更新日 : 2007 年 1 月 24 日

Microsoft SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2) では、以下のコンポーネントで新機能が追加され、機能が強化されています。

注 :
このトピックで紹介する機能の中には、SQL Server 2005 Express Edition SP2 でサポートされていないものもあります。SQL Server 2005 Express Edition SP2 でサポートされている機能には、そのことを明記しています。

機能領域

Analysis Services

  • Microsoft Office の 2007 バージョンに用意されているビジネス インテリジェンス機能をすべてサポートするには、SQL Server 2005 Analysis Services SP2 をインストールする必要があります。SP2 がインストールされていない Analysis Services のインスタンスに対してこれらの機能を実行すると、SP2 を必要とする Microsoft Office の機能が無効になります。

  • ローカル キューブとセッション キューブの機能が大幅に向上しました。

  • サブセレクト、合計の計算、パーティション処理の NUMA 最適化、パーティション クエリのスケーラビリティ、不規則階層、表示部分の合計、ROLAP ディメンション、セルの書き戻し、多対多ディメンション、ドリルスルー、準加法メジャー、単項演算子、およびストアド プロシージャに関して、パフォーマンスとスケーラビリティが向上しました。

  • ユーザー定義の階層が自然階層として定義されていない場合に警告メッセージが表示されるようになりました。

  • MDX ドリルダウン*関数に新しい引数が追加され、特定の組に対してのみドリルダウンを指定できるようになりました。

  • SCOPE_ISOLATION プロパティが MDX の CREATE メソッドに追加されました。

    このプロパティを使用すると、キューブ内の計算を実行した後ではなく実行する前に、セッション スコープの計算とクエリ定義の計算を解決できます。

  • さまざまな機能とパフォーマンスに関連する実装が強化されました。具体的には、増分処理、使用法に基づく集計デザイン アルゴリズム、旧バージョンおよび新バージョンとの互換性、親子階層のセキュリティ、パーティション クエリのスケーラビリティ、セルの書き戻し、およびタイム インテリジェンス ウィザードの各機能が向上しました。

  • ニューラル ネットワーク ビューアのパフォーマンスと機能が向上し、入れ子になった複数のテーブルがサポートされました。

  • よく使用される属性をキャッシュすることによって、Naive Bayes 予測のパフォーマンスが向上しました。

  • スパース トレーニング データ セットのメモリを有効に活用し、エラーの計算時に複数のスレッドを有効に活用することによって、ニューラル ネットワークのトレーニングが強化されました (SQL Server 2005 Enterprise Edition の機能)。

  • ローカル マイニング モデルを使用したデータ マイニング ビューアが制限付きでサポートされました。

  • データ マイニング ビューア コントロールの再配布は ADOMD.NET に依存するようになりました。

    新しい redist ファイルは、Service Pack 2 の後に提供される Feature Pack で入手できます。

重要 :
Mosha Pasumansky の Microsoft OLAP ブログでの SP2 の詳細については、Microsoft TechNet Web サイトの「SQL Server 2005 – Analysis Services」ページにある「Community」を参照してください。

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データベース エンジン

  • SQL Server データベース サービスのインストールにより、メンテナンス プランがサポートされました。SP2 がリリースされる以前は、サーバーのみのインストールでメンテナンス プランを実行するために、SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) をインストールする必要がありました。

  • 現在のメンテナンス プランでは、マルチサーバー環境、リモート サーバーへのログ記録、および複数のスケジュールがサポートされるようになりました。詳細については、「マルチサーバー メンテナンス プランを作成する方法」、「メンテナンス プランを作成する方法」、および「メンテナンスのプランとサブプランを追加または削除する方法」を参照してください。

  • SQL Server 2005 Enterprise Edition に追加された新機能では、別の保存形式を使用して、既存の decimal および numeric の各データ型を保存するために必要なディスク領域を最小化できます。この機能を使用するためにアプリケーションを変更する必要はありません。vardecimal という名前の新しい保存形式では、10 進数データと数値データを可変長列として保存します。また、新規または既存のテーブルに対して、テーブル レベルでこの保存形式を有効または無効に設定できます。有効桁数が大きい decimal 列または numeric 列を宣言した場合に、その列のほとんどの値で多くの桁数を必要としないときは、テーブルを保存するために必要なディスク領域を大幅に削減できる可能性があります。新しい保存形式を使用した場合に行の平均サイズをどの程度縮小できるかを推定するために、新しいストアド プロシージャが用意されています。詳細については、「可変長での 10 進数データの保存」を参照してください。

