HL セグメント/ループよりも、ルートから正確に 1 レベル深くする必要があるということから生じる制限です。たとえば、HL/NM1/HL はサポートされません。つまり、HL が 'x' 段階ネストされているときに指定されたネストの順序は、そのツリー内では正確に同じ順序で 'x' 段階の深さに展開される必要があります。


BizTalk マッパー

このセクションには、BizTalk マッパーに関する重要なアップデートが含まれています。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

入力フィールドが省略可能であるときのフィールド間の直接リンクの作成

Sp1a で修正済み

BizTalk Server 2000 では、送信元のスキーマに含まれる省略可能なフィールドから送信先スキーマのフィールドへのリンクを作成すると、BizTalk マッパーが空白の送信先フィールドを作成する Extensible Stylesheet Language Transformations (XSLT) を生成することがあります。これは、送信元フィールドが省略可能であるため、そのフィールドがインスタンス ドキュメントに現れない場合に発生します。

この BizTalk Server 2000 Service Pack ではこの問題が修正されました。BizTalk Server 2000 SP2 では、送信元スキーマでリンクされているフィールドが省略可能である場合、BizTalk Server は送信先フィールドを作成する前に 句を生成して、送信元フィールドが存在するかどうかを調べます。これによって、送信元インスタンスの送信元フィールドが空白である場合には、送信先フィールドが作成されないようになりました。送信元のインスタンスにそのフィールドが含まれる場合は、予期されるとおり送信先フィールドが作成されます。


BizTalk メッセージ サービス

このセクションには、BizTalk メッセージ サービスに関する重要なアップデートが含まれています。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

既定の SMTP の件名値の変更

Sp1a で修正済み

SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) 件名の既定値は、<Tracking_ID> から <document_name>-<Tracking_ID> に変更されました。これにより、ドキュメント定義名に基づいてドキュメントの経路を選定できます。

SMTP 件名の既定の値を変更するには、次の手順を実行します。

  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft BizTalk Server] を順にポイントし、[BizTalk メッセージ マネージャ] をクリックします。

  2. [その他の項目を検索] エリアで [チャネル] をクリックし、[検索] をクリックします。

  3. [チャネル名] の下で、SMTP 件名を変更したいチャネルをクリックし、Enter キーを押します。

  4. チャネルのプロパティ ウィザードが起動します。
  5. [詳細構成] ページが表示されるまで [次へ] をクリックします。

  6. [詳細構成] ページで、[詳細設定] をクリックします。

  7. [メッセージ ポート既定値の変更] ダイアログ ボックスで、[プロパティ] をクリックします。

  8. [件名] ボックスに新しい既定値を入力し、[OK] を 2 度クリックします。
  9. [完了] をクリックします。

変更が保存されます。

HTTP および HTTPS トランスポート サービスに対するプロキシ ユーザー名およびパスワードの構成

Sp1a で修正済み

HTTP および HTTPS (Hypertext Transfer Protocol Secure) トランスポート サービスに対するプロキシ ユーザー名およびパスワードを構成するには、次の手順を実行します。

  1. [スタート] メニューから [プログラム]、[Microsoft BizTalk Server] を順にポイントし、[BizTalk メッセージ マネージャ] をクリックします。

  2. [その他の項目を検索] エリアで [チャネル] をクリックし、[検索] をクリックします。

  3. プロキシ ユーザー名とパスワードを構成するチャネルを選択し、Enter キーを押します。

    チャネルのプロパティ ウィザードが起動します。

  4. [詳細構成] ページが表示されるまで [次へ] をクリックします。

  5. [メッセージ ポート既定値の変更] ページで、[プロパティ] をクリックします。

  6. [ユーザー名] ボックスに、プロキシ サーバーにアクセスするための有効なユーザー名を入力します。

  7. [パスワード] ボックスに、プロキシ サーバーにアクセスするためのパスワードを入力します。

ドキュメントが配信されるときに受信ファイル名を供給する 2 つの新しいディクショナリ キー

Sp1a で修正済み

ランタイム ディクショナリに、called src_filename および src_filepath と呼ばれる 2 つのキーが追加されており、これらはドキュメントが配信されるときにそのドキュメントにファイル名を供給します。ファイル受信機能の呼び出し、またはファイル名を指定した Submit 呼び出しが行われると、サーバーがこれらのキーの値を設定します。ファイル名は、ドキュメントが存在している間は利用できます。アプリケーション統合コンポーネント (AIC) がこれらのプロパティを必要とする場合は、ディクショナリから抽出できます。これらのキーは、%document_name% および %tracking_id% のような、ワイルドカード文字 %src_filename% および %src_filepath% としても公開されます。


