更新日 : 2007 年 2 月 12 日
このドキュメントの最新バージョンは、
SQL Server のドキュメント作成チームでは、ドキュメントに関するフィードバックをお待ちしています。ドキュメントに関する問題はすべて確認および調査されますが、ここでは技術的な質問への回答は行われません。ドキュメントに関する問題以外の技術的な問題については、「 可能であれば英語で |
目次
1.0 はじめに
2.0 ダウンロードとインストール
2.2 MSXML 6.0 Parser
2.3 SQL Server Management Studio Express
3.0 既知の問題
3.2 フルテキスト カタログ
3.3 レプリケーション サポート
3.5 ヘルプ
4.0 特記事項
4.3 ユーザー インスタンスへの接続
4.4 SQL Server Express へのリモート アクセスの構成
4.5 コミュニティ サポート
1.0 はじめに
Microsoft® SQL Server™ Management Studio Express (SSMSE) では、SQL Server™ 2005 Express Edition (SQL Server Express) と SQL Server™ 2005 Express Edition with Advanced Services (SQL Server Express) のインスタンス用のグラフィカルな管理ツールが提供されます。SSMSE では、SQL Server 2005 の任意のエディションで作成されたリレーショナル エンジン インスタンスも管理できます。SSMSE で Analysis Services、Integration Services、Notification Services、Reporting Services、および SQL Server エージェントは管理できません。SSMSE は Web から無償でダウンロードできます。
注 : |
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この製品ダウンロードでは、SSMSE をインストールするか、SSMSE の既存のインストールを更新します。また、SQL Server Express with Advanced Services Service Pack 2 (SP2) および SQL Server Express Toolkit SP2 でも SSMSE の既存のインストールを更新できます。 |
2.0 ダウンロードとインストール
SSMSE をインストールする前に、.NET Framework 2.0 と MSXML 6.0 Parser をインストールしておく必要があります。
注 : |
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コンピュータで SQL Server Express が実行されている場合、.NET Framework 2.0 と MSXML 6.0 Parser は既にインストールされている可能性があります。 |
2.1 .NET Framework 2.0
SSMSE をインストールする前に、.NET Framework 2.0 をインストールしておく必要があります。
SSMSE は、.NET Framework 2.0.50727.42 以降のバージョンでのみ動作します。このバージョン以外を使用している場合は、SSMSE が予測できない動作をする場合があります。.NET Framework 2.0.50727.42 は、
2.2 MSXML 6.0 Parser
SSMSE をインストールする前に、MSXML 6.0 Parser をインストールしておく必要があります。MSXML 6.0 は、
2.3 SQL Server Management Studio Express
SSMSE は MSDN ページ (
注 : |
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製品をダウンロードして展開する場合は、ダウンロード サイトで示される指示に従ってください。 |
3.0 既知の問題
ここでは、製品をインストールまたは実行するときに発生する問題について説明します。
3.1 サイド バイ サイド インストール
SQL Server Management Studio と SSMSE は、同じコンピュータ上にサイド バイ サイド インストールすることはできません。
注 : |
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SQL Server Management Studio は、SQL Server Express のインスタンスに接続するときに使用できます。 |
3.2 フルテキスト カタログ
SSMSE を使用してフルテキスト カタログを更新することはできません。SSMSE にはこの操作のためのツールがありません。フルテキスト カタログを更新するには、sqlcmd ユーティリティまたは Windows スケジューラを使用できます。詳細については、
オブジェクト エクスプローラでは、フルテキスト カタログ オブジェクトが表示されますが、使用できるのは [最新の情報に更新] コマンドだけです。
3.3 レプリケーション サポート
Microsoft Windows 同期マネージャでの要求時同期中に競合を手動で解決するインタラクティブ競合回避コンポーネントは、SSMSE ではサポートされていません。
3.4 SQL Server エージェント
SSMSE では、SQL Server エージェントを使用したスケジュール管理タスクはサポートされません。オブジェクト エクスプローラでは、[最新の情報に更新] コマンドだけを使用でき、このコマンドで SQL Server Express を除くすべての SQL Server インスタンスに対し、サービスの状態を更新することができます。それ以外のコマンドは、SQL Server エージェントが SQL Server Express でサポートされていないため使用できません。
3.5 ヘルプ
3.5.1 SSMSE のヘルプは製品と共にインストールされない
