更新日 : 2006 年 11 月 9 日

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SQL Server のドキュメント作成チームでは、ドキュメントに関するフィードバックをお待ちしています。ドキュメントに関する問題はすべて確認および調査されますが、ここでは技術的な質問への回答は行われません。ドキュメントに関する問題以外の技術的な問題については、「SQL Server 2005 の参考資料の入手」を参照してください。

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目次

1.0 はじめに

Microsoft® SQL Server™ 2005 Express Edition Toolkit Service Pack 2 (SP2) には、Microsoft® SQL Server™ 2005 Express Edition と Microsoft® SQL Server™ 2005 Express Edition with Advanced Services を管理するためのツールとリソースが用意されています。また、SQL Server 2005 Reporting Services (SSRS) を使用してレポートを作成することもできます。

SQL Server Express Toolkit SP2 を使用すると、次のコンポーネントをインストールまたはアップグレードすることができます。

  • 接続コンポーネント

    クライアントとサーバー間の通信を行うためのコンポーネントをインストールします。OLEDB や ODBC 用のネットワーク ライブラリなどがこれに含まれます。

  • Business Intelligence Development Studio

    開発環境で使用するツールをインストールします。Business Intelligence Development Studio、レポート デザイナ、ソフトウェア開発キットなどがこれに含まれます。

  • ソフトウェア開発キット

    プログラマ向けのソフトウェア開発キットをインストールします。

  • Management Studio Express

    SQL Server Express のコンポーネントにアクセスし、これらのコンポーネントを構成、管理、開発するためのツールをインストールします。

    注 :
    SQL Server Express Toolkit SP2 には、SQL Server 2005 SP2 に含まれているすべてのアップデートが含まれています。SQL Server Express Toolkit SP2 は SQL Server Express Toolkit の最初のサービス パックです。

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1.1 .NET Framework 2.0

SQL Server Express Toolkit SP2 をインストールする前に、.NET Framework 2.0 をインストールする必要があります。

SQL Server Express Toolkit SP2 は、.NET Framework 2.0 でのみ動作します。このバージョン以外を使用すると、SQL Server Express Toolkit SP2 が予測できない動作をする場合があります。.NET Framework 2.0 は、マイクロソフトの Web サイトからダウンロードできます。

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1.2 インストール要件

SQL Server 2005 Express Edition Toolkit のインストール要件」では、SQL Server Express Toolkit SP2 のインストールに必要なハードウェアとソフトウェアの条件をまとめています。

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2.0 SQL Server Express Toolkit のダウンロードとインストール

SQL Server Express Toolkit SP2 は、マイクロソフト Web サイトからダウンロードできます。

注 :
製品をダウンロードしてインストールする際は、ダウンロード サイトで示される指示に従ってください。

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3.0 特記事項

ここでは、SQL Server Express Toolkit SP2 を使用する際の特記事項について説明します。このセクションは、SQL Server Express Toolkit SP2 を初めて使用するユーザーを主に対象としています。

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3.1 Business Intelligence Development Studio と Reporting Services

SQL Server Express Toolkit SP2 セットアップでは、Business Intelligence Development Studio がインストールされます。このコンポーネントは、Reporting Services でホストされるレポートを作成および変更するために必要です。Reporting Services をインストールするには、Microsoft SQL Server Express with Advanced Services (SQL Server Express) のセットアップを実行します。セットアップ プログラムの手順に従って、Reporting Services をインストールします。

注 :
SQL Server Express SP2 は、マイクロソフト Web サイトからダウンロードできます。

Reporting Services をインストールすると、レポート サーバーを使用してレポートを表示できるようになりますが、レポートを作成するには Business Intelligence Development Studio を使用する必要があります。

Business Intelligence Development Studio は、Microsoft Visual Studio 2005 の環境に SQL Server 2005 のビジネス インテリジェンス ソリューション固有の機能を加えたものです。Business Intelligence Development Studio で使用できるプロジェクト テンプレートを次に示します。いずれかのテンプレートを使用して、Reporting Services のレポート サーバー上で実行するレポートを作成できます。

  • レポート サーバー プロジェクト

  • レポート サーバー プロジェクト ウィザード

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3.2 SQL Server Management Studio Express の使用方法