展開

このセクションには、BizTalk Server 2000 の展開に関する問題の重要なアップデートが含まれています。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

Configuration Assistant: BizTalk Server 2000 を展開するツール

Sp1a で修正済み

BizTalk Server 2000 のリリース後、BizTalk Server Configuration Assistant ツールにいくつかの変更が行われました。これらの変更の詳細については、次の Microsoft サポート技術情報の記事を参照してください。

JP297445 INFO: BizTalk Server 2000 Service Pack 1a 修正一覧 (JP297445)

BizTalk Server Configuration Assistant は、以下のことを有効にするツールです。

BizTalk Server Configuration Assistant は、BizTalk メッセージ構成オブジェクト モデルに依存しています。BizTalk Server Configuration Assistant が正しく機能するには、次のファイルが BizTalk Server Configuration Assistant と同じディレクトリに存在する必要があります。

if (strDocsAppName <> strMapsAppName) then

On Error Resume Next

CreateApplicationFolder strLocalServer, strMapsAppName

Err.Clear

On Error GoTo errorExit

end if

BizTalk Server Configuration Assistant の詳細については、\Program Files\Microsoft BizTalk Server\SDK\Messaging Samples\BTConfigAssistant フォルダにある Readme ファイルを参照してください。


ドキュメント トラッキング

このセクションには、ドキュメント トラッキングに関する重要なアップデートが含まれています。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

追跡データベースの削除およびアーカイブ ストアド プロシージャの使用方法

Sp1a で修正済み

次のセクションは、追跡データベース SQL スクリプトの構文と引数を説明しています。

構文

次のコードは、dta_purge_old_records ストアド プロシージャで使用される構文です。

[ @nPurgeType = ] nPurgeType,
[ @nPurgeValue = ] nPurgeValue,
[ @nCompletedInterchangesOnly = ] nCompletedInterchangesOnly,
[ @nArchiveFlag = ] nArchiveFlag
[ , [ @nvcArchiveDBServer = ] N'nvcArchiveDBServer' ]
[ , [ @nvcArchiveDBName = ] N'nvcArchiveDBName' ] 

引数

このトピックは、構文内で使用される引数について説明しています。

[ @nPurgeType = ] nPurgeType,

[ @nPurgeType = ] nPurgeType 引数は、インターチェンジをタイムスタンプによって削除するか行数によって削除するかを指定する整数値です。nPurgeType が 1 の場合、レコードはタイムスタンプによって削除されます。nPurgeType が 2 の場合、レコードは行数によって削除されます。

[ @nPurgeValue = ] nPurgeValue

[ @nPurgeValue = ] nPurgeValue 引数は、整数値です。この引数の意味は、nPurgeType の値によって異なります。

nPurgeType の値が 2 の場合、nPurgeValue はレコードがデータベースから削除、あるいはアーカイブする時にデータベースに残すインターチェンジの数を表します。たとえば、25,000 を指定すると、新しいものから 25,000 行を残して、それより古いインターチェンジをアーカイブまたは削除します。

nPurgeType の値が 1 の場合、nPurgeValue 特定の日時より古いインターチェンジをアーカイブする方法を指定するために、CURRENT_TIMESTAMP から減算する時間数を表します。たとえば、nPurgeValue に 96 を指定すると、96 時間 (4 日) より前のインターチェンジをアーカイブ、削除することができます。

[ @nCompletedInterchangesOnly = ] nCompletedInterchangesOnly

[ @nCompletedInterchangesOnly = ] nCompletedInterchangesOnly 引数は、インターチェンジがデータベースから削除されるときに、付加処理が必要かどうかを設定する整数値です。たとえば、インターチェンジまたはドキュメントによっては、受信確認を待ったり、再送信を必要とするものもあります。

nCompletedInterchangesOnly を 0 に設定すると、付加処理が必要かどうかに関わらず、削除ジョブがインターチェンジおよびドキュメントを削除します。この引数を 0 に設定すると、フィルタ処理が少ないので削除ジョブの完了がより速くなります。

nCompletedInterchangesOnly を 1 に設定すると、削除ジョブは付加処理が必要なインターチェンジおよびドキュメントを削除しません。この引数を 1 に設定すると、フィルタ処理が多いので削除ジョブの完了がより遅くなります。

