最大 500 MB のハード ディスク空き容量が必要
2.1.1. "インストーラはエラーを検出しました: 0x8007177f。このコンピュータではファイルの暗号化が無効になっています" というエラー メッセージが表示される
ドメイン内の Windows Vista コンピュータに更新プログラムをインストールしようとすると、エラー メッセージが表示されます。エラー ログに記録されるメッセージは、"このコンポーネントのエラー コードは 6015" または "インストーラはエラーを検出しました: 0x8007177f。このコンピュータではファイルの暗号化が無効になっています" になります。
この問題を解決するには
http://support.microsoft.com/kb/933595 から入手できる更新プログラムを適用します。
2.1.2. 印刷スプーラ サービスが実行されていない場合、インストールが失敗する
XPSEPSC コンポーネントをインストールするには、印刷スプーラ サービスが "開始" 状態で実行されている必要があります。印刷スプーラ サービスが実行されていないと、XPSEPSC インストーラは失敗します。</p>
この問題を解決するには
.NET Framework をインストールする前に、印刷スプーラ サービスを開始します。この操作を行うには、次の手順を実行します。
1. [スタート] ボタンをクリックして、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックし、[管理ツール] をダブルクリックします。
2. [サービス] をダブルクリックし、[サービス (ローカル)] をクリックして選択します。[Print Spooler] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
3. [開始] をクリックし、[OK] をクリックします。
2.1.3. ASP.NET 3.5 Extensions Preview は NET Framework 3.5 SP1 と互換性がない
コンピュータに 2007 年 12 月にリリースされた ASP.NET 3.5 Extensions Preview がインストールされている場合、.NET Framework 3.5 SP1 をインストールすると、一部の ASP.NET アプリケーションが実行できなくなります。
この問題を解決するには
.NET Framework 3.5 SP1 をインストールする前に、2007 年 12 月リリースの ASP.NET 3.5 Extensions Preview をアンインストールします。
2.1.4. オペレーティング システムを Windows XP または Windows Server 2003 から Windows Vista にアップグレードすると、.NET Framework 3.5 SP1 Beta の一部のコンポーネントがコンピュータ上に存在しなくなる
オペレーティング システムを Windows XP または Windows Server 2003 から Windows Vista にアップグレードすると、.NET Framework 3.5 SP1 Beta の一部のコンポーネントがコンピュータ上に存在しなくなります。
この問題を解決するには
- [プログラムの追加と削除] を開きます。
- .NET Framework 3.5 SP1 Beta をアンインストールします。
- http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=115068 から .NET Framework 3.5 SP1 Beta を再インストールします。
2.1.5. Windows 2000 SP4 で .NET Framework 2.0 のセットアップが失敗し、"プロシージャ エントリ ポイント HeapSetInformation がダイナミック リンク ライブラリ KERNEL32.dll から見つかりませんでした" というエラー メッセージが表示される
.Windows 2000 SP4 で .NET Framework 2.0 のセットアップが失敗し、"プロシージャ エントリ ポイント HeapSetInformation がダイナミック リンク ライブラリ KERNEL32.dll から見つかりませんでした" というエラー メッセージが表示されます。
この問題を解決するには
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=104408 から KB835732 をインストールします。
2.1.6. .NET Framework のインストール中またはアンインストール中に、セットアップ プロセスを終了するように求めるメッセージが表示される
.Net Framework 3.5 SP1 Beta、.Net Framework 3.0 SP2 Beta、および .Net Framework 2.0 SP2 Beta のインストール中またはアンインストール中に、"セットアップを続行する前に、以下のアプリケーションを閉じてください" というメッセージが表示されます。
このアプリケーションの一覧にセットアップ プログラム自体が含まれ、"Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 (Beta) セットアップ" と表示されます。
この問題を解決するには
[無視] をクリックし、セットアップを続行します。
2.1.7. コンピュータに Microsoft .NET Framework 3.5 Client Beta 1 がインストールされている場合は、Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 Beta をインストールできない
※ Microsoft .NET Framework 3.5 Client は Microsoft .NET Framework 3.5 のサブセットに相当する製品であり、Microsoft .NET Framework 3.5 とは異なる製品です。また、今回日本語版でのMicrosoft .NET Framework 3.5 Client のリリースは提供していません。
コンピュータに Microsoft .NET Framework 3.5 Client Beta 1 がインストールされている場合は、Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 Beta をインストールできません。
この問題を解決するには
- [プログラムの追加と削除] を開きます。
- "Microsoft .NET Framework 3.5 Client Beta 1" をアンインストールします。
- "Microsoft .NET Framework 3.0 Client Beta 1" をアンインストールします。
