このドキュメントの内容
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WMSDE の SHAREPOINT インスタンスを移行する
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SQL Server 2000 の SHAREPOINT インスタンスを移行する
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SQL Server 2005 Workgroup Edition の新しいインスタンスをインストールする
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SQL Server 2000 インスタンスを SQL Server 2005 Workgroup Edition に移行する
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SQL Server の照合順序の設定
注 |
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これは、このドキュメントのバージョン 2 です。最新のバージョンをダウンロードするには、 |
注 |
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このドキュメントに記載されている情報は、Windows SBS 2003 R2 Premium Edition に適用されます。これらのインストール手順は、Windows SBS 2003 Premium Edition Service Pack 1 (SP1) を実行しているコンピュータに Microsoft SQL Server 2005? Workgroup Edition をインストールする場合にも使用できます。ただし、Windows SBS 2003 Premium Edition SP1 には SQL Server 2005 は同梱されていません。Windows SBS 2003 Premium Edition SP1 を実行しているコンピュータに SQL Server 2005 をインストールする場合は、別途購入する必要があります。 |
Windows SBS 2003 R2 セットアップのうち Windows SBS 2003 SP1 のインストールが完了したら、Premium Technologies の CD-ROM を使用して SQL Server 2005 をインストールできます。
全文検索を使用して会社の内部 Web サイトのドキュメント ライブラリを検索する場合は、Microsoft Windows SharePointR Services で使用される Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine (Windows) (WMSDE) のインスタンスを移行します。また、ビジネス アプリケーション用のデータベースとして SQL Server 2005 をインストールすることができます。
SQL Server 2005 をインストールする前に、次の点を確認してください。
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監視 (MSSQL$SBSMONITORING) 用にインストールされた MSDE のインスタンスはサポートされていないので、このインスタンスは移行しないでください。
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Windows SBS 2003 R2 Update Services (MSSQL$WSUS) 用にインストールされた WMSDE のインスタンスは、現時点では Windows SBS 2003 でサポートされていないので、このインスタンスは移行しないでください。
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Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2004 (MSSQL$MSFW) 用にインストールされた MSDE のインスタンスは、現時点では Windows SBS 2003 でサポートされていないので、このインスタンスは移行しないでください。
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SQL Server が既にインストールされている環境に SQL Server の新しいインスタンスをインストールする場合、またはデータベースに接続するクライアント コンピュータと異なる言語の SQL Server をインストールする場合、または以前のバージョンの SQL Server の設定に依存するアプリケーションがある場合は、カスタム セットアップを実行して照合順序の設定を行う必要があります。照合順序の設定の詳細については、後の「SQL Server の照合順序の設定」を参照してください。
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SQL Server 2005 のリリース ノートを参照するには、Premium Technologies の 1 枚目の CD-ROM に収録されている D:\SQL2005\ReadMeSql2005.htm を開いてください (D は CD ドライブのドライブ文字を表します)。
重要 |
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SQL Server 2005 をインストールするには、Administrator アカウントまたは Domain Admins セキュリティ グループに属するアカウントでログオンする必要があります。 |
WMSDE の SHAREPOINT インスタンスを移行する
移行を開始する前に、http://companyweb の Web サイトを準備する必要があります。
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http://companyweb の Web サイトを停止します。これを行うには、[スタート] ボタン、[サーバー管理] の順にクリックします。[サーバー管理] コンソール ツリーで、[詳細管理]、[インターネット インフォメーション サービス]、[<サーバー名> (ローカル コンピュータ)]、[Web サイト] の順にダブルクリックします。<サーバー名> はサーバー コンピュータの名前です。[companyweb] を右クリックし、[停止] をクリックします。
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SharePoint Timer Service を停止します。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。[SharePoint Timer Service] をダブルクリックして [プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。[全般] タブで [停止] をクリックします。[スタートアップの種類] で [手動] を選択します。[OK] をクリックして変更を適用し、[SharePoint Timer Services のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。次の手順で使用するため、[サービス] は開いたままにします。
