Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003 v1.1 リリース ノート

 

2003 年 5 月
2003 年 8 月更新

 

Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003 を使用すると、 開発者は Windows CE プラットフォーム用のマネージ コード アプリケーションの配置と デバッグを行えるようになります。

Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003 をインストール するには、使用中のコンピュータに Visual Studio .NET 2003 をインストールしておく 必要があります。

Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003 を使用して アプリケーションの配置とデバッグを行う方法の詳細については、以下に質問形式で 記述されている内容を参照して各ユーティリティの使用方法を確認してください。

メモ : これらのユーティリティは、英語版のみが提供されます。 そのため、以下のこれらのユーティリティの使用方法の詳細説明では、ユーティリティの ユーザー インターフェイスの表記は英語になっています。

Visual Studio を使用して デバイスのデバッグを行う際に、何が必要ですか。

ActiveSync 経由で接続 されている Windows CE デバイス上で、アプリケーションの配置とデバッグを行うには どうすればよいでしょうか。

Windows CE と TCP/IP サポートを実行しているデバイス上で、アプリケーションの配置とデバッグを行うにはどうすれば よいでしょうか。

Windows CE を実行 している x86 ベースのデバイス上で、アプリケーションのデバッグを行うにはどうすれば よいでしょうか。

ActiveSync を アンインストールした後、再インストールしました。その結果、アプリケーションを配置 できなくなりました。この問題を解決するにはどうすればいいでしょうか。

フラッシュ メモリを実装しているデバイス上でデバッグを行おうとしていますが、問題が 発生します。この問題を解決するにはどうすればいいでしょうか。

使用中の コンピュータは、50 以上のネットワーク プロトコルをインストール済みです。 このコンピュータにアプリケーションをインストールするには、どうすれば いいでしょうか。

配置またはデバッグ を行う際に、デバイス接続エラーが発生します。しかし、同じコンピュータを使用している 他のログオン ユーザーは、Visual Studio .NET を使用して同じデバイスに接続することが できます。この問題を解決するにはどうすればいいでしょうか。 ?

SDK エミュレータを開くときに スキン ファイルが見つからないことを知らせるエラーが発生します。この問題を解決するには どうすればいいでしょうか。

Visual Studio を 使用してデバイスのデバッグを行う際に、何が必要ですか。

Visual Studio を使用してデバイス上でデバッグを 行う際に問題が生じた場合は、次のアイテムが使用できるかどうかを確認してください。

·         ActiveSync またはイーサネット接続されているデバイス。

Visual Studio は、これらのどちらかを使用して、デバイスにリモート 接続します。

·         デバイス上の WCELOAD ファイル。

.NET Compact Framework、および他の依存モジュールをデバイスに インストールする上で、このファイルが必要です。 Platform Builder において、このファイルは CAB ファイル インストーラ/アンインストーラ コンポーネントの一部になっています。

メモ   CAB ファイル インストーラ/アンインストーラ コンポーネントは、コア OS\ディスプレイ ベースのデバイス\アプリケーション - エンド ユーザー\ の中に あるカタログ内に配置されています。

·         デバイス上の Toolhelp.dll ファイル。

このモジュールは、デバッガが使用するものであり、 デバイス上に存在している必要があります。

Toolhelp.dll をデバイスへコピーするには

1.      Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\Toolhelp\WinCE410 の中で、使用中のデバイスが採用している CPU に対応するフォルダを開きます。

2.      Toolhelp.dll を、デバイスの \Windows フォルダへコピーします。

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ActiveSync 経由で 接続されている Windows CE デバイス上で、アプリケーションの配置とデバッグを行うには どうすればよいでしょうか。

次の手順は、ActiveSync を有効にした Microsoft® Windows® CE .NET のカスタム デバイス上でマネージ コード アプリケーションの作成、デバッグ、および配置を行うための Visual Studio .NET 2003 開発環境のセットアップ方法の詳細を説明します。