- "Microsoft .NET Framework 2.0 Client Beta" をアンインストールします。
2.1.8. SP1 Beta で .NET Framework のセットアップ エラーが発生する
Windows XP では、インターネット インフォメーション サービス (IIS) のセットアップの失敗が警告ではなくエラーとして処理されるため、.NET Framework のセットアップ プログラムが失敗します。この問題は、既に .NET Framework 3.0 がインストールされているコンピュータでは発生しません。
この問題を解決するには
.NET Framework を再インストールします。
2.1.9. .NET Framework 2.0 SP2 のインストール時に .NET Framework 2.0 または 2.0 SP1 のアップグレードに失敗する
.Windows XP、Windows Server 2003、または Windows 2000 が実行されているコンピュータで、.NET Framework 2.0 または 2.0 SP1 がインストールされている場合、NET Framework 2.0 SP2 のインストールが失敗します。
.NET Framework 2.0 SP2 セットアップは、.NET Framework 2.0 および 2.0 SP1 の以前のバージョンをアンインストールするメジャー アップグレードです。Windows インストーラが以前のバージョンをアンインストールする場合は、キャッシュされたインストール データベースおよびすべての更新プログラムを使用する必要があります。Windows インストーラによるアンインストール操作中に、以前にインストールされた更新プログラムのインストール パッケージがキャッシュまたは元のソースの場所から発見されなかった場合、インストールが失敗します。不完全なロールバックが発生した場合、このインストールの失敗の影響により、.NET Framework を使用するアプリケーションが正常に動作しない可能性もあります。
この問題は次の 2 つの理由のいずれかにより発生します。
Windows インストーラ キャッシュで必要なファイルが見つからない
Windows インストーラ キャッシュは、製品の修復、更新、およびアンインストールに不可欠です。したがって、キャッシュの内容を削除または変更しないでください。キャッシュの内容を変更すると、Windows インストーラ ベース製品を更新または修復しようとしたときにソースを要求される場合があります。
Windows インストーラがキャッシュを探しても、Windows インストーラ更新プログラム (.msp) ファイルが見つからない場合があります。.msp ファイルが失われる一般的な理由として次の 2 つが挙げられます。
- ディスクにある大きなファイルまたはあまり使用されないファイルを見つけて削除するツールを実行した。
- %windir%\Installer ディレクトリの所有者が SYSTEM または Administrators から変更された。
この問題が発生した場合は、失敗したインストールの Windows インストーラ ログに次のメッセージが見つかります。
MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:843]: Couldn't find local patch 'C:\WINDOWS\Installer\a4784a.msp'.Looking for it at its source.MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:843]: Resolving Patch source.
.NET Framework 2.0 SP2 のインストール時にこの問題が発生した場合は、Microsoft .NET Framework 登録修正ツールを使用して問題を解決できます。このツールでは、更新に固有のすべての修正プログラムまたは更新プログラムの登録を削除することにより、メンテナンス インストールで固有の .msp ファイル読み込みが試行されないようにして、問題を解決します。
また、インストーラ キャッシュを再ビルドすることで問題を解決することもできます。次の例に示すように、修正プログラムまたは更新プログラムのサポート技術情報の番号は、通常、"Resolving Patch source" に続く行で見つけることができます。
MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:859]: SOURCEMGMT: Source is invalid due to missing/inaccessible package.
MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:859]: Note:1: 1706 2: -2147483647 3: NDP20-KB917283-X86.msp
この例で Windows インストーラ キャッシュを修正するには、次の手順を実行します。
- 次の Microsoft Web サイトにアクセスします。
http://support.microsoft.com/kb/917283 (http://support.microsoft.com/kb/917283)
この URL に含まれるサポート技術情報の記事番号は、Windows インストーラ キャッシュを修正する対象となる修正プログラムまたは更新プログラムのサポート技術情報の記事番号で置き換えることができます。
- 更新プログラムをダウンロードします。
- /x コマンド ライン スイッチまたは /extract コマンド ライン スイッチを使用して、修正プログラムまたは更新プログラムに含まれる .msp ファイルを展開します。
- 展開した .msp ファイルを失われたファイルの場所にコピーします。この例では、%windir%\Installer\a4784a.msp です。
修正プログラム登録または更新プログラム登録が壊れている
修正プログラムまたは更新プログラムが Windows インストーラ ベース製品にインストールされた後で、修正プログラム登録または更新プログラム登録が壊れる場合があります。サードパーティのレジストリ クリーナーにより特定のレジストリが削除された場合に、この問題が発生することがあります。これらのキーには、Windows インストーラが内部で使用するためのキーが含まれます。この場合は、次のような "Resolving Patch source" メッセージがログに表示されます。
MSI (s) (CC:5C) [03:02:56:181]: Couldn't find local patch ''.Looking for it at its source.
MSI (s) (CC:5C) [03:02:56:181]: Resolving Patch source.