  • ログオン トリガ情報セキュリティ国際評価基準 (Common Criteria) 準拠オプションsp_configure に追加され、SQL Server 2005 Enterprise Edition で情報セキュリティ国際評価基準 (Common Criteria) がサポートされました。詳細については、「Common Criteria Certification」を参照してください。

  • sqllogship アプリケーションがサポートされました。このアプリケーションは、バックアップ、コピー、復元の各操作と、ログ配布構成のための関連クリーンアップ タスクを実行します。

  • プラン キャッシュ機能の強化によりシステム パフォーマンスが向上し、使用可能な物理メモリをデータベース ページに有効活用できるようになったほか、新しい sys.dm_exec_text_query_plan テーブル値関数を使用することによって、128 以上の XML 入れ子レベルを含むテキスト XML クエリ プランを返せるようになりました。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • リレーショナル エンジン機能に関連した SMO

    • Table.CheckIdentityValue() により、完全修飾オブジェクト名のスキーマ名が正しく生成されます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

    • Column.AddDefaultConstraint() は、SQL Server 2000 データベース インスタンスのテーブル列に対して作用します。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

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Integration Services

  • ログ記録を有効にし、ログ記録にパッケージの診断イベントを選択できるようにすることで、パッケージと外部データ ソースとの対話のトラブルシューティングを実行できるようになりました。外部データ プロバイダとの対話中には、多くのパッケージ エラーが発生します。しかし、こうしたプロバイダは、多くの場合、トラブルシューティングを始めるのに十分な情報を提供するメッセージを Integration Services に返しません。次の一覧に示す Integration Services コンポーネントから、外部データ プロバイダのすべての呼び出しの前後で、ログにメッセージを書き込むことができるようになりました。このメッセージには、OLE DB の Connection オブジェクトの Open メソッドや Command オブジェクトの ExecuteNonQuery メソッドなど、呼び出されるメソッドの名前が含まれます。ログ記録を有効にしてパッケージの診断イベントを選択すると、これらのメッセージを表示できます。

    • OLE DB 接続マネージャ、OLE DB ソース、および OLE DB 変換先

    • ADO.NET 接続マネージャおよび ADO.NET DataReader ソース

    • SQL 実行タスク

    • 参照変換

    詳細については、「パッケージ実行のトラブルシューティング」を参照してください。

  • Integration Services および SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードでは、Microsoft Office 12.0 Access Database Engine OLE DB プロバイダから、Microsoft Office Access 2007 および Excel 2007 のデータ ソースに接続できるようになりました。

    Microsoft Jet OLE DB プロバイダを使用して、Access 2007 および Excel 2007 のデータ ソースにアクセスすることはできません。Excel 2007 のデータ ソースに接続するには、OLE DB 接続マネージャと OLE DB ソースおよび変換先を使用する必要があります。Excel 2003 以前のデータ ソースに接続するには、引き続き Excel 接続マネージャと Excel ソースおよび変換先を使用します。

    Excel データ ソースへの接続の詳細については、「Excel 接続マネージャ」を参照してください。

  • SQL 実行タスクの BypassPrepare プロパティの値は、既定で True に変更されました。

    以前のバージョンでは、BypassPrepare プロパティの値は、ステートメントが常に準備されることを示す False でした。SP2 では、クエリは既定で準備されません。これにより、パラメータ プレースホルダ ("?") を使用するステートメントを準備したときに一部のプロバイダで発生していたエラーが解消されます。

    SQL 実行タスクの詳細については、「SQL 実行タスク」を参照してください。

  • 変数名を要求する一部のデータ フロー コンポーネントのプロパティに対して変数を選択する際に、コンボ ボックスを使用できるようになりました。

    以前のバージョンでは、変数名をフリー テキストとして入力して、変数名を要求するプロパティ (OLE DB ソースの OpenRowsetVariable プロパティなど) の値を指定する必要がありました。このコンボ ボックスには、システム変数を含む選択可能な変数がすべて表示されます。

  • 参照変換では、キャッシュされた最終的な行数が報告されるようになりました。

    完全キャッシュ モードの参照変換は、タイマによってアクティブ化される関数を使用して、キャッシュされた行数を報告します。以前のバージョンでは、この関数を実行しても、キャッシュされた最終的な行数が必ずしも報告されるとは限りませんでした。SP2 の参照変換では、完全キャッシュ モードでキャッシュされた最終的な行数を示す新しい情報メッセージが表示されます。このメッセージは、[進行状況] ウィンドウに表示され、OnInformation イベントによって記録されます。

