このトピックでは、SQL Server 2005 をインストールするために必要なハードウェアとソフトウェアについて説明します。また、セットアップ ドキュメントの表示方法も説明しています。

ハードウェアとソフトウェアの必要条件 (32 ビットおよび 64 ビット)

以下の各表は、Microsoft SQL Server 2005 を実行するために必要な最小限のハードウェアとソフトウェアを示しています。

注 :
SQL Server 2005 を 32 ビット プラットフォームで実行する場合と 64 ビット プラットフォームで実行する場合では、必要条件が異なります。

ハードウェアとソフトウェアの必要条件 (32 ビットおよび 64 ビット)

モニタ

SQL Server のグラフィック ツールを使用するには VGA 以上の解像度が必要です (最小で 1,024x768 ピクセルの解像度)。

ポインティング デバイス

Microsoft マウス、または互換性のあるポインティング デバイスが必要です。

CD または DVD ドライブ

CD または DVD メディアからのインストールには、メディアに合わせて CD または DVD ドライブが必要です。

クラスタのハードウェア要件

32 ビットと 64 ビットのプラットフォームでは、8 ノード クラスタのインストール (Microsoft Windows Server 2003 でサポートされているノードの最大数と同じ) がサポートされています。高可用性ソリューションの詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「高可用性の構成」、および「フェールオーバー クラスタリングをインストールする前に」を参照してください。

ネットワーク ソフトウェアの必要条件

SQL Server 2005 の 64 ビット バージョンに関するネットワーク ソフトウェアの必要条件は、32 ビット バージョンの必要条件と同じです。Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 には、ネットワーク ソフトウェアが組み込まれています。

注 :
SQL Server 2005 は、Banyan VINES Sequenced Packet protocol (SPP)、マルチプロトコル、AppleTalk、NWLink IPX/SPX の各ネットワーク プロトコルをサポートしていません。以前にこれらのプロトコルで接続していたクライアントでは、別のプロトコルを使用して SQL Server 2005 に接続する必要があります。

スタンドアロンの名前付きおよび既定のインスタンスでは、以下のネットワーク プロトコルがサポートされています。

  • 共有メモリ

  • 名前付きパイプ

  • TCP/IP

  • VIA

フェールオーバー クラスタでは共有メモリがサポートされていません。

インターネットの必要条件

SQL Server 2005 のインターネット要件は、32 ビット バージョンおよび 64 ビット バージョンで同じです。次の表は、SQL Server 2005 のインターネット要件を示しています。

コンポーネント 必要条件

インターネット ソフトウェア1

SQL Server 2005 のすべてのインストールに、Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1 以降が必要です。Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1 以降は、Microsoft 管理コンソール (MMC) と HTML ヘルプを使用するために必要です。Internet Explorer のインストールは最小で十分です。また、Internet Explorer を既定のブラウザにする必要はありません。

ただし、クライアント コンポーネントのみをインストールし、暗号化を必要とするサーバーに接続しない場合は、Service Pack 2 を導入した Internet Explorer 4.01 で十分です。

インターネット インフォメーション サービス (IIS)

Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services (SSRS) をインストールするには、IIS 5.0 以上が必要です。

IIS のインストール方法についての詳細は、SQL Server 2005 Books Online の「Microsoft インターネット インフォメーション サービスをインストールする方法」を参照してください。

ASP.NET 2.02

Reporting Services には ASP.NET 2.0 が必要です。Reporting Services をインストールするときに ASP.NET が利用可能になっていない場合は、SQL Server セットアップによって ASP.NET が利用できるようになります。

1SQL Server Management Studio、Business Intelligence Development Studio、および Reporting Services の Report Designer コンポーネントを使用するには、Microsoft Internet Explorer 6.0 SP1 以降が必要です。

2 Reporting Services (64 ビット) を 64 ビット サーバーにインストールするには、64 ビット版の ASP.NET をインストールする必要があります。Reporting Services (32 ビット) を 64 ビット サーバーの 32 ビット サブシステム (WOW64) にインストールする場合は、32 ビット版の ASP.NET をインストールする必要があります。Reporting Services は、64 ビット サーバーの 64 ビット プラットフォームおよび 32 ビット サブシステム (WOW64) のサイド バイ サイド構成では同時にサポートされません。詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「32 ビット Reporting Services を WOW64 モードで実行できるように IIS を構成する方法」を参照してください。