[ @nArchiveFlag = ] nArchiveFlag

[ @nArchiveFlag = ] nArchiveFlag 引数は、ストアド プロシージャがインターチェンジおよびドキュメントのレコードを削除する前に、それらをアーカイブするかどうかを指定する整数値です。nArchiveFlag の値が 0 の場合、ストアド プロシージャはインターチェンジまたはドキュメントのレコードをアーカイブしません。nArchiveFlag の値が 1 の場合、ストアド プロシージャはインターチェンジおよびドキュメントのレコードがデータベースから削除される前に、それらをアーカイブします。

[ @nvcArchiveDBServer = ] nvcArchiveDBServer

[ @nvcArchiveDBServer = ] nvcArchiveDBServer 引数は、省略可能な引数です。nArchiveFlag を 1 に設定する場合にこの引数を指定します。この引数は nvarchar(128) データ型であり、ストアド プロシージャがインターチェンジおよびドキュメントのレコードをアーカイブするデータベース サーバーの名前を指定します。

[ @nvcArchiveDBName = ] nvcArchiveDBName

[ @nvcArchiveDBName = ] nvcArchiveDBName 引数は、省略可能な引数です。nArchiveFlag を 1 に設定する場合にこの引数を指定します。この引数は nvarchar(128) データ型であり、ストアド プロシージャがインターチェンジおよびドキュメントのレコードをアーカイブするデータベースの名前を指定します。


その他

このセクションでは従属ソフトウェアおよびテクノロジに関する重要な情報を示します。

このセクションでは次のトピックについて説明します。

アクセシビリティ

Sp1a で修正済み

次の表は、BizTalk Server 2000 のキーボードのショートカットについて説明しています。

ユーザー インターフェイス キー 用途
BizTalk エディタ Shift + プラス記号 (+) (NumLock キーが有効な状態で、Shift キーを押しながらテンキーの + キーを押します。 フォーカスが右側のペインの名前空間データ シート上にある場合に、新しいカスタム コメントを追加します。
BizTalk エディタ Tab キー [新しいドキュメント仕様] ダイアログ ボックスの右上にあるボタンにアクセスします。
BizTalk エディタ Shift + F10 強調表示されたアイテムのショートカット メニューを開きます。
BizTalk エディタ Ctrl + Shift + R これは次のバージョンで修正されます。
BizTalk エディタ Ctrl + Shift + F ドキュメント仕様に新しいフィールドを挿入します。
BizTalk マッパー 方向キー [グリッドのプレビュー] ウィンドウでフォーカスを移動します。
BizTalk マッパー Shift + F10 強調表示されたアイテムのショートカット メニューを開きます。
BizTalk マッパー Tab キー [送信元仕様の種類の選択] ダイアログ ボックスの右上にあるボタンにアクセスします。

次の表は、キーボードのショートカットがない操作を説明しています。操作を実行するには、マウスキー機能を使用する必要があります。

ユーザー インターフェイス 操作
BizTalk エディタ 移動、ドラッグ アンド ドロップ、ノードのコピー
BizTalk マッパー 移動、Functoid の選択、Functoid のドラッグ アンド ドロップ、リンク

XDR スキーマの XSD への変換

Sp1a で修正済み

XDR スキーマを XSD スキーマに変換するには、アップデートされた XSLT スタイル シートをダウンロードおよび実行する必要があります。

  1. MSDN の Web サイトを参照します。

  2. [Search] ボックスに、「XDR-XSD」と入力し、[Go] をクリックします。

DBCS 文字の処理

Sp1a で修正済み

EDIFACT の UNOX 構文識別子は、1 バイト文字以外の文字に対応するためのコードの拡張手法として定義されています。ただし一部の国および地域では、UNOX 構文が作成される前に、独自の標準が既に定義されていました。たとえば韓国では、KEDIFACT という名称の標準によって、UNO* ではなく KECA を使用してデータをマーク付けしています。BizTalk Server 2000 によって受信された EDIFACT データは、UNOA となるように変更されたヘッダーを持ちますが、DBCS (2 バイト文字セット) 文字はそのまま残されます。UNOA は、大文字の ASCII 文字のみで構成され、DBCS 文字を正しく変換しません。

