Visual Studio 2008 Beta 2 Team Foundation Server リリース ノート

本リリース ノートには、Visual Studio 2008 Beta 2 英語版のリリース ノートの翻訳内容と共に、Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版独自の情報が記載されています。
以下の内容をご確認の上、インストールを行ってください。


Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版独自のインストールに関する既知の問題

以下の項目は日本語版独自のインストールに関する既知の問題です。

1. 既に他の言語版の Visual Studio 2008リリースがインストールされている環境に Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版をインストールした場合の不具合

既に他の言語版の Visual Studio 2008 リリースがインストールされている環境に Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版をインストールした場合、以下のような不具合が発生する場合があります。

この問題を解決するには

Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版をインストールする前に、インストールしてある Visual Studio 2008 リリースのアンインストールを行うようにしてください。 (Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版で提供される各 Express 製品の日本語版などは、同一システムにインストールします。)

2. Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版または .NET Framework 3.5、.NET Framework 3.5 用 Language Pack をインストールする場合は、OS の言語設定を使用する製品の言語に設定してインストールする

Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版または .NET Framework 3.5、.NET Framework 3.5 用 Language Pack をインストールする場合、システムの言語設定とインストールする製品の言語が違うと必要なコンポーネントがインストールされない場合があります。

この問題を解決するには

システムの言語設定をインストールする製品の言語と同じ言語設定にしてからインストールを行います。

3. 前バージョンの Team Foundation Client がインストールされている場合、Team Foundation Client のインストールに失敗する

Visual Studio 2005バージョンの Team Foundation Client が既にインストールされている場合、Team Foundation Client のインストールに失敗します。

この問題を解決するには

インストールされている Visual Studio 2005バージョンの Team Foundation Client をアンインストールしてから、Team Foundation Client のインストールを行います。


以下の内容は、2007年7月27日時点の英語版リリース ノートを基に翻訳されています。
以下のリリースノートに記載されている既知の問題などの情報は継続的にアップデートされます。最新の情報につきましては、下記英語版リリースノートをご参照ください。


Visual Studio 2008 Beta 2 日本語版リリース ノートについては、ここをクリックしてください。

1. インストールの問題

1.1 システム要件

Team Foundation Server およびチーム エクスプローラのシステム要件は、『Team Foundation インストール ガイド』(TFSInstall.chm) に記載されています。 最新のインストール ガイドは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。 詳細については、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=82562 を参照してください。

1.2 必要条件

必要な Microsoft Office プライマリ相互運用機能アセンブリ

Visual Studio の一部の機能には、次のプライマリ相互運用機能アセンブリ (PIA) が必要です。

  1. Microsoft Office Excel 20031 2
  2. Microsoft Office Word 20031
  3. Microsoft Office Outlook 20031
  4. Microsoft Forms 2.01
  5. Microsoft Graph 2
  6. スマート タグ
  7. Microsoft Office Project 2003 1 2

1Microsoft Visual Studio Tools for the Microsoft Office System プロジェクトを作成するために必要です。 Office プロジェクトを作成するとき、必要な PIA がインストールされていない場合、Visual Studio によってインストールが試みられます。 Office のインストール時に PIA を [初めて実行するときにインストール] に設定していなかった場合、これらをインストールするために Office のインストール メディアと管理権限が必要になることがあります。 Excel、Word、および Outlook のプロジェクトを作成するか、手動で PIA をインストールしてください。

2Microsoft Office と Visual Studio 2005 Team Foundation Server (チーム エクスプローラを含む) の統合のために必要です。

必要なプライマリ相互運用機能アセンブリ (PIA) を手動でインストールするには

Office 2003 のフル バージョンを使用している場合は、次の手順に従って PIA を手動でインストールできます。Excel、Outlook、および Word 単独のバージョンの場合も同様の手順を使用できますが、使用できない PIA もあります。