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MSSQL$SHAREPOINT サービスを停止します。[サービス] で、[MSSQL$SHAREPOINT] を右クリックし、[停止] をクリックします。
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Windows SharePoint Services データベース ファイルのバックアップを作成します。これを行うには、%SystemDrive%\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL$SHAREPOINT\data を参照し、選択したバックアップの場所に次のファイルをコピーします。
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STS_<サーバー名>_1.mdf
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STS_Config.mdf
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STS_<サーバー名>_1.mdf_log.LDF
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STS_Config_log.LDF
<サーバー名> は、使用しているサーバーの名前です。
注 既定では、SHAREPOINT WMSDE データベース ファイルは %SystemDrive%\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL$SHAREPOINT\data にインストールされています。ただし、別の場所を指定してデータベース ファイルをインストールした可能性もあります。 注 これらのファイルのオリジナル コピーが破損または上書きされた場合は、バックアップ コピーを使用して、後で作成する SQL Server 2005 の SHAREPOINT インスタンスに再アタッチする必要があります。バックアップ コピーをデータベースに正しく再アタッチするには、上記のデータベース ファイルのバックアップ コピーを %SystemDrive%\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL$SHAREPOINT\data にコピーする必要があります。 -
STS_<サーバー名>_1.mdf
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SHAREPOINT WMSDE インスタンスを削除します。[スタート] ボタンをクリックして [コントロール パネル] をポイントし、[プログラムの追加と削除] をクリックします。[Microsoft SQL Server Desktop Engine (Sharepoint)] を選択し、[削除] をクリックします。MSDE (SharePoint) を削除する場合には、ダイアログ ボックスの [はい] をクリックします。次の手順を続行する前に、コンピュータを再起動する必要があります。
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Premium Technologies の 1 枚目の CD-ROM の自動実行ページ (D:\Setup.exe、D は CD ドライブのドライブ文字) で、[Microsoft SQL Server 2005 のインストール] をクリックします。
注 Windows SBS 2003 R2 がサーバーにプレインストールされている場合は、SQL Server 2005 をインストールするためのショートカットが OEM によってデスクトップに作成されている場合があります。 -
使用許諾契約書のページで、使用許諾契約の内容を確認します。続行するには、契約に同意する必要があります。
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[必要なコンポーネントのインストール] ページで、[インストール] をクリックします。SQL Server 2005 セットアップによって、SQL Server のセットアップに必要なコンポーネントがインストールされます。それらのインストールが完了したら、[次へ] をクリックします。
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[Microsoft SQL Server インストール ウィザードにようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。
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[システム構成チェック] ページで、インストールに関する潜在的な問題がないことを確認し、[次へ] をクリックします。
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SQL Server 2005 のインスタンスを初めてインストールする場合は、[登録情報] ページが表示されます。既定では、プロダクト キーは自動的に入力されます。[名前] および [会社] の情報を入力し、[次へ] をクリックします。
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[機能の選択] ページで、[SQL Server データベース サービス]、[ローカル ハード ドライブにすべてインストール] の順にクリックします。[SQL Server データベース サービス] を展開し、[フルテキスト検索] を含むすべてのサブ機能がインストールされるように設定されていることを確認します。
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[機能の選択] ページで、[クライアント コンポーネント] を展開し、[管理ツール]、[ローカル ハード ドライブにすべてインストール] の順にクリックします。既定では、[接続コンポーネント] および [SQLXML クライアント機能] もインストール対象として選択されます。[次へ] をクリックします。
重要 SQL Server 2005 のインスタンスをサーバーにインストールするのが初めてではなく、最初の SQL Server 2005 インスタンスではクライアント コンポーネントをインストールしなかった場合、WMSDE SHAREPOINT インスタンスを完全な SQL Server 2005 に移行するときに、クライアント コンポーネントをインストールできないことがあります。SQL のセットアップで、クライアント コンポーネントが既にインストールされているというメッセージが表示されることがあります。 この問題を回避するには、WMSDE SHAREPOINT の移行を完了してから、[開始] ボタンをクリックします。[コントロール パネル] をポイントし、[プログラムの追加と削除] をクリックします。[プログラムの追加と削除] で、[Microsoft SQL Server 2005]、[変更] の順にクリックします。[コンポーネントの選択] で、[SQL Server 2005 共通コンポーネント] の [ワークステーション コンポーネント]、[次へ] の順にクリックします。[インスタンスの変更または削除] ページが表示されるまで、SQL セットアップ ウィザードに従って操作します。[インストール済みコンポーネントの変更] をクリックします。[クライアント コンポーネント] で、[管理ツール]、[ローカル ハード ドライブにすべてインストール] の順にクリックします。[次へ] をクリックして続行し、ウィザードを完了します。 -