SSMSE のヘルプは製品と共にインストールされません。F1 キーを押すと、MSDN オンライン ヘルプが開きます。F1 キーを押すと、F1 ヘルプ トピックにアクセスできますが、SQL Server 2005 ドキュメントの目次や索引は表示されません。SSMSE に SQL Server 2005 ドキュメントを追加するには、
重要 : |
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F1 キーを押して開かれるトピックでは、SSMSE でサポートされていないユーザー インターフェイスや機能が記載されている場合があります。これは、ドキュメントが SQL Server 2005 と共にインストールされる SQL Server Management Studio 向けのものであるためです。 |
3.5.2 統合モードではヘルプが正しく機能しない
ヘルプ オプションが [統合ヘルプ ビューア] に設定されている場合、[検索] ウィンドウと [ヘルプのお気に入り] ウィンドウの一部の機能が動作しない場合があります。このような状況に対処するには、次の操作を実行します。
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SQL Server Management Studio Express を起動します。
-
[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[ヘルプ] をクリックします。
-
[全般] ページで、[次を使用してヘルプを表示する] を [外部ヘルプ ビューア] に設定します。
4.0 特記事項
4.1 オブジェクト エクスプローラの動作
SSMSE では、オブジェクト エクスプローラでデータベース エンジンのインスタンスのみがサポートされます。[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスでは、Analysis Services などの他のサービスへの接続は指定できないようになっています。
特定のデータベース エンジンのオブジェクト エクスプローラ ツリーで通常表示されるすべてのオブジェクトは、SSMSE でも表示されます。ただし、フルテキスト カタログなど、サポートされていないアイテムのオブジェクトに対して使用できるのは、[最新の情報に更新] コマンドだけです。
4.2 SQL Server Express への接続
SQL Server Express データベース エンジンのインスタンスに接続するには、[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、次のいずれかを設定します。
「.\sqlexpress」、「(local)\sqlexpress」、または「サーバー名\sqlexpress」
注 SQL Server Express の既定のインストールでは、sqlexpress というインスタンス名が使用されます。SSMSE を使用して SQL Server Express に接続するときにはこのインスタンス名を指定する必要があります。sqlexpress 以外のインスタンス名を使用している場合は、"コンピュータ名\インスタンス名" の形式で名前を指定して接続します。
4.3 ユーザー インスタンスへの接続
開発者は SSMSE を使用して、SQL Server Express のユーザー インスタンスを管理できます。SQL Server Express のユーザー インスタンスに対して SSMSE を使用するには、ユーザー インスタンスが実行されていてアクティブな状態にあることが前提です。ユーザー インスタンスを開始するには、
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[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005] の順にポイントして、[SQL Server Management Studio Express] をクリックし、SSMSE を開きます。
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[新しいクエリ] をクリックして、SSMSE で新しいクエリ エディタ ウィンドウを開きます。
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新しいクエリ ウィンドウで、次のコマンドを入力します。
USE master; GO SELECT owning_principal_name, instance_pipe_name FROM sys.dm_os_child_instances; GO
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結果が表示されたら、owning_principal_name 列でユーザー インスタンスが生成されているユーザー名を探し、instance_pipe_name 列から名前付きパイプ値をコピーします。
-
新しいデータベース接続を作成します。オブジェクト エクスプローラで [接続] をクリックし、[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、次に示すように、「np:」を前に付けて名前付きパイプ値を貼り付けます。
np:\\.\pipe\3C3DF6B1-2262-47\tsql\query
これで、SSMSE を使用してユーザー インスタンスの関連オブジェクトを管理できます。
ユーザー インスタンスの詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「管理者以外のユーザーのためのユーザー インスタンス」を参照してください。
4.4 SQL Server Express へのリモート アクセスの構成
SQL Server Express は、ローカルの名前付きパイプおよび共有メモリをリッスンします。既定のインストールを使用して SQL Server Express にリモートで接続することはできません。TCP/IP を有効にし、ファイアウォールが有効になっていることを確認する必要があります。
