この修正プログラムによって、Windows 2000 に存在する「Shell の相対パス」という脆弱性が修正されます。状況によっては、コンピュータに物理的にアクセスできる悪意のあるユーザーが、この脆弱性を使用して Explorer.exe 実行ファイルのコードを変更できます。このファイルは Windows Shell のデスクトップ機能を実行するファイルで、コードの変更によってデスクトップの機能が変更される可能性があります。この状態になると、下位のどのようなユーザーに対しても自動的に代替コードが実行されます。今すぐダウンロードして、悪意のあるユーザーがデスクトップの機能を変更できないようにしてください。
この脆弱性は、Explorer.exe が Windows の起動中に使用するレジストリ キーに、絶対パスではなく相対パスを使用していることが原因です。レジストリ キーをある場所に指定すると、コンピュータの起動時に実行ファイルの代替ファイルが読み込まれます。
この脆弱性の詳細については、MS00-052 を参照してください。