この問題を解決するため、EDIFACT パーサーとシリアライザがアップデートされました。ヘッダーが UNOA 文字であると、アップデートされた EDIFACT パーサーとシリアライザは、既定のコードページ以外にデータを変換するコードページを定義するためのレジストリ キーを受け取ります。BizTalk Server 2000 で定義される値のセットには、EDIFACTUNOACodepage というレジストリ値が追加されています。このレジストリ値の既定値は 0 で、0 に設定されていると、前述の BizTalk Server 2000 の動作が適用されます。レジストリ値がその他の値に設定されている場合は、その値が、結果として得られた KEDIFACT データの変換に使用されるコードページの値となります。

このコードページの変更は処理全体に適用されます。その BizTalk Server 2000 を通過するすべての EDIFACT データは、EDIFACTUNOAcodepage で示されたコードページに従ってデータを処理します。

MDAC 2.6 をインストールして DBCS 文字の破損を回避する

Sp1a で修正済み

Microsoft Data Access Components (MDAC) 2.5 をインストールしていて、MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) エンコードを持つように SMTP メッセージ ポートを構成している場合に、DBCS データがそのポート経由で送信されると、データが破損します (MDAC 2.5 はすべてのバージョンの Windows 2000 Service Pack に含まれています)。

この問題を回避するには、次の方法のいずれかを使って MDAC 2.6 をインストールしてください。

現時点では、MDAC 2.5 および MDAC 2.6 の両方で動作する修正プログラムはありません。

MSXML 3.0 SP2 の Side-by-Side モードでの使用 (推奨)

Sp1a で修正済み

BizTalk Server 2000 のインストールと共に、Microsoft XML Parser Version 3.0 Service Pack 2 Release (MSXML 3.0 SP2) を使用することを強くお勧めします。さらに、Side-by-Side モードで MSXML を使用することをお勧めします。MSXML 3.0 SP2 は既定では置換モードでインストールされます。

XMLINST.EXE をインストールして MSXML が置換モードで動作するように構成した場合、BizTalk Server で問題が発生する場合があります。たとえば、BizTalk エディタまたは BizTalk マッパーを起動できないことがあります。XMLINST.EXE を使用して、またはレジストリ キーを変更することによって MSXML が置換モードで動作するように構成した場合、BizTalk Server 2000 のインストールはサポートされません。

次の手順は、現在 MSXML パーサーが置換モードで動作するように構成されている場合に、XMLINST.EXE を使用して Side-by-Side モードで動作するように MSXML を構成する方法を示しています。

  1. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [名前] ボックスに「cmd」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. コマンド プロンプトで「xmlinst -u」と入力し、Enter キーを押します。

  4. コマンド プロンプトで「%WINDIR%\system32\regsvr32 msxml.dll」と入力し、Enter キーを押します。

  5. コマンド プロンプトで「%WINDIR%\system32\regsvr32 msxml2.dll」と入力し、Enter キーを押します。

  6. コマンド プロンプトで「%WINDIR%\system32\regsvr32 msxml3.dll」と入力し、Enter キーを押します。

  7. コマンド プロンプトで「exit」と入力し、Enter キーを押します。

XMLINST.EXE の使用に関する詳細については、Microsoft サポート技術情報の次の文書を参照してください。「[PRB] 運用サーバでの Xmlinst.exe 実行後に発生するアプリケーションエラー」(JP278636)

重要

Visio 2002 は常にシステムの既定のフォントを使用する必要がある

Sp1a で修正済み

この Service Pack では、Visio 2002 と BizTalk Server 2000 の互換性が提供されています。ただし、Visio 2002 で英語以外の言語を使用している場合、BizTalk オーケストレーション デザイナで一部の文字が正しく表示されないことがあります。この問題を修正するには、Microsoft Visio 2002 が常にシステムの既定のフォントを使用するように指定します。

  1. BizTalk オーケストレーション デザイナを終了します。

  2. [スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[Microsoft Visio] をクリックします。

  3. [ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[地域別設定] タブをクリックします。

  4. [図面の基本フォント] 領域で、[常にシステムの既定フォントを使用] チェック ボックスをオンにします。

  5. Visio を終了し、BizTalk オーケストレーション デザイナを起動します。