  1.  コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を開きます。
  2.  [プログラムの変更と削除] が選択されていることを確認します。
  3. [現在インストールされているプログラム] ボックスの一覧の [Microsoft Office] をクリックします。
  4. [変更] をクリックします。
  5. [機能の追加/削除] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  6. [アプリケーションごとにオプションを指定してインストール] チェック ボックスをオンにし、[次へ] をクリックします。
  7. [Microsoft Office Excel] を展開し、[.NET プログラミング サポート] のオプションを選択し、[マイ コンピュータから実行] をクリックします。
  8. [Microsoft Office Outlook] を展開し、[.NET プログラミング サポート] のオプションを選択し、[マイ コンピュータから実行] をクリックします。
  9. [Microsoft Office Word] を展開し、[.NET プログラミング サポート] のオプションを選択し、[マイ コンピュータから実行] をクリックします。
  10. [Office ツール] を展開し、[Microsoft Forms 2.0 .NET プログラミング サポート] のオプションを選択して、[マイ コンピュータから実行] をクリックします。
  11. [スマート タグ .NET プログラミング サポート] のオプションを選択し、[マイ コンピュータから実行] をクリックします。
  12. [Office ツール] の下に表示される [Microsoft Graph] を展開し、[.NET プログラミング サポート] のオプションを選択して、[マイ コンピュータから実行] をクリックします。
  13. [更新] をクリックします。
  14. [OK] をクリックします。
  15. インストールされているプログラムの一覧から [Microsoft Project] を選択し、[変更] をクリックします。
  16. [機能の追加/削除] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  17. [Microsoft Office Project for Windows] を展開し、[.NET プログラミング サポート] のオプションを選択して、[マイ コンピュータから実行] をクリックします。
  18. [更新] をクリックします。
  19. [OK] をクリックします。

    メモ   Service Pack を使用して Windows Server 2003 をアップグレードするだけであれば、この問題は発生しません。 これは、Windows Server 2003 と Windows Server 2003 SP1 の両方が含まれている CD でアップグレードを行った場合に発生する問題です。

1.3 インストール

1.3.1   Team Foundation Server の再インストールまたはアップグレードを行う際には、元のインストール時と同じサービス アカウントを使用する必要がある

Team Foundation Server の再インストールまたはアップグレードを行う際にサービス アカウントを変更した場合、既存のサービス アカウントに対するアクセス許可は削除されないので、セキュリティ上の問題が生じる可能性があります。

この問題を解決するには

サービス アカウントを変更する必要がある場合は、元のサービス アカウントで再インストールを行ってから、TfsAdminUtil.exe コマンドライン ユーティリティの ChangeAccount コマンドを使用してサービス アカウントを変更してください。

1.3.2   同じクライアント コンピュータに複数言語の Visual Studio 2008 Beta 2 チーム エクスプローラをインストールする形態はサポートされない

インストールできる Visual Studio 2008 Beta 2 チーム エクスプローラの言語バージョンは 1 つだけです。 

この問題を解決するには

この問題の回避策はありません。

1.3.3    完全インストール CD を使用して Windows Server 2003 SP1 にアップグレードすると、.NET Framework 2.0 アプリケーションが動作しなくなる

Windows Server 2003 SP1 の完全インストールが収録された CD を使用してアップグレードすると、コンピュータ上にある mscoree.dll 共有ファイルが .NET Framework 1.1 mscoree.dll ファイルで置き換えられます。 .NET Framework 2.0 向けにコンパイルされたアプリケーションは、この Service Pack をインストールすると動作しなくなります。

この問題を解決するには

Service Pack をインストールした後で、.NET Framework を修復する必要があります。

  1. コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を開きます。
  2. [Microsoft .NET Framework 2.0] を選択します。
  3. [変更と削除] をクリックします。
  4. [変更と削除] ダイアログ ボックスが表示されたら、[修復] をクリックして、[次へ] をクリックします。

メモ   Service Pack を使用して Windows Server 2003 をアップグレードするだけであれば、この問題は発生しません。 これは、Windows Server 2003 と Windows Server 2003 SP1 の両方が含まれている CD でアップグレードを行った場合に発生する問題です。