ソフトウェアの必要条件

SQL Server セットアップには、Microsoft Windows インストーラ 3.1 以降、および Microsoft Data Access Components (MDAC) 2.8 SP1 以降が必要です。MDAC 2.8 SP1 は、マイクロソフトの Web サイトからダウンロードできます。

SQL Server セットアップにより、この製品に必要な以下のソフトウェア コンポーネントがインストールされます。

  • Microsoft Windows .NET Framework 2.0

  • Microsoft SQL Server ネイティブ クライアント

  • Microsoft SQL Server セットアップ サポート ファイル

注 :
SQL Server 2005 Express Edition の場合、 .NET Framework 2.0 はインストールされません。SQL Server 2005 Express Edition をインストールする前に、マイクロソフトの Web サイトから .NET Framework 2.0 をダウンロードしてインストールする必要があります。

これらのコンポーネントは個別にインストールされます。ただし、Microsoft SQL Server セットアップ サポート ファイルは、SQL Server 2005 をアンインストールすると自動的に削除されます。このリリースのアンインストールについての詳細は、SQL Server 2005 Books Online の「SQL Server 2005 の既存のインスタンスをアンインストールする方法 (セットアップ)」を参照してください。

注 :
SQL Server 2005 では、.NET Framework 2.0 Software Development Kit (SDK) はインストールされません。SDK には、SQL Server での開発に .NET Framework を使用する際に役立つ、ドキュメント、C++ コンパイラ、および他のツールが含まれています。.NET Framework SDK は、マイクロソフトの Web サイトからダウンロードできます。

SQL Server セットアップは必要なコンポーネントをインストールした後、 SQL Server のインストール先のコンピュータが正常なインストールを行うための他の必要条件も満たしているかどうかを検証します。詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「システム構成チェッカーの検査パラメータ」を参照してください。

SQL Server 2005 フェールオーバー クラスタでは、サーバー クラスタの少なくとも 1 つのノードで Microsoft Cluster Server (MSCS) が必要です。MSCS は、MSCS ソフトウェアとの互換性が検証されたハードウェア構成にインストールされた場合に限り、サポートされます。 詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「フェールオーバー クラスタリングをインストールする前に」を参照してください。

異なる言語版のサポート

アップグレードについて

  • SQL Server の英語版は、ローカライズされた SQL Server 2005 のいずれの言語版にもアップグレードできます。

  • ローカライズ版の SQL Server は、同じ言語にローカライズされた SQL Server 2005 にアップグレードできます。

  • ローカライズ版の SQL Server を英語版の SQL Server 2005 にアップグレードすることはできません。

  • ローカライズ版の SQL Server を別の言語にローカライズされた SQL Server 2005 にアップグレードすることはできません。

すべてのローカライズ版は、サポートされているアップグレード パスに従ってアップグレードする必要があります。サポートされているアップグレード パスについての個別の情報は、SQL Server 2005 Books Online の「バージョンとエディションのアップグレード」を参照してください。

その他の異なる言語版のサポートについて

  • 英語版の SQL Server 2005 は、サポートされるオペレーティング システムのすべての言語版でサポートされています。

  • ローカライズ版の SQL Server 2005 は、SQL Server と同じ言語にローカライズされたオペレーティング システムでサポートされています。

  • ローカライズ版の SQL Server 2005 は、Windows Multilingual User Interface (MUI) Pack の設定を行うことにより、サポート対象のオペレーティング システムの英語版でもサポートされます。ただし、英語以外の MUI 設定を使用して、英語版のオペレーティング システムを実行するサーバーにローカライズ版の SQL Server 2005 をインストールする場合、事前にいくつかのオペレーティング システムの設定に関して検証する必要があります。オペレーティング システムの以下の設定が、インストールする SQL Server がローカライズされている言語と一致していることを確認してください。

    • オペレーティング システムのユーザー インターフェイス設定

    • オペレーティング システムのユーザー ロケール設定

    • システム ロケール設定

    上記のオペレーティング システム設定が、SQL Server がローカライズされている言語と異なる場合、SQL Server 2005 Books Online の「ローカライズ バージョンのサポートのためにオペレーティング システムの設定を変更する方法」にある説明に従ってオペレーティング システムの設定を正しく設定してください。

仮想オペレーティング システムのサポート

SQL Server 2005 は、サポートされているオペレーティング システムとハードウェア上の Microsoft Virtual Server および Microsoft Virtual PC にインストールできます。仮想サーバーの詳細については、マイクロソフトの Web サイトを参照してください。仮想 PC の詳細については、マイクロソフトの Web サイトを参照してください。

