Java Language Conversion Assistant 2.0

Java Language Conversion Assistant 2.0 (JLCA) へようこそ。JLCA は、Java 言語で記述したプロジェクトを Visual C# および .NET Framework に変換するためのツールです。ここでは、JLCA の一連の機能、システム要件、およびこのリリースの既知の問題について説明します。

機能

JLCA 2.0 は、以下のような大部分の Java 言語の構文を変換します。

このリリースの JLCA には、以下のドキュメントも同梱されています。

JLCA 1.0 の機能の強化

このリリースでは、JLCA 1.0 の機能に対して以下のような点が強化されています。

システム要件

JLCA 2.0 のインストールに関するシステム要件を以下に示します。

プロセッサ Pentium II クラスの 450 MHz プロセッサを搭載した PC
推奨 : Pentium III クラスの 600 MHz プロセッサ
RAM Windows 2000 Professional : 96 MB
Windows 2000 Server : 192 MB
推奨 : Professional の場合は 128 MB、Server の場合は 256 MB

Windows XP Professional : 160 MB
Windows XP Home : 128 MB
推奨 : Professional の場合は 256 MB、Home の場合は 160 MB

Windows Server 2003: 192 MB
推奨 : 256 MB
ハード ディスクの空き容量 110 MB
オペレーティング システム Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003
ディスプレイ 1,024 x 768、256 色
推奨 : ハイカラー (16 ビット)
マウス マイクロソフト製マウスまたはこれと互換性のあるポインティング デバイス
必要なソフトウェア Microsoft Visual Studio .NET 2003 Professional、Enterprise Developer、Enterprise Architect、または Academic
- または -
Microsoft Visual C# .NET 2003 Standard (Visual C# と Java Language Conversion Assistant 1.0 の両方をインストール済みのもの)

パフォーマンスは、最低システム要件に合わせて調整されているわけではありません。RAM の容量をシステム構成の推奨値より大きくすると、パフォーマンスが向上します。これは、複数のアプリケーションを実行する場合、大規模プロジェクトを処理する場合、エンタープライズレベルの開発を行う場合に特に有効です。

Microsoft Windows 2000 Datacenter Server はサポートされません。

ドキュメントのインストールと利用

Java Language Conversion Assistant のドキュメントは、製品とは別にインストールする必要があります。 このドキュメントをインストールして、変換対象コードのエラー メッセージを確認できるようにする必要があります。

インストール後は、[MSDN ライブラリ] の下にある目次の個別のエントリからこのドキュメントにアクセスできます。

目次からヘルプにアクセスするには、次の手順に従ってください。

変換対象のコードからヘルプにアクセスするには、次の手順に従ってください。

HTML エディタで表示されているコメントなど、クリックできないコメントもあります。その場合は、引用符で囲まれた文字列をコピーして、ヘルプの [検索] ボックスに貼り付けてください。

既知の問題

このリリースに関する以下の問題は、ドキュメントには記載されていません。

プロジェクト名や仮想ルート名の DBCS が原因で読み取り不可能な Csproj.webinfo ファイルが作成されることがある

Web アプリケーションの変換時に、2 バイト文字セット (DBCS) の文字を含むプロジェクト名、VJP ファイル名、または仮想ルート名を指定した場合、JLCA では破損した Csproj.webinfo ファイルが生成されることがあります。このファイルは、Visual Studio .NET では読み取ることができず、変換したアプリケーションは開けなくなります。

破損した Csproj.webinfo ファイルを修復するには、次の手順に従ってください。

  1. Visual Studio .NET で [ファイル] メニューの [開く] をクリックします。
  2. 破損している Csproj.webinfo ファイルを選択し、[OK] をクリックします。
  3. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。
  4. [保存] の右側にある矢印をクリックし、[エンコード付きで保存] を選択します。
  5. [はい] をクリックして、ファイルを再保存します。
  6. [エンコード] ボックスの [Unicode (UTF-8 シグニチャ付き) - コードページ 65001] をクリックし、[OK] をクリックします。

これで、ファイルは正しく読み取られます。

アクションを伴う変数の作成がサポートされない

JLCA 2.0 は、アクションを伴う新しい変数を作成するタグ ライブラリ コードの変換をサポートしません。変換対象のコードにこうしたステートメントが含まれている場合、ステートメントは変換後のプロジェクトにそのままコピーされます。これに該当するのは以下のクラスです。