1.3.4    .NET Framework 3.5 が事前にインストールされていないと、64 ビット オペレーティング システムでは Team Foundation ビルドのインストールが失敗する

64 ビット オペレーティング システムを実行しているコンピュータに Team Foundation ビルドをインストールするには、事前に .NET Framework 3.5 をインストールしておく必要があります。 .NET Framework 3.5 がインストールされていないと、Team Foundation ビルドのセットアップは失敗します。

この問題を解決するには

Team Foundation ビルドをインストールする前に .NET Framework 3.5 をインストールしてください。 .NET Framework 3.5 は、Team Foundation インストール メディアの ..\wcu\dotNetFramework フォルダにある dotNetFx35Setup.exe ファイルを使用してインストールできます。

1.4 アンインストール

既知の問題はありません。

 

2. 製品の問題

2.1 管理

2.1.1 Team Foundation Server プロキシ のイベント ログに "アクセスが拒否されました" というメッセージが出力される

既定では、IIS_WPG ユーザー (Windows Server 2003) および IIS_IUSRS ユーザー (Windows Server 2008) には、...\Web Services\VersionControlProxy\app_data フォルダに対する書き込みのアクセス許可が与えられていません。 この問題では、このフォルダへのアクセスが拒否されたことを示す項目がイベント ログに書き込まれます。 実際には、このフォルダは存在しません。 そのため、イベント ログにエラーが書き込まれるだけでなく、ProxyStatistics.xml ファイルがこのフォルダに保存されません。

この問題を解決するには

この問題を解決するには、手動で新しい app_data フォルダを作成し、適切なアクセス許可を適用する必要があります。

  1. Team Foundation Server プロキシ コンピュータの ...\Web Services\VersionControlProxy\ フォルダ内に、app_data という名前のフォルダを作成します。
  2. フォルダを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [セキュリティ] タブをクリックし、[追加] をクリックして、IIS_WPG または IIS_IUSRS をユーザーとして追加します。
  4. [グループ名またはユーザー名] ボックスで IIS_WPG または IIS_IUSRS を選択してから、[アクセス許可] ボックスで、app_data フォルダに対する [読み取り] および [書き込み] のアクセス許可を選択します。

2.1.2  クラスタ化されたサーバー環境に Team Foundation データ層がセットアップされていると Analysis Services をリモート サーバーに移動できない

Analysis Services は、Microsoft Visual Studio 2008 Team Foundation Server の非データ層コンピュータに移動できます。 ただし、Team Foundation Server データ層が SQL Server データベース クラスタ内にセットアップされている場合は、Analysis Services を移動できません。

この問題を解決するには

クラスタ化されたサーバー環境での回避策はありません。

Team Foundation Server のデータ層コンピュータに Analysis Services がある環境では、Analysis Services データベースを別のサーバーに移動できます。 詳細については、http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/aa721760(vs.90).aspx を参照してください。

2.1.3  SAdminUtil ChangeAccount を実行すると、Visual Studio Team Foundation Server Task Scheduler が使用できなくなる

TFSAdminUtil changeaccount を実行してサービス アカウントを変更すると、Visual Studio Team Foundation Server Task Scheduler が機能しなくなります。

Visual Studio 2008 Beta 2 Team Foundation Server では、TFSAdminUtil changeaccount コマンドを実行しても、ファイル システムに対するアクセス制御リスト (ACL) は変更されません。 このため、Changeaccount コマンドを使用して作成した新しいサービス アカウントには、%windows%\temp フォルダへの必要なアクセス許可がありません。 Visual Studio Team Foundation Server Task Scheduler を起動するには、このフォルダへのアクセス許可が必要です。

この問題を解決するには

新しいサービス アカウントに、%windows%\temp フォルダに対する [読み取りと実行]、[フォルダの内容の一覧表示]、[読み取り]、および [書き込み] のアクセス許可を与える必要があります。

 