注意 :
SQL Server 2005 を、以下のハードウェアとソフトウェアの必要条件のセクションに記載されていないハードウェア上の Microsoft Virtual Server または Microsoft Virtual PC にインストールしないでください。

ハードウェアとソフトウェアの必要条件 (32 ビットのみ)

ハードウェアの必要条件 (32 ビット)

次の表は、32 ビット プラットフォームで SQL Server 2005 をインストールして実行する場合のハードウェア要件を示しています。

SQL Server 2005 (32 ビット) プロセッサの種類1 プロセッサの速度2 メモリ (RAM)3

SQL Server 2005 Enterprise Edition4

SQL Server 2005 Developer Edition

SQL Server 2005 Standard Edition

Pentium III 以上または互換プロセッサが必要

最小: 600 MHz

推奨: 1 GHz 以上

最小: 512 MB

推奨: 1 GB 以上

最大: OS による最大値

SQL Server 2005 Workgroup Edition

Pentium III 以上または互換プロセッサが必要

最小: 600 MHz

推奨: 1 GHz 以上

最小: 512 MB

推奨: 1 GB 以上

最大: 3 GB

SQL Server 2005 Express Edition

Pentium III 以上または互換プロセッサが必要

最小: 600 MHz

推奨: 1 GHz 以上

最小: 192 MB

推奨: 512 MB 以上

最大: 1 GB

1プロセッサの種類が要件を満たしていない場合、システム構成チェッカー (SCC) はセットアップを中止します。

2プロセッサの速度が最小要件または推奨値を満たしていない場合、SCC は警告を表示しますが、セットアップは中止されません。マルチプロセッサ マシンの場合、警告は表示されません。

3RAM 容量が最小要件または推奨値を満たしていない場合、SCC は警告を表示しますが、セットアップは中止されません。このメモリ要件は、このリリースのみを対象にしています。オペレーティング システムに必要な追加のメモリ要件は反映されていません。SCC は、使用可能なメモリ容量をセットアップの開始時に検証します。

4SQL Server 2005 Evaluation Edition は、SQL Server 2005 Enterprise Edition と同等の機能をサポートします。

注 :
SQL Server 2005 ソフトウェアは、Microsoft Windows オペレーティング システムとの互換性を保証されたハードウェア上で動作します。Windows オペレーティング システムとの互換性を保証されたハードウェアの詳細については、マイクロソフトの Web サイトの「Designed for Microsoft Windows」を参照してください。

ハード ディスク空き容量の必要条件 (32 ビットおよび 64 ビット)

SQL Server 2005 のインストール中は、Windows インストーラによってシステム ドライブに一時ファイルが作成されます。SQL Server 2005 のインストールまたはアップグレードのセットアップを実行する前に、これらのファイル用に 1.6 GB のディスク空き容量がシステム ドライブにあることを確認してください。この必要条件は、SQL Server コンポーネントを既定以外のドライブにインストールする場合にもあてはまります。

インストールする各コンポーネントに対する実際のハード ディスク空き容量の必要条件は、システム構成と、インストールするアプリケーションおよび機能によって異なります。次の表は、SQL Server 2005 コンポーネントに関するディスク空き容量の必要条件を示しています。

機能 ディスク空き容量の必要条件

データベース エンジンとデータ ファイル、レプリケーション、およびフルテキスト検索

150 MB

Analysis Services とデータ ファイル

35 MB

Reporting Services とレポート マネージャ

40 MB

Notification Services エンジンのコンポーネント、クライアント コンポーネント、およびルール コンポーネント

5 MB

Integration Services

9 MB

クライアント コンポーネント

12 MB

管理ツール

70 MB

開発ツール

20 MB

SQL Server Books Online および SQL Server Mobile Books Online

15 MB

サンプルとサンプル データベース

390 MB

オペレーティング システムの必要条件 (32 ビット)

次の表は、32 ビット バージョン SQL Server 2005 の各エディションで、サーバー ソフトウェアの実行をサポートしているオペレーティング システムを示しています。

  Enterprise Edition1 Developer Edition Standard Edition Workgroup Edition Express Edition Evaluation Edition

Windows 2000

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows 2000 Professional Edition SP42, 4

N/A

Windows 2000 Server SP42

Windows 2000 Advanced Server SP42

Windows 2000 Datacenter Edition SP42

Windows XP Embedded

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows XP Home Edition SP2

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows XP Professional Edition SP24