必要なもの

·         Visual Studio .NET 2003

·         Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003

·         Windows CE .NET 4.1 または Windows CE .NET 4.2 ベースのデバイス

·         デバイスにインストール済みの ActiveSync コンポーネント (Repllog.exe、Rapisrv.exe)*

·         デバイスにインストール済みの CAB ファイル インストーラ/ アンインストーラ (WCELoad.exe)*

·         デバイスにインストール済みの ToolHelp.dll

·         デスクトップにインストール済みの ActiveSync

メモ :    Windows CE .NET 4.1 を使用している場合は、ActiveSync 3.5 をお勧めします。

·         RS232/USB による 115kbps 以上のシリアル接続

*ISV の開発者でこれらのコンポーネントを入手されていない場合は、デバイスの OEM ベンダに問い合わせてください。Microsoft は、これらのコンポーネントを配布して いません。

Select Windows CE Device CPU ユーティリティを使用するには

1.      Visual Studio .NET の中で、新規または保存済みの スマート デバイス プロジェクトを開きます。

2.      x86 デバイスを使用する場合は、VS .NET 2003 と Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003 を既にインストールしてあるワークステーション上にある、WinCEx86Device.reg ファイルをインポート します。

3.      使用中の デバイス上で Repllog.exe を実行して、デバイスとデスクトップ コンピュータの間で ActiveSync 接続を 確立します。

4.      [ツール] メニューの [Select Windows CE Device CPU] をクリックします。 (Active Sync 接続を確立して いない場合、エラー メッセージがでます。)

5.      ターゲット デバイスの CPU をドロップダウン ボックスから選択し、[Configure] をクリックします。

Note   ここで [ARMV4I] を 選択した場合、本ツールはその選択結果を自動的に [ARMV4T] へ置き換えます。これは Visual Studio .NET 2003 では、ARMV4I デバイスを ARMV4T として扱うためです。

6.      [Close] をクリックします。

7.      Visual Studio を再起動し、新しい設定値を適用します。

これで、Visual Studio .NET 2003 を使用して作成した Windows CE .NET プラットフォーム用のマネージ コード アプリケーションのデバッグ、および配置を 行えるようになります。

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Windows CE と TCP/IP サポートを実行しているデバイス上で、アプリケーションの配置とデバッグを行うには どうすればよいでしょうか。

次の手順は、ActiveSync を有効にしていない Microsoft® Windows® CE .NET のカスタム デバイス上でマネージ コード アプリケーションの作成、デバッグ、および配置を行うための Visual Studio .NET 2003 開発環境をセットアップする方法を詳細に説明します。

必要なもの

·         Visual Studio .NET 2003

·         Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003

·         Windows CE .NET 4.1 または Windows CE .NET 4.2

·         デバイス上の LAN/WLAN ネットワーキング コンポーネント*

·         デバイスにインストール済みの CAB ファイル インストーラ/ アンインストーラ (WCELoad.exe)*

·         デバイスにインストール済みの ToolHelp.dll

·         デバイスにインストール済みの SDAuthUtilDevice.exe。 これは Windows CE Utilities for Visual Studio .NET 2003 の一部です。

·         イーサネット接続

*ISV の 開発者がこれらのコンポーネントをまだ入手していない場合は、OEM ベンダに問い合わせてください。 Microsoft は、これらのコンポーネントを配布することはできません。

Smart Device Authentication Utility ユーティリティを使用するには

1.      Visual Studio .NET の中で、新規または保存済みの スマート デバイス プロジェクトを開きます。

2.      デバイス 上での Smart Device Authentication Utility の実行

デバイス上で Smart Device Authentication Utility を実行するには

a.      Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\Authentication Util にある、 使用中のデバイスが採用している Windows CE のバージョンに対応するフォルダを開きます。

b.      使用中の デバイスが採用している CPU タイプに対応するフォルダを開きます。

c.      SDAuthUtilDevice.exe ファイルを、使用中のデバイスへコピーします。

d.      SDAuthUtilDevice.exe を、 使用中のデバイス上で実行します。

e.      [Start] を クリックします。

メモ :   Visual Studio .NET を実行しているワークステーションを TCP/IP 接続をとおしてデバイスに接続する際に、 少しの間システムが停止する場合が あります。