[インスタンス名] ページで、[名前付きインスタンス] をクリックします。[名前付きインスタンス] ボックスに、「SHAREPOINT」と入力します。
注意 このインスタンス名は大文字で入力する必要があります。インスタンス名が大文字でない場合、SQL Server 2005 Workgroup への移行は失敗します。 -
[サービス アカウント] ページで、[ビルトイン システム アカウントを使用する] をクリックし、アカウントとして [ローカル システム] をクリックします。[次へ] をクリックします。
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[認証モード] ページで、[Windows 認証モード] を選択します。[次へ] をクリックします。
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[照合順序の設定] ページの [SQL 照合順序 (以前のバージョンの SQL Server との互換性のために使用)] で、既定の [辞書順、大文字と小文字を区別しない、1252 文字セットを使用] をそのまま使用します。[次へ] をクリックします。
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[エラーと使用状況レポートの設定] ページが表示されたら、Microsoft または社内のエラー報告サーバーにエラー報告を自動的に送信するように選択することができます。また、SQL Server 2005 の機能の使用状況に関するデータを Microsoft に送信するように選択することもできます。[次へ] をクリックします。
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[インストールの準備完了] ページで、[インストール] をクリックします。
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SQL Server 2005 のセットアップで [ディスク 2 を挿入してください。] というメッセージが表示されたら、Premium Technologies の 2 枚目の CD-ROM を挿入し、[OK] をクリックします。
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[セットアップの進行状況] ページのボタンが使用可能になったら、[次へ] をクリックします。
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[Microsoft SQL Server 2005 セットアップの完了] ページで、[完了] をクリックします。
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SQL Server Management Studio を開きます。[スタート] ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005] の順にポイントし、[SQL Server Management Studio] をクリックします。
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[サーバーへの接続] ページで、[サーバーの種類:] が [データベース エンジン] に設定されていること、および [サーバー名:] が [サーバー名\SHAREPOINT] に設定されていることを確認します (サーバー名は使用しているサーバーの名前です)。[接続] をクリックします。
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[オブジェクト エクスプローラ] ペインで、[<サーバー名>\SHAREPOINT (SQL Server 9.0.1399 - <ドメイン名>\administrator)] を展開します (<ドメイン名> は Windows SBS ドメイン名です)。
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[セキュリティ] をダブルクリックし、[ログイン] を右クリックして、[新しいログイン] をクリックします。
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[ログイン名] に「NT Authority\Network Service」と入力して [OK] をクリックします。
重要 Windows SBS 2003 R2 Premium Edition のオランダ語、ポルトガル語 (ブラジル)、またはスウェーデン語バージョンを実行している場合は、NT Authority\Network Service のアカウント名を翻訳したものを入力する必要があります。 注 「NT Authority\Network Service」と入力した後で [検索] をクリックしないでください。SQL Server Management Studio では NT Authority\Network Service アカウントは検索されません。サービス名を誤って入力した場合、[OK] をクリックするとエラー メッセージが表示されます。 -
手順 4 と 5 を繰り返して、新しいログインとして <ドメイン名>\SBS SP Admins グループを追加します。
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[オブジェクト エクスプローラ] ペインで、[ログイン] を展開し、[NT Authority\Network Service] アカウントをダブルクリックします。
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NT Authority\Network Service の [ログインのプロパティ] ページで、[ページの選択] の [サーバー ロール] をクリックします。
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[サーバー ロール] で、[dbcreator] および [securityadmin] ロールを選択します。[OK] をクリックします。
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次の手順で使用するため、Microsoft SQL Server Management Studio は開いたままにします。
重要 |
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