N/A

Windows XP Media Edition SP2

N/A

Windows XP Tablet Edition SP2

N/A

Windows Server 2003 SP1

Windows Server 2003 Enterprise Edition SP1

Windows Server 2003 Datacenter Edition SP1

Windows Server 2003 Web Edition SP1

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows Small Business Server 2003 Standard Edition SP1

Windows Small Business Server 2003 Premium Edition SP1

Windows Server 2003 64-Bit Itanium Datacenter Edition SP1

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows Server 2003 64-Bit Itanium Enterprise Edition SP1

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows Server 2003 64-Bit X64 Standard Edition SP1

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

Windows Server 2003 64-Bit X64 Datacenter Edition SP1

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

Windows Server 2003 64-Bit X64 Enterprise Edition SP1

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

WOW643

 

Enterprise Edition1

Developer Edition

Standard Edition

Workgroup Edition

Express Edition

Evaluation Edition

Windows 2000

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows 2000 Professional Edition SP42, 4

N/A

Windows 2000 Server SP42

Windows 2000 Advanced Server SP42

Windows 2000 Datacenter Edition SP42

Windows XP Embedded

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows XP Home Edition SP2

N/A

N/A

N/A

N/A

Windows XP Professional Edition SP24

N/A

Windows XP Media Edition SP2

N/A

Windows XP Tablet Edition SP2

N/A

1SQL Server 2005 Evaluation Edition は SQL Server 2005 Enterprise Edition と同等の機能をサポートしますが、Enterprise Edition は Evaluation Edition をサポートするすべてのオペレーティング システム上でサポートされるわけではありません。

2Windows 2000 SP4 は、マイクロソフトの Web サイトからダウンロードできます。

3SQL Server 2005 のこれらのエディションは、64 ビット版サーバーの Windows-on-Windows (WOW64) 32 ビット サブシステムにインストールできます。

4SQL Server 2005 Enterprise Edition 向けの Microsoft SQL Server Books Online、クライアント ツールおよび従来のツールを Windows 2000 Professional SP4 および Windows XP SP2 にインストールできます。クライアント ツールには、SQL Server Management Studio、Business Intelligence Development Studio、SQL Server 2005 ソフトウェア開発キットが含まれます。従来のツールには、データ変換サービス ランタイムおよび SQL-DMO が含まれます。

サポートされているオペレーティング システムでのインストールには、以下の制限事項や問題が影響します。

  • Web サービス (SOAP/HTTP) のネイティブ サポートは、Windows Server 2003 で実行している SQL Server 2005 インスタンスでのみ使用できます。

  • Microsoft SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) プログラミング、Analysis Management Objects (AMO)、および ADOMD.NET に関するドキュメントの個別のトピックでは、Windows 98、Windows ME、Windows NT 4.0 などの Windows の以前のバージョンがサポートされていることが示されています。しかし、このリリースでは、これらの 3 つのプログラミング インターフェイスは Windows XP、Windows 2000、Windows Server 2003 のみでサポートされます。

  • SQL Server 2005 フェールオーバー クラスタでは、サーバー クラスタの少なくとも 1 つのノードで Microsoft Cluster Server (MSCS) が必要です。MSCS は、MSCS ソフトウェアとの互換性が検証されたハードウェア構成にインストールされた場合に限り、サポートされます。 詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「フェールオーバー クラスタリングをインストールする前に」を参照してください。

サポートされるクライアント (32 ビット)

SQL Server 2005 32 ビット クライアント コンポーネントは、Windows 2000 Professional SP4 以降にインストールできます。

注 :
このリリースでは、新しい SQL Server 2005 の機能ではなく従来の MDAC/DB-Library を使用して、Tabular Data Stream (TDS) 4.2 によるクライアント接続をサポートしています。

ハードウェアとソフトウェアの必要条件 (64 ビットのみ)

ハードウェアの必要条件 (64 ビット)

次の表は、64 ビット プラットフォームで SQL Server 2005 をインストールして実行する場合のハードウェア要件を示しています。

SQL Server 2005 (64 ビット) プロセッサの種類1 プロセッサの速度2 メモリ (RAM)3

SQL Server 2005 Enterprise Edition4

SQL Server 2005 Developer Edition

SQL Server 2005 Standard Edition

IA64 最小: Itanium プロセッサ以上

X64 最小: AMD Opteron、AMD Athlon 64、EM64T をサポートする Intel Xeon、EM64T をサポートする Intel Pentium IV