SQL Server Express Toolkit を実行するとインストールされる SQL Server Management Studio Express (SSMSE) には、SQL Server Express のインスタンスで使用できるグラフィカルな管理ツールが用意されています。SSMSE では、SQL Server 2005 の任意のエディションで作成されたリレーショナル エンジン インスタンスも管理できます。SSMSE で、SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS)、SQL Server 2005 Integration Services (SSIS)、SQL Server 2005 Notification Services、SQL Server、および SQL Server エージェントは管理できません。

SSMSE は、マイクロソフト Web ページからダウンロードすることもできます。ダウンロードは無償です。

SSMSE を SQL Server Express データベース エンジンのインスタンスに接続するには
  1. [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、次のいずれかを指定します。

    • .\sqlexpress

    • (local)\sqlexpress

    • サーバー名\sqlexpress

  2. [接続] をクリックします。

    注 :
    SQL Server Express の既定のインストールでは、sqlexpress というインスタンス名が使用されます。SSMSE を使用して SQL Server Express に接続する場合は、インスタンス名を指定する必要があります。既定の名前を使用するか、または他のインスタンス名がある場合は "コンピュータ名\インスタンス名" の形式を使用します。

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3.3 Business Intelligence Development Studio のヘルプ

既定では、Business Intelligence Development Studio に SQL Server 2005 Books Online はインストールされません。したがって、F1 キーを押すと MSDN オンライン ヘルプが開きます。F1 キーを押すと、F1 ヘルプ トピックにアクセスできます。ただし、目次を表示したり、SQL Server 2005 の他のドキュメントにアクセスしたりすることはできません。SQL Server 2005 ドキュメントにアクセスするには、マイクロソフトの Web サイトから SQL Server 2005 Books Online をインストールしてください。Books Online をインストールしたら、Books Online の [目次] ペインで [SQL Server Express] フィルタを使用して、SQL Server Express Edition に関係のないコンテンツを非表示にできます。

注 :
F1 キーを押して開かれるトピックでは、SQL Server Express でサポートされていないユーザー インターフェイスや機能が記載されている場合があります。これは、ドキュメントが SQL Server 2005 の完全版向けのものであるためです。

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3.4 SQL Server Express Toolkit SP2 に関する情報を得るには

マイクロソフトでは、SQL Server Express に関して主に次の 3 つの情報源を提供しています。

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3.5 SQL Server Express Toolkit SP2 に関するフィードバックを送るには

SQL Server Express Toolkit に関するご意見や不具合の報告がありましたら、次の方法でお知らせください。

  • MSDN Product Feedback Center を使用して、SQL Server Express Toolkit SP2 の機能とユーザー インターフェイスに関する意見および不具合の報告を送信する。

  • マイクロソフトでの分析用に、エラー レポートおよび機能の使用状況データを自動送信する。詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「エラー レポートと使用状況レポートの設定 (SQL Server Express)」を参照してください。

  • SQL Server 2005 Books Online のフィードバック リンクを使用して、ドキュメントに関する意見および記載ミスの報告を送信する。

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4.0 Books Online

SQL Server 2005 Books Online の 2006 年 4 月のアップデートから、SQL Server Express の単独の Books Online は入手できなくなります。SQL Server 2005 Books Online を SQL Server Express の主要なドキュメントとしてお読みいただけます。Books Online の 2007 年 1 月のアップデートには、このサービス パックに含まれているすべての製品アップグレードが反映され、ドキュメントの強化も行われます。このアップデートをインストールして、手元にあるドキュメントの情報を SQL Server Express SP2 対応の最新版にしておくことをお勧めします。2007 年 1 月のアップデートのプレリリース版は、マイクロソフト Web サイトから入手できます。Books Online をインストールしたら、[目次] ペインで [SQL Server Express] フィルタを使用して、SQL Server Express に関係のないコンテンツを非表示にできます。SQL Server Express ドキュメントの詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「SQL Server Express Books Online の使用」を参照してください。

注 :
SQL Server 2005 Books Online の 2007 年 1 月のアップデートのプレリリース版には、情報が記載されていないトピック、情報が不完全なトピック、最新情報に更新されていないトピックなどが含まれている場合があります。SP2 の新機能に関するトピックが記載されていない場合もあります。また、新しいコンテンツや更新されたコンテンツの中には、技術上の正確さが確認されていないものもあります。このプレリリース版には、"SQL Server 2005 Books Online (2006 年 9 月)" という正確ではないタイトルが付いています。

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