修正プログラムまたは更新プログラムの登録情報が失われているために、ログ メッセージに修復プログラムまたは更新プログラムの場所が示されません。この場合、修正プログラムまたは更新プログラムは製品に登録されているにもかかわらず、修正プログラムまたは更新プログラムの場所情報がありません。ファイルが存在する可能性はありますが、Windows インストーラは読み込みに必要なファイルのパスを認識できません。
.NET Framework 2.0 SP2 のインストール時にこの問題が発生した場合は、Microsoft .NET Framework 登録修正ツールを使用して問題を解決できます。このツールでは、この Service Pack に固有のすべての修正プログラムまたは更新の登録を削除することにより、メンテナンス インストールで修正プログラムまたは更新プログラムのパッケージの読み込みが試行されないようにして、問題を解決します。
この問題を解決するには
.NET Framework 2.0 SP2 のインストールが失敗し、"原因" セクションで記述されているように "Resolving Patch source" というメッセージがインストール ログ ファイルに表示された場合は、Microsoft .NET Framework 登録修正ツールを使用して問題を解決できます。
Microsoft .NET Framework 登録修正ツールは、"原因" セクションに記述されている問題を両方とも解決します。
次のファイルを Microsoft ダウンロード センター (http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=0ba6038c-061e-4b4a-9be9-96a323701260) から入手できます。
Microsoft ダウンロード センターには、.NET Framework 2.0 がサポートする各プロセッサ アーキテクチャ (x86、x64、および IA-64) にそれぞれ対応するバージョンのツールが用意されています。ほとんどのお客様は 32 ビット バージョンのオペレーティング システムを利用しています。したがって、このような方はこのツールの x86 バージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。
管理者は、/q コマンド ライン スイッチまたは /quiet コマンド ライン スイッチを渡すことにより、このユーティリティをスクリプト内で使用することもできます。この方法により、ユーザー インターフェイスもブロック スクリプトも使用することなく、サイレント モードでアプリケーションを実行できます。
このツールは、%TEMP%\dd_clwireg.txt フォルダに実行中のログを書き込みます。このログでは、ツールが行っている処理の詳細な情報を確認できます。
注意
- Microsoft .NET Framework 登録修正ツールは、.NET Framework の現在の任意のバージョンで使用できるように設計されています。
- このユーティリティを実行するには管理者である必要があります。
既知の問題はありません。
2.3.1 一般的な問題
既知の問題はありません。
2.3.2.1 HTTP POX は OneWay コントラクトを使用して作成できない
OneWayBindingElement クラスは、クライアント側チャネルを作成する目的で用意されており、応答として null メッセージが想定されています。それ以外の応答が返されると、ProtocolException エラーが発生します。標準的なメッセージ エンコーダで返されるメッセージのメッセージ本文は、空ではありません。ただし、POX/REST のシナリオでは、メッセージ本文ではなく HTTP ヘッダーのみに基づいてメッセージを処理する場合があります (たとえば、200 を成功とし、それ以外は失敗とします)。このようなシナリオの場合、メッセージ エンコーダでは HTTP ヘッダーに基づいて null メッセージを返すことができないため、クライアント側で OneWay コントラクトを使用できません。
この問題を解決するには
チャネル スタック構成では、OneWayBindingElement と HttpTransportBindingElement の間に HTTP 応答ステータス コードをチェックするフィルタを追加します。成功した場合、コードは null を返します。それ以外の場合は、元の応答メッセージを返します。応答をフィルタ処理するカスタム バインディング要素を使用すると、最終的な構成は次のようになります。
CustomBinding binding = new CustomBinding(
new OneWayBindingElement(),
new MyMessageFilterByHttpHeaders(),
new TextMessageEncodingBindingElement(),
new HttpTransportBindingElement()
);
binding.Elements.Find<MessageEncodingBindingElement>().MessageVersion = MessageVersion.None;
2.3.2.2 AllowNtlm を false に設定した場合の Windows XP の問題
WCF で、clientCredentialtype プロパティを Windows に指定し、クライアント資格情報をネゴシエートすると、NTLM をネゴシエーション パッケージとして使用できます。WSHttpBinding と WS2007WttpBinding の既定の動作は、Windows クライアント資格情報のネゴシエートです。この WCF の動作は、allowNtlm プロパティを変更することで制御できます。.config ファイル内の endpointBehavior タグの中で、clientCredentials タグを使用します。コード内で、WindowsClientCredentials のプロパティを設定します。SP1 では動作に変更が加えられており、Windows XP 以降のすべてのバージョンの Windows で動作する WCF に影響します。allowNtlm を false に設定すると、.NET Framework Version 3.0 および 3.5 の WCF では、spnego でネゴシエーション パッケージとして Kerberos を使用するように指定されます。この SP1 の動作変更では、ネゴシエーション レイヤに追加情報を渡すことで NTLM を除外しています。この変更により、新しい SSPI パッケージが将来のバージョンの Windows でサポートされ、使用できるようになった場合に、その SSPI パッケージをネゴシエートすることができます。ただし、この機能は Windows XP では使用できません。AllowNtlm を false に設定した場合、問題が発生します。
この問題を解決するには
AllowNtlm を false に設定するときに、SecureConversation を false に設定します。
2.3.3.1 Windows Vista を対象とした重要な要件
Windows Presentation Foundation (WPF) アプリケーションをこのパッケージと共に実行するには、Windows Vista SP1 をインストールしているか、Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (以下のどちらか) をインストールする必要があります。
既知の問題はありません。
3.1. Visual Studio 2008 Service Pack 1 Beta リリース ノート : http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=110456
3.2. Visual Studio 2008 Express Editions リリース ノート :http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=111607
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