3.      Visual Studio .NET を実行しているコンピュータ上での Smart Device Authentication Utility の実行

コンピュータ上で Smart Device Authentication Utility を実行するには

a.      [ツール] メニューの [ Smart Device Authentication Utility] をクリックします。

b.      [Device IP address] ボックスの中に、デバイスの IP アドレスを入力します。

c.      [Set Up Device] をクリックします。

4.      次の手順に 従って、新しい設定値を Visual Studio に適用します。

設定値を Visual Studio に適用するには

a.      [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

b.      [デバイス ツール] をクリックし、次に [デバイス] をクリックします。

c.      [デバイスを表示するプラットフォーム] ボックスの中で、接続先となる デバイスをクリックします。

d.      [名前を付けて保存] をクリックし、ボックスの中に新しい名前を 入力し、[OK] をクリックします。

e.      [トランスポート] ボックスの中で、[TCP 接続 トランスポート] をクリックします。

f.       [構成] をクリックします。(トランスポートの右にある [構成] をクリックします。)

g.      [特定の IP アドレスを使用] をクリックし、デバイスの IP アドレスを入力します。

h.      [OK] をクリックします。

これで、Visual Studio .NET 2003 を使用して作成した Windows CE .NET プラットフォーム用のマネージ コード アプリケーションのデバッグ、および配置 を行えるようになりました。

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Windows CE を実行 している x86 ベースのデバイス上で、アプリケーションのデバッグを行うにはどうすればよい でしょうか

問題点 : 上記手順をもとに、Visual Studio を 使用してデバイスのデバッグを行えるように設定を行った後でも、ActiveSync 経由で接続されて いるデスクトップコンピュータから、Windows CE を実行している x86 ベースのデバイスに対して、 アプリケーションの配置を行うことができるがデバッグを行うことができない。

解決策 : Visual Studio を 実行しているデスクトップ コンピュータのレジストリに変更を加え、Windows CE を実行している x86 ベース のデバイスのデバッグを行えるようにします。その場合、レジストリを復元するまでは、Windows CE エミュレータ上でのデバッグが行えなくなります。(レジストリを変更することによりどちらに対して デバッグを行うか設定します。)

Windows CE を実行している x86 ベースのデバイス上でデバッグを可能にするには

·         Visual Studio を 実行しているデスクトップ コンピュータで、WinCEx86Device.reg をレジストリへインポート します。

メモ   WinCEx86Device.reg は既定で、Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\WinCE Proxy Ports Reg フォルダにコピーされています。

Windows CE エミュレータ上でのデバッグを再び可能にするには

1.      レジストリ キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows CE Services\ProxyPorts を 削除します。

2.      Visual Studio を実行しているデスクトップ コンピュータで、ProxyPorts.reg を レジストリへインポートします。

メモ   ProxyPorts.reg は 既定で Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\WinCE Proxy Ports Reg フォルダにコピーされています。

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ActiveSync を アンインストールした後、再びインストールを行いました。その結果、アプリケーションを配置 できなくなりました。この問題を解決するにはどうすれば いいでしょうか。

問題点 : ActiveSync Version 3.5、3.6、3.7、または 3.71 をアンインストールした後、配置を行おうとするとその配置が失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。"There were deployment errors. Continue?" (配置の エラーが発生しました。継続しますか。) 通常、この現象が発生するのは、あるバージョンの ActiveSync をアンインストールし、それより新しいバージョンをインストールした場合 です。

解決策 : これらのバージョンの ActiveSync をアンインストールしてしまうと、アプリケーションの配置を行うのに必要な いくつかのレジストリ設定値 (レジストリ エントリ) が自動的に削除されてしまいます。 再度配置を行えるようにするには、開発者がこれらのレジストリ設定値を復元する 必要があります。

レジストリ設定値を復元 するには

1.      ProxyPorts.reg をレジストリへインポートします。

メモ   ProxyPorts.reg は、既定で Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\WinCE Proxy Ports Reg フォルダにコピーされています。