    参照変換の詳細については、「参照変換」を参照してください。

  • SQL 実行タスクに文字列パラメータの ParameterSize プロパティが追加されました。

    以前のバージョンでは、文字列パラメータのサイズが既定で 0 に設定されていたため、文字列出力パラメータを返すストアド プロシージャを実行するために ADO.NET 接続を使用すると、SQL 実行タスクが正常に完了しませんでした。SP2 では、SQL 実行タスクで使用されるパラメータに ParameterSize プロパティが追加され、文字列出力パラメータに必要なメモリを割り当てることができます。<列名>_IsNull プロパティを True に設定すると、スクリプト コンポーネントでエラーが発生するようになりました。

  • スクリプト コンポーネント内の列の IsNull プロパティは、不適切に使用された場合に警告を行うようになりました。

    スクリプト コンポーネントによって生成されるコードには、入力列と出力列のそれぞれに対応する <列名> プロパティと <列名>_IsNull プロパティが含まれています。<列名>_IsNull プロパティは、プロパティの値を True に設定して列に NULL 値を指定できるようにするために使用します。NULL 以外の値を指定するには、<列名> プロパティに値を割り当てる必要があります。以前のバージョンでは、<列名>_IsNull を False に設定すると、プロパティは暗黙的に True にリセットされました。SP2 のスクリプト コンポーネントでは、プロパティの使用法が間違っていることを示す警告メッセージが表示されます。

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レプリケーション

  • Enterprise Edition では、データベース スナップショットを使用して、スナップショット パブリケーションおよびトランザクション パブリケーションに対するサブスクリプションを初期化できるようになりました。この操作を行うには、sync_method パブリケーション プロパティに database snapshot または database snapshot character という値を指定します。データベース スナップショットには、スナップショットの生成中にパブリケーション データベースでのロック競合を削減する、堅牢なスナップショット処理のメカニズムの基盤が用意されています。詳細については、「sp_addpublication」を参照してください。

  • マージ レプリケーションでは、データ変更の追跡に使用されるトリガ、ストアド プロシージャ、およびビューを再生成するストアド プロシージャが用意されました。詳細については、「sp_vupgrade_mergeobjects」を参照してください。

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Reporting Services

  • Windows SharePoint Services 3.0 または Microsoft Office 2007 SharePoint Server とレポート サーバー インスタンスを統合すると、レポート サーバー アイテムの保存、保護、アクセス、および管理を SharePoint サイトから一元的に行うことができます。この統合機能を使用するには、SP2 だけでなく、専用の Reporting Services アドインをダウンロードして、お使いの SharePoint テクノロジのインスタンス上にインストールする必要があります。

    新しいレポート ビューアの Web パーツは、SharePoint テクノロジのインスタンス上にインストールした Reporting Services アドインに含まれています。Web パーツとその他の統合機能の詳細については、「Reporting Services と SharePoint テクノロジの統合」および「SharePoint 統合モードで Reporting Services がサポートする機能」を参照してください。

  • SQL Server 2005 Reporting Services (SSRS) では、複数の値を持つレポート パラメータに対して有効な値の一覧を作成した場合に、[すべて選択] チェック ボックスが自動的に追加されていました。ところが、SQL Server 2005 Service Pack 1 (SP1) にアップグレードした場合、この [すべて選択] チェック ボックスは使用できなくなっていました。SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2) では、[すべて選択] チェック ボックスが復元されています。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

    詳細については、「SQL Server 2005 Reporting Services における重大な変更」を参照してください。

  • Reporting Services には、Hyperion System 9.3 BI+ Enterprise Analytics データ ソースにアクセスするための Microsoft .NET Data Provider for Hyperion Essbase が追加されました。この新しいデータ処理拡張機能には、多次元式 (MDX) クエリを対話的に作成するためのグラフィカルなクエリ デザイナが用意されています。Microsoft .NET Data Provider for Hyperion Essbase は、これらの MDX クエリを Hyperion System 9 BI+ Analytic Provider Services 9.3 に送信します。その後、このサービスによって、Hyperion Essbase OLAP リポジトリにクエリを実行してデータを取得するために必要な構造が作成されます。Microsoft .NET Data Provider for Hyperion Essbase では Hyperion System 9.3 Beta 2 が必要です。Hyperion Essbase をデータ ソースとして使用するには、Hyperion System 9.3 Beta 2 をデータ ソース サーバー上にインストールしておく必要があります。Hyperion System 9.3 Beta 2 の取得方法については、hyperion@microsoft.com までお問い合わせください。