2.2 コンバータ

Visual SourceSafe で名前が変更されたフォルダにあるファイルは VSSConverter で正しく移行できない場合がある

Visual SourceSafe 内のファイルまたはフォルダについて、名前空間の変更履歴があると、VSSConverter がデータを正しく移行できない場合があります。 名前変更、アーカイブと復元、共有、分岐、移動などの編集イベントによって、Visual SourceSafe の履歴内で名前空間の競合が生じることがあります。 このような競合は、ファイルおよびフォルダが正しく移行されない結果につながります。 変換されたファイルにバージョンの欠落がある場合や、変換によってファイルがなくなった場合には、この問題が生じていると見なすことができます。 ログ ファイルまたは移行レポートに、"The item already exists." および "The item could not be found in the workspace." というエラーが記録されます。 このバグは、Visual Studio 2005 Team System と Visual Studio 2008 Beta 2 Team System の両方に存在します。

この問題を解決するには

設定ファイル内でマッピングを変更するとファイルを正しく移行できるようになる場合があります。 欠落しているバージョンが、たとえば ProjA というフォルダ内にあることがわかっている場合は、マッピングを ProjA のサブフォルダに変更できます。 たとえば、次のようなマッピングがあるとします。

<ProjectMap>
<Project Source="$/Projects/ProjA" Destination="$/TFSProjects/ProjA" />
</ProjectMap>

これを次のように変更できます。

<ProjectMap>
<Project Source="$/Projects/ProjA/SubFolder1" Destination="$/TFSProjects/ProjA/SubFolder1" />
<Project Source="$/Projects/ProjA/SubFolder2" Destination="$/TFSProjects/ProjA/SubFolder2" />
<Project Source="$/Projects/ProjA/SubFolder3" Destination="$/TFSProjects/ProjA/SubFolder3" />
</ProjectMap>

設定ファイル内でマッピングを変更したら、VSSConverter を再度実行します。これで正しく移行されていないファイルがあれば、データは VSSConverter で移行されません。

2.3 Office 統合

2.3.1 新しく追加したユーザーが Microsoft Excel の [担当者] ボックスの一覧に表示されず、最新の情報に更新しても状況は変わらない

作業項目の種類で [担当者] フィールドの <ALLOWEDVALUES> リストに新しいユーザーを追加したにもかかわらず、そのユーザーが既存の Excel リストに表示されない場合があります。 これは、Excel のキャッシュでユーザー リストが更新されていないために発生します。

この問題を解決するには

Excel ブックを終了してからファイルを開き直し、[更新] をクリックしてユーザー リストを更新します。
 - または - 
新しいリスト オブジェクトをファイルに追加します。 詳細については、「方法 : Microsoft Excel や Microsoft Project から Team Foundation に接続する」の「作業項目リストを Team Foundation に接続させるには」を参照してください。

2.4 プロセス テンプレートとチーム プロジェクト ポータル

2.4.1 (日本語版) MSF for Agile Software Development テンプレートまたは MSF for CMMI Process Improvement テンプレートに対して新しいチーム プロジェクト ウィザードの実行が失敗する

Visual Studio 2008 Beta 2 Team Foundation Server の日本語版では、MSF for Agile Software Development プロセス テンプレートまたは MSF for CMMI Process Improvement プロセス テンプレートを使用して Visual Studio 2005 Team System クライアントでチーム プロジェクトを作成した場合、プロジェクトの作成が失敗します。

新しいチーム プロジェクト ウィザードにより、次のエラー メッセージが表示されます。

TF30169: 新しいチーム プロジェクト ウィザードでは、プロセス テンプレート {0} をダウンロードできませんでした。

この問題を解決するには

Microsoft Visual Studio 2005 Team System クライアントで読み取ることができるようにプロセス テンプレート ファイルを圧縮するには、次の手順を実行します。

  1.  Visual Studio 2008 Beta 2 チーム エクスプローラで、サーバー名を右クリックし、[Team Foundation Server の設定] をクリックしてから、[プロセス テンプレート マネージャ] をクリックします。
  2.  プロセス テンプレート マネージャで MSF for Agile Software Development を選択し、[ダウンロード] をクリックします。
  3.  プロセス テンプレート マネージャで [アップロード] をクリックして、手順 2. でダウンロードしたプロセス テンプレートをアップロードします。
  4.  MSF for CMMI Process Improvement プロセス テンプレートについて、手順 2. および手順 3. を実行します。

