この修正プログラムによって Internet Explorer の「SSL 証明確認」脆弱性が修正されます。この脆弱性は、Internet Explorer で SSL (Secure Socket Layer) セッションを利用する際に必要なデジタル証明書の処理に影響します。SSL はプロトコルの一種で、Web セッションを暗号化し、よりセキュリティを高めます。SSL セッションを利用するには、デジタル証明書を確認する必要があります。特殊な状況が重なると、Internet Explorer はデジタル証明書を正しく確認できないか、確認処理の開始に失敗する可能性があります。これによって、悪意のある Web サイト運営者は Web サイトを信頼されたサイトに見せかけ、サイトを訪問したユーザーとの SSL セッションを確立できます。今すぐダウンロードして、どのような SSL セッションでも Internet Explorer が証明書を正しく確認できるようにしてください。
この修正プログラムは、Windows 2000 Service Pack 1 (SP1) に含まれています。この中には、その他の修正プログラムも含まれています。Windows 2000 SP1 のインストールをお勧めします。注 この修正プログラムは、Internet Explorer が一部の Web サイトを正しく表示できない問題を修正するために、オリジナル版から改訂されました。Internet Explorer を使っているすべてのユーザーに、この修正プログラムをダウンロードすることをお勧めします。
この脆弱性の詳細については、セキュリティ情報の MS00-039 を参照してください。