    詳細については、「レポート データセットの定義 (Hyperion Essbase データベースの多次元データ)」および「Microsoft .NET Data Provider for Hyperion Essbase を使用するための Reporting Services の構成」を参照してください。

  • バージョン 9.2.0.3 以降で実行される Oracle データ ソースからのレポート モデル生成はサポートされています。Oracle ベースのモデルは、レポート マネージャ、Management Studio、またはモデル デザイナを使用して生成できます。

    Oracle クライアントは、レポート サーバーと、レポート サーバーにリモート アクセスするすべてのクライアント コンピュータにインストールされている必要があります。Oracle クライアント ディレクトリは、システム パス内にある必要があります。また、レポート サーバー Windows サービスとレポート サーバー Web サービスには、このディレクトリのファイルに対するアクセス許可を与えておく必要があります。

    詳細については、SQL Server Books Online の「Oracle ベース レポート モデルの作成と使用」を参照してください。

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共有ツール

メンテナンス プラン

  • 複数のスケジュール。メンテナンス プラン デザイナで、1 つのメンテナンス プランに対して複数のサブプランを使用できるようになりました。各サブプランでは、メンテナンス タスク用の独立したスケジュールを保持できます。

  • 複数サーバーの管理。メンテナンス プランは、マスタ サーバー (MSX) および対象サーバー (TSX) を使用して複数のサーバーで機能します。

  • "メンテナンス プラン ウィザード" では、SQL Server 2000 にあった機能で実装が待たれていた "メンテナンス クリーンアップ タスク" が利用できるようになりました。このタスクを使用すると、メンテナンス プランの実行後に残っていたファイルを削除できます。

  • 個々のタスクに対する機能の強化。

    • データベースのバックアップ メンテナンス プラン タスクには、以前に SQL Server 2000 で使用できたバックアップ有効期限オプションを指定する機能が追加されました。

    • データベースのバックアップ メンテナンス プラン タスクでは、バックアップ フォルダが既定以外の場所に設定されている場合、その場所が変更されなくなりました。

    • データベースのバックアップ メンテナンス プラン タスクでは、システム データベースの差分バックアップとトランザクション ログ バックアップを作成するためのオプションに誤った設定を指定できないようになりました。

    • 履歴クリーンアップ メンテナンス プラン タスクには、時間単位でファイルを削除するオプションを設定する機能が追加されました。

    • 統計の更新タスクには、SQL Server 2000 の保守計画で選択できたフル スキャンまたはサンプル サイズに関するオプションが含まれています。

Management Studio のレポート

  • カスタム レポート。ユーザーは、各自の管理レポートを Management Studio に統合できるようになりました。詳細については、「Management Studio のカスタム レポート」を参照してください。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • 使用方法の拡張。オブジェクト エクスプローラのショートカット メニューから、Management Studio のレポートを開くことができるようになりました。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • 使いやすさの向上。各レポートは、専用のウィンドウで開きます。これにより、ユーザーは簡単にレポートを比較することができます。また、最近使用されたレポートの履歴が保持されます。そのため、ユーザーはよく使用するレポートをすぐに開くことができます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • スケーラビリティの強化。データベースのディスク使用量レポートなどのさまざまな定義済みレポートで、多数のオブジェクトを処理する場合のパフォーマンスが向上しました。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

    • データベースのディスク使用量に関するレポートは 5 つのレポートに分割され、レポートの全般的なパフォーマンスが向上しました。以前のバージョンでは、1 つのレポートにすべての情報が表示され、サイズの大きなデータベースのレポートを表示する際に時間がかかる原因となっていました。新しいディスク使用量レポートには、データベースが使用する最上位のデータ ファイルとログ ファイルのみが表示されます。その他のレポートには、上位 1,000 テーブルに関するテーブルごとのディスク使用量、テーブルごとのディスク使用量、パーティションごとのディスク使用量、インデックスの物理統計がそれぞれ表示されます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

    • データベースのディスク使用量レポートでは、すべてのインデックスの再構成が推奨されていましたが、代わりに sys.dm_index_usage_stats の推奨設定に基づくようになりました。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