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[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005]、[構成ツール] の順にポイントし、[SQL Server 構成マネージャ] をクリックします。
必要な場合には、[マイ コンピュータ] を右クリックして [管理] をクリックすると [コンピュータの管理] ウィンドウを開くことができます。[コンピュータの管理] ウィンドウで、[サービスとアプリケーション] を展開し、[SQL Server 構成マネージャ] を展開します。
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[SQL Server 2005 ネットワークの構成] を展開し、次に [<InstanceName> のプロトコル] をクリックします。
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プロトコルの一覧で、有効にするプロトコルを右クリックし、[有効化] をクリックします。
プロトコルのアイコンが変わり、有効になったことが示されます。
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[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントし、[ネットワーク接続] をクリックします。
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左側のナビゲーション バーで [Windows ファイアウォールの設定を変更する] をクリックします。
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[例外] タブの [プログラムおよびサービス] ボックスに SQL Server がリストされていても例外として選択されていない場合があります。チェック ボックスをオンにすると、Windows は 1433 ポートを開き、TCP 要求を受け入れるようになります。または、SQL Server が一覧に含まれていない場合には、次の操作を行います。
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[プログラムの追加] をクリックします。
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[参照] をクリックします。
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drive:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\BINN に移動します。
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ファイル sqlservr.exe を例外のリストに追加します。
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[プログラムの追加] をクリックします。
4.5 コミュニティ サポート
次のリソースから SSMSE に関する情報を入手できます。
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MSDN フォーラム : SQL Server
質問を行います。このサイトでは、既存のニュースグループ投稿の中から、自分と同じ質問がないかを探すことができます。まずここで、同じ問題が発生している例がないかどうかを確認してください。SSMSE の投稿を参照するには、「SQL Server Tools General」(英語) をクリックします。SSMSE に関する質問を投稿する場合に、他の Microsoft ニュースグループは使用しないでください。
注 : ニュースグループでサポートされる言語は英語のみです。 -
Microsoft Connect for SQL Server
フィードバックを送信します。このサイトでは、SSMSE に関する意見や不具合の報告を送るという形で開発プロセスに参加することができます。また、他のユーザーから送られた不具合の報告や意見を検索し、投票することもできます。自分の状況に当てはまるものが見つからない場合は、新しい報告として入力してください。不具合の報告は、開発チームが問題を再現できるよう、できるだけ具体的に書いてください。開発チームで変更が加えられ、自分の報告のステータスが変わった場合に通知を受け取るよう設定することもできます。
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MSDN の SQL Server Developer Center
詳細情報を入手します。このサイトでは、SQL Server データベース、レポート システム、ビジネス インテリジェンス ソリューションを構築し、アプリケーションや Web サイトでこれらのシステムを使用できるように設定する開発者のための情報を参照することができます。
4.6 SQL Server 2005 Books Online のダウンロード可能なアップデート
SQL Server 2005 Books Online の 2006 年 4 月のアップデートから、SQL Server Express の単独の Books Online は入手できなくなります。SQL Server 2005 Books Online を SQL Server Express の主要なドキュメントとしてお読みいただけます。Books Online の 2007 年 2 月アップデートには、このサービス パックに含まれているすべての製品アップグレードが反映され、ドキュメントのその他の内容も拡充されています。このアップデートをインストールして、手元にあるドキュメントの情報を SQL Server Express SP2 対応の最新版にしておくことをお勧めします。2007 年 2 月アップデートは、