これで、両方のテンプレートに対して Visual Studio 2005 Team Foundation Server の新しいチーム プロジェクト ウィザードを使用できるようになりました。

2.4.2 品質指標レポートと再アクティブ化レポートのプロセス ガイダンスが一致しない

品質指標レポートおよび再アクティブ化レポートは、プロセス ガイダンスの最終リリース用更新の後に更新されました。 そのため、プロセス ガイダンスの画像がレポートと一致しません。

この問題を解決するには

現時点での回避策はありません。

2.4.3 編集した .XML、.HTM、.WIQ、および .RDL ファイルは UTF-8 エンコーディングで保存する必要がある

メモ帳で XML、.HTM、.WIQ、.RDL の各ファイルを編集し、Ctrl キーを押しながら S キーを押して保存する場合、使用される既定のエンコーディングは ANSI です。 ファイルに ASCII 以外の文字が含まれている場合は、これにより問題が発生します。

この問題を解決するには

プロセス テンプレートで .XML、.HTM、.WIQ、.RDL のいずれかのファイルを編集した場合は、"UTF-8 シグネチャ (BOM) 付き" エンコーディング (Visual Studio で編集する場合) または "UTF-8" (メモ帳を使用する場合) で保存します。 その他のエディタの場合は、ファイルの先頭に BOM (Byte Order Mark) を付加し、UTF-8 エンコーディングで保存してください。 BOM の存在は、ファイルの先頭 3 バイトをチェックすることによって検出できます。 EF BB BF (16 進) が BOM です。

2.4.4 チーム プロジェクトに Unicode 文字が使用されている場合、チーム プロジェクトのポータルとプロセス ガイダンスが正しく表示されない

一部のオペレーティング システムでは、特定の Unicode 文字を含んだ URL を Windows SharePoint Services で正しく読み込むことができません。 このことが原因で、チーム ポータルとプロセス ガイダンスが部分的にしか表示されない場合があります。

この問題を解決するには

Internet Explorer で URL が UTF-8 文字列として送信されるようにするには、次の手順を実行します。

  1.  Internet Explorer を開きます。
  2.  [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
  3.  [インターネット オプション] ダイアログ ボックスの [詳細設定] タブをクリックします。
  4.  [ブラウズ] の [常に UTF-8 として URL を送信する] をオンにします。
  5.  [OK] をクリックしてシステムを再起動します。これにより、変更が適用されます。

2.5 レポート

2.5.1 シングルサーバー、ワークグループ配置の Team Foundation Server を使用してレポートにアクセスした場合、資格情報が永続化されない

単一サーバー、ワークグループ配置の Team Foundation Server のレポート Web サイトにアクセスすると、最初のアクセス時に資格情報の入力を求められます。 それ以降のアクセスでは、資格情報の入力が求められず、レポートを表示できません。

この問題を解決するには

ローカル イントラネット ゾーンでは常にユーザー名とパスワードの入力が求められるように、Internet Explorer を構成してください。

  1.  コントロール パネルの [インターネット オプション] を開きます。
  2.  [セキュリティ] タブの [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。 [セキュリティ設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
  3.  [ユーザー認証] セクションの [ログオン] で、[ユーザー名とパスワードを入力してログオンする] をオンにして、[OK] をクリックします。
  4.  [インターネット オプション] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックして、Internet Explorer を再起動します。

2.5.2 カスタムの作業項目の種類で "reportable" とマークされている新規フィールドが Team System キューブに表示されない

OLAP データベースとウェアハウス リレーショナル データベースとの同期が失われる場合があります。 この場合、カスタム作業項目の種類に追加されたフィールドが、作業項目の種類の定義で "reportable" と構成されていても、Team System キューブに表示されません。

この問題を解決するには

アプリケーション層で http://localhost:8080/Warehouse/v1.0/warehousecontroller.asmx?op=Run に移動し、[呼び出し] をクリックしてウェアハウス Web サービスの Run メソッドを実行します。