スクリプティング

  • スクリプトの生成。オブジェクト エクスプローラで [ツール] メニューの [オプション] をクリックすると表示される新しいスクリプト ダイアログ ボックスを使用すると、オブジェクトのスクリプトを作成する方法を制御できます。このダイアログ ボックスでは、"スクリプト作成ウィザード" の生成の既定値を制御することもできます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • "スクリプト作成ウィザード" の生成。スクリプト化されたオブジェクトで CREATE ステートメントの前に DROP ステートメントを含めることを指定できるようになりました。オブジェクトを別々のファイルにスクリプト化できます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • Transact-SQL スクリプトを開くときに、接続に関して表示されるメッセージが減りました。Management Studio は、その時点の状況に応じて接続を決定します。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

データベース メール

  • DatabaseMail90.exe に渡すパラメータをカスタマイズできるようになりました。

  • これまで顧客と SQL Server カスタマ サポートは、データベース メールの構成が不適切である場合にその箇所をすばやく特定することが困難でしたが、エラー報告の機能が強化されました。今後、ユーザーは問題箇所に関して、より多くの情報を得ることができます。

データベース コピー ウィザード

  • このウィザードでは、個々のオブジェクトに対して多数の問題を検出できるため、信頼性が高まっています。

  • 詳細なログ記録。サーバーの運用時には詳細なログ記録ファイルが作成されるため、運用に関して問題が発生した場合にこれらのファイルを調査して問題を診断できます。

  • SMO メソッドを使用したオンライン データベース転送の信頼性の向上。

    • ストアド プロシージャ、ジョブ、パッケージ、メッセージ、エンドポイント、LOGIN

    • 権限 (明示的な GRANT/DENY)

SQL Server Management Studio Express

  • ユーザーは、SQL Server Compact Edition データベースを管理できるようになりました。

  • Management Studio のレポートとカスタム レポートを、SQL Server 2005 Express Edition で実行できるようになりました。

Service Pack のセットアップと修正プログラムのインストーラ

  • いくつかの問題が原因で、Service Pack 1 をインストールできない場合がありました。中心となる製品や更新のインストーラでは、こうした問題の大部分は修正されています。

その他

  • グラフィカルなプラン表示。ノード間の間隔が縮小され、プランに関する情報をより多く表示できるようになりました。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • "リンク サーバー"。[新しいリンク サーバー] ダイアログ ボックスで、[接続テスト] ボタンを利用できるようになりました。オブジェクト エクスプローラの "リンク サーバー" ノードに、システム カタログとユーザー データベース オブジェクトが表示されるようになりました。リンク サーバーの作成直後に、そのノードを展開して、リモート サーバーのテーブルとビューを表示できます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • 権限の表示。ユーザーは、個別に許可、取り消し、または拒否が設定された、プリンシパルのセキュリティ保護可能なリソースの一覧を自動的に表示できます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [データベースの復元] ダイアログ ボックスは、1 つの .bak ファイル内に複数のデータベースがバックアップされている場合、1 つのデータベースを復元します。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [データベースの復元] ダイアログ ボックスでは、バックアップ場所のパスを編集できるため、未割り当てのネットワーク ドライブをバックアップの復元に使用できます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [データベースの復元] ダイアログ ボックスでは、特定の時点への復元を行うときに、ヨーロッパの日付/時刻形式が認識されます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [データベースのアタッチ] ダイアログ ボックスでは、Windows ドメイン ユーザー アカウントに [BUILTIN\Administrators] としてマップされているログインのデータベース所有者を変更できます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスでは、NULL デバイスをバックアップ先として使用できます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスを Management Studio Express と共に使用すると、SQL Server Desktop Engine (MSDE 2000) データベース インスタンス上のデータベースをバックアップできます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [データベースのプロパティ] ダイアログ ボックスのパフォーマンスが大幅に向上し、多数のファイルとファイル グループから成るデータベースを有効にサポートできるようになりました。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

  • [フルテキスト カタログのプロパティ] ダイアログ ボックスでは、スケジュールを使用して SQL Server データベースの名前付きインスタンスのインデックスを作成できます。

  • [サーバーのプロパティ] ページ ([セキュリティ] ページ) を使用すると、SQL Server 2005 Enterprise Edition で情報セキュリティ国際評価基準 (Common Criteria) オプションを有効にできます。この機能は SQL Server 2005 Express Edition SP2 でもサポートされています。

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