2.      デバイスをクレイドルから 取り外し、もう一度取り付けます。この作業を行った後ででもアプリケーションの配置に失敗する場合、 デバイスのソフトリブートを行い、その後配置を行います。

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フラッシュ メモリを実装した デバイス上でのデバッグで問題が発生します。この問題を解決するにはどうすればいいでしょうか。

問題点 : 特定のタイプのフラッシュ メモリを実装した Windows CE 4.1 を実行している特定のデバイスを使用した場合、アプリケーションの配置が 行えません。

解決策 : いくつかのキーは、その一部がデバイスのファイル システムの中、 残りのキーがフラッシュ メモリの中に格納されています。そのデバイスをリセットした場合、キーの一部 のみ削除されてしまい、そのキーは壊れてしまいます。DelCryptoKeys.exe を実行して、デバイスの中に 格納されている残されたキーの一部を削除してください。

DelCryptoKey.exe を実行するには

1.      Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\DelCryptoKey フォルダで、使用中のデバイスが採用している CPU タイプに対応するフォルダを開きます。

2.      DelCryptoKeys.exe を、使用中のデバイスへコピーします。

3.      DelCryptoKeys.exe を実行します。

DelCryptoKeys.exe は、次の各モードで実行できます。

 

使用方法

出力

DelCryptoKeys

実行結果を出力せずに動作します。

DelCryptoKeys /out:UI

メッセージ ボックスに実行結果を表示します。

DelCryptoKeys /out:<ファイル名>

実行結果を < ファイル名> ファイルに保存します。

 

このツールを実行する際に問題が発生した場合は、 次のエラー コードのいずれかが返されます。

 

エラー コード

意味

2

キーが見つかりませんでした。そのキーが既に削除されていた 可能性があります、または問題はそのキーが原因ではありませんでした。

5

配置は既に行われています。デバイスを再起動して、もう一度 試してください。

 

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50 以上の ネットワーク プロトコルをインストールされたコンピュータにアプリケーションを配置 するには、どうすればいいでしょうか。

問題点 : 50 以上のネットワーク プロトコルを実行しているコンピュータから、デバイスへの配置を行えません。 配置を行おうとした場合、次のエラー メッセージが表示されます。“配置エラーが 発生しました。 継続しますか?”

解決策 :必要のないネットワーク プロトコルを削除するか、プロトコルをインストールしたアプリケーションを アンインストールします。

ネットワーク プロトコルを削除 するには

1.      [スタート] をクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。

2.      [管理用ツール] をダブルクリックし、[コンピュータの管理] を ダブルクリックします。

3.      [システム ツール] の下にある [デバイス マネージャ] をクリックします。

4.      右側のペインで、[ネットワーク アダプタ] を展開します。

5.      未使用のネットワーク アダプタすべてを削除します。

インストール済みのプロトコルと 共にアプリケーションをアンインストールするには

1.      EnumProtocols.exe を実行して、どのアプリケーションが プロトコルをインストールしたかを確認します。

メモ   EnumProtocols.exe は、既定で Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\EnumProtocols フォルダにコピーされています。

2.      必要でないアプリケーションをすべてアンインストールします。

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配置または デバッグを行う際に、デバイス接続エラーが発生します。しかし、同じコンピュータを使用 している他のログオン ユーザーは、Visual Studio .NET を使用して同じデバイスに接続 することができます。この問題を解決するにはどうすればいいでしょうか。

問題点 : ActiveSync を使用して接続されている Pocket PC または Windows CE デバイスへの配置が失敗し、 次のエラー メッセージが表示されます。“Could not establish a connection with the device. Please make sure the device is connected and working properly.” (デバイスとの接続を確立できませんでした。デバイスが接続されているかどうか、および 正常に動作しているかどうかを確認してください。) 同じコンピュータを使用している他の ログオン ユーザーは、同じデバイスを使用して配置またはデバッグを行えることがあります。 その場合、ActiveSync は正常に動作しているが、配置またはデバッグを行おうとした時に \Windows\ConManClient.exe ファイルがデバイスに対してコピーされなかったと 考えられます。

解決策 : これらの 症状は、セキュリティ キー コンテナが破損している可能性を示しています。Visual Studio .NET を実行しているコンピュータのコマンド プロンプトから DelDesktopCryptKeys.exe を実行して、 現在のユーザーに関するセキュリティ キー コンテナをクリーンにしてください。

メモ    DelDesktopCryptKeys.exe は既定では、 Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\DelDesktopCryptKey フォルダにコピーされています。

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SDK エミュレータを 開くときにスキン ファイルが見つからないことを知らせるエラーが発生します。この問題を 解決するにはどうすればいいでしょうか。

問題点 : エミュレータを、Platform Builder でビルドした SDK と共にインストールした場合、 Visual Studio .NET 2003 からそのエミュレータを起動した時に、次のようなエラー メッセージが 表示されることがあります。

The specified XML Skin file could not be opened. Please verify that the specified filename or path is valid. (指定された XML スキン ファイルを開くことができません。指定されたファイル名またはパスが有効かどうか確認して ください。)

解決策 : 開発者は手動でこのエラーを解決するか、DelEmuSkin ユーティリティを実行して、その SDK 用の新しい Windows Installer (.msi) ファイルを作成することができます。

このエラーを手動で解決するには

1.      レジストリを開き、 レジストリ キーHKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows CE Tools\Managed Platforms を選択します。.

レジストリ キー Managed Platforms は、 GUID によって識別される、1 つまたは複数のサブキーを保持しているはずです。 各サブキーは、SDK によってインストールされた個別のエミュレータを表していて、 PlatformNameSkins などの値を 保持しているはずです。上記のスキン エラーを発生させたエミュレータを 見つけてください。それらのエミュレータに対応する、レジストリ内にある Skins の値には、フォルダ名のみが設定されているはずです。 このレジストリの Skins の値を、スキンの XML ファイルへのパスを含む フル パス名 (絶対パス名) に設定し直してください。

2.       エラーを 発生させる各エミュレータに対応する sdkRollerDevice-<GUID> ファイルを削除します。 <GUID> は、各エミュレータの GUID を意味 します。

メモ    sdkRollerDevice-<GUID> ファイルは、既定では Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\VisualStudio\devices\addons フォルダにコピーされています。

これで Visual Studio .NET 2003 を起動して、それらの エミュレータを使用することが可能に なります。

DelEmuSkin ユーティリティは、エミュレータから すべてのスキンを削除します。これは欠点 (スキン機能の削除) のように感じられる可能性が ありますが、手動によるレジストリの変更やファイルの削除を行う必要をなくし、スキン ファイルに関するエラーをより容易かつ安全に解決することができる利点があります。 DelEmuSkin ユーティリティは、他のユーザーが SDK をインストールするための 新しい .msi ファイルを生成します。

DelEmuSkin ユーティリティを 使用するには

1.       DelEmuSkin.exe を実行します。

構文

DelEmuSkin <古いファイル名> <新しいファイル名>

 

パラメータ

説明

<古いファイル名>

その SDK の元の .msi ファイル。

<新しいファイル名>

保存する新しい .msi ファイル名。

 

メモ   DelEmuSkin.exe は、既定では \Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\CompactFrameworkSDK\WinCE Utilities\DelEmuSkin\ フォルダにコピーされています。

2.       その SDK が既にインストールされている場合、[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] (Windows 2000 では [アプリケーションの追加と削除]) を使用して、その SDK を削除 します。

3.       Visual Studio .NET 2003 を起動し、スマート デバイス プロジェクトを開きます。 SDK がインストールしたエミュレータが、デバイス リスト内に存在しないことを 確認します。

4.       DelEmuSkin で 生成した新しい .msi ファイルを使用して、SDK をインストールします。

これで Visual Studio .NET 2003 を起動して、それらの エミュレータを使用することが可能に なります。

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