IA64 最小: 1 GHz

IA64 推奨: 1 GHz 以上

X64 最小: 1 GHz

X64 推奨: 1 GHz 以上

IA64 最小: 512 MB

IA64 推奨: 1 GB 以上

A64 最大: OS による最大値

X64 最小: 512 MB

X64 推奨: 1 GB 以上

X64 最大: OS による最大値

1プロセッサの種類が必要条件を満たしていない場合、システム構成チェッカー (SCC) はセットアップを中止します。

2プロセッサの速度が最小要件または推奨値を満たしていない場合、SCC は警告を表示しますが、セットアップは中止されません。

3RAM 容量が最小要件または推奨値を満たしていない場合、SCC は警告を表示しますが、セットアップは中止されません。このメモリ要件は、このリリースのみを対象にしています。オペレーティング システムに必要な追加のメモリ要件は反映されていません。SCC は、使用可能なメモリ容量をセットアップの開始時に検証します。

4SQL Server 2005 Evaluation Edition は、SQL Server 2005 Enterprise Edition と同等の機能をサポートします。

注 :
SQL Server 2005 ソフトウェアは、Microsoft Windows オペレーティング システムとの互換性を保証されたハードウェア上で動作します。Windows オペレーティング システムとの互換性を保証されたハードウェアの詳細については、マイクロソフトの Web サイトの「Designed for Microsoft Windows」を参照してください。高可用性ソリューションのインストールについての詳細は、SQL Server 2005 Books Online の「高可用性の構成」を参照してください。

オペレーティング システムの必要条件 (64 ビット)

次の表は、64 ビット バージョン SQL Server 2005 の各エディションについて、サーバー ソフトウェアの実行をサポートしているオペレーティング システムを示しています。

  Enterprise Edition1(IA64) Enterprise Edition1(X64) Developer Edition (IA64)2 Developer Edition (X64)3 Standard Edition (IA64) Standard Edition (X64) SQL Express Evaluation Edition (IA64) Evaluation Edition (X64)

Windows Server 2003 64-Bit Itanium Datacenter Edition SP1

4

N/A

4

N/A

4

N/A

N/A

4

N/A

Windows Server 2003 64-Bit Itanium Enterprise Edition SP1

4

N/A

4

N/A

4

N/A

N/A

4

N/A

Windows Server 2003 64-Bit X64 Standard Edition SP1

N/A

4

N/A

4

N/A

4

WOW644

N/A

4

Windows Server 2003 64-Bit X64 Datacenter Edition SP1

N/A

4

N/A

4

N/A

4

WOW644

N/A

4

Windows Server 2003 64-Bit X64 Enterprise Edition SP1

N/A

4

N/A

4

N/A

4

WOW644

N/A

4

1SQL Server 2005 Evaluation Edition は SQL Server 2005 Enterprise Edition と同等の機能をサポートしますが、Enterprise Edition は Evaluation Edition をサポートするすべてのオペレーティング システム上でサポートされるわけではありません。

2IA64 = Intel Itanium アーキテクチャ。

3X64 = AMD アーキテクチャ/Intel Extended Systems アーキテクチャ。

4ネイティブ ツール/WOW64 で動作。WOW64 についての詳細は、「拡張システムのサポート」を参照してください。

拡張システムのサポート

64 ビット版 SQL Server 2005 には、Windows-on-Windows (WOW64) としても知られる拡張システムのサポートが含まれています。WOW64 とは、64 ビット版 Microsoft Windows の機能で、これを使用すると 32 ビット アプリケーションをネイティブの 32 ビット モードで実行できます。つまり、動作しているオペレーティング システムが 64 ビット プラットフォームで実行されていても、アプリケーションは 32 ビット モードで機能します。

サポートされるクライアント (64 ビット)

SQL Server 2005 64 ビット クライアント コンポーネントは、Windows Server 2003 (64 ビット) にインストールできます。

セットアップに関する SQL Server 2005 Books Online ドキュメントへのアクセス

SQL Server 2005 セットアップ ドキュメントを表示するには、以下の手順を実行してください。

ローカル DVD ドライブからセットアップを実行する場合は、次の手順を実行します。

  • SQL Server CD または DVD のルートに移動し、Setupsql9.chm を起動してセットアップ ドキュメントを表示します。

Windows Server 2003 SP1 以降、または Windows XP の各バージョンの SP2 以降が動作するコンピュータのネットワーク ディレクトリからセットアップを実行する場合は、以下の手順を実行します。

  1. ネットワーク上のインストール フォルダのルートに移動し、Setupsql9.chm をローカル コンピュータにコピーします。

  2. Setupsql9.chm を起動してセットアップ ドキュメントを表示します。