2.5.3 バグ率、再アクティブ化、残存作業、計画していなかった作業のレポートを表示すると X 軸に日付が表示されない

Internet Explorer の言語の設定が Team Foundation Server 製品の言語と異なると、X 軸の日付が表示されません。

この問題を解決するには

Internet Explorer の言語設定を変更して、Team Foundation Server に使用されている言語と一致させてください。

Internet Explorer で使用される言語を変更するには、次の手順を実行します。

  1.  Internet Explorer で、[ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
  2.  [言語] をクリックします。
  3.  [追加] をクリックし、Team Foundation Server で使用されているものと同じ言語を選択します。

2.5.4 Windows Vista クライアントでアラビア語の既定のカレンダーを使用している場合、レポートのデータが不正確に出力される

Windows Vista では、アラビア語 (サウジアラビア) の既定のカレンダーが、ヒジュラ暦からウムアルクラ暦に変更されています。 この 2 つは異なるカレンダーであるため、ウムアルクラ暦の日付を使ったレポートでは不正確なデータが出力される場合があります。

この問題を解決するには

Windows Vista クライアントでは、ウムアルクラ暦をヒジュラ暦に変更してください。

2.5.5 Windows Server 2008 で、バージョン管理アダプタがコードの回転率を計算するために使用するフォルダを作成できずに失敗する

アプリケーション層が Windows Server 2008 にインストールされており、サービス アカウントがドメイン アカウントではなく Network Service である場合、バージョン管理アダプタは変更セットの処理に失敗します。 この問題は、アダプタによって VersionControl_Data フォルダが作成されなかったことが原因で発生します。

この問題を解決するには

Program Files\Microsoft Visual Studio 2008 Team Foundation Server\Web Services\Warehouse\ フォルダ内に、VersionControl_Data という名前のフォルダを作成します。 アプリケーション層を実行するサービス アカウントに、VersionControl_Data フォルダに対する [読み取り] および [書き込み] のアクセス許可を与えます。

2.6 チーム エクスプローラ

2.6.1 Team Foundation Server の再構成または復元後に Team Foundation Server への接続がエラーになる

Team Foundation Server の再構成または復元後に、チーム エクスプローラからサーバーへの接続に問題が発生する場合があります。 "TF31005: Team Foundation Server <server name> に接続できないため、Team Foundation はチーム プロジェクトのリストを取得できません。" というエラーが表示されます。 この問題は、ローカルにキャッシュされたデータが Team Foundation Server と同期されていない場合に発生します。

この問題を解決するには

チーム エクスプローラが自動的に更新される (2 時間以内) まで待つか、ローカル キャッシュを手動でクリアします。

手動でローカル キャッシュをクリアするには、次の手順を実行します。

  1. Visual Studio を終了します。
  2. 次のフォルダの内容を削除します。
    %USERPROFILE%\Local Settings\Application Data\Microsoft\Team Foundation\2.0\Cache\
  3. Visual Studio を起動します。

2.6.2 中国語、日本語、および韓国語の拡張文字 A および B はチーム プロジェクト名に使用できない

Windows SharePoint Services の既知の制限により、中国語、日本語、および韓国語の拡張文字 A および B を含むチーム プロジェクト ポータルはサポートされません。 このため、これらの文字はチーム プロジェクト名にも使用できません。

この問題を解決するには

現時点ではこの問題の回避策はありません。

2.6.3 ダウンロードした CHM (Compiled Help Module) ファイルを開くことができない

セキュリティ更新プログラム 896358 がインストールされているコンピュータでは、ダウンロードした CHM (Compiled Help Module) ファイルを開くことができません。

この問題を解決するには

KB902225 を参照してください。

2.7 Team Foundation ビルド

2.7.1 Team Foundation ビルドからリモート テストを実行する際に、接続に失敗する

Team Foundation ビルドから実行したリモート テストは、"接続済みの呼び出し先が一定の時間を過ぎても正しく応答しなかったため、接続できませんでした。または接続済みのホストが応答しなかったため、確立された接続は失敗しました。" というエラー メッセージが表示されて失敗します。

Team Foundation ビルドからリモート テストを実行する場合、ビルドの実行に使用するユーザー アカウントが、Team Test Load Agent Controller コンピュータの TeamTestControllerUser ローカル セキュリティ アカウントまたは TeamTestControllerAdmins ローカル セキュリティ アカウントのメンバである必要があります。 また、Windows ファイアウォール (またはサードパーティ製のファイアウォール ソリューション) を使用している場合、MSBuild がリモート コンピュータにアクセスできるようにする必要があります。

この問題を解決するには

Team Test Load Agent Controller コンピュータの TeamTestControllerUser ローカル セキュリティ アカウントまたは TeamTestControllerAdmins ローカル セキュリティ アカウントに、ビルドの実行に使用するユーザー アカウントを追加します。 さらに、Team Foundation ビルド コンピュータで、Windows ファイアウォール (またはサードパーティ製のファイアウォール ソリューション) の例外リストに MSBuild を追加します。

2.7.2 チーム ビルド サービス アカウントを変更した後、Team Foundation ビルドの一部の関連機能が正常に機能しなくなる

Visual Studio Team Foundation ビルド サービスの実行に使用するアカウントを変更した場合、新しいユーザー アカウントにいくつかのアクセス許可を追加する必要があります。

この問題を解決するには

Visual Studio Team Foundation ビルド サービス アカウントが次の状態になるようにしてください。

2.7.3 チーム プロジェクトを削除し、同じ名前で再作成すると、Team Foundation ビルドの操作が失敗する

Team Foundation Server にある既存のチーム プロジェクトを削除してから、同じ名前で新しいチーム プロジェクトを作成した場合、チーム エクスプローラが元のチーム プロジェクトを参照していると、新しいビルド定義を作成できません。

この問題を解決するには

この問題が発生した場合は、そのコンピュータで Visual Studio を再起動してください。

2.7.4 チーム エクスプローラを使用してビルド サービス グループに Network Service ユーザーを追加することができない

Visual Studio Team Foundation ビルド サービス ユーザーが Network Service である構成で Team Foundation ビルドがインストールされている場合、チーム エクスプローラのプロジェクト グループを使用して "NT Authority\Network Service" ユーザーまたは "<BuildComputerName>$" ユーザーを [Team Project]\ビルド サービス グループに追加することはできません。

詳細 :

  1. チーム エクスプローラで、チーム プロジェクト名を右クリックし、[チーム プロジェクトの設定]、[グループ メンバシップ] の順にクリックし、[Build Services] をダブルクリックします。
  2. [Team Foundation Server グループ プロパティ] ダイアログ ボックスで [Windows ユーザーまたはグループ] オプションを選択し、[追加] をクリックします。
  3. [ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスで、Network Service ユーザーを追加することができません。

この問題を解決するには

TFSSecurity.exe コマンドライン ツールを使用して、ビルド サービス グループに Network Service ユーザーを追加します。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に [Microsoft Visual Studio 9.0] をポイントし、[Visual Studio Tools] をポイントして、[Visual Studio 2008 Beta 2 Command Prompt] をクリックします。
  2. コマンド プロンプトで次のように入力します。
    TFSSecurity.exe /server:<TFS Server name> /g+ "[TeamProject]\Build Services" <domain>\<BuildComputerName>

    例 : TFSSecurity.exe /server:myTFS /g+ "[myTeamProject]\Build Services" myDomain\myBuildmachine$ ($ は必要です)

Team Foundation アプリケーション層と同じコンピュータでチーム ビルド サービスが実行されている場合、追加するユーザーはサーバー名ではなく Network Service ユーザーにする必要があります。

例 : TFSSecurity.exe /server:myTFS /g+ "[myTeamProject]\Build Services" "Network Service"

2.8 テストの統合

既知の問題はありません。

2.9 バージョン管理

既知の問題はありません。

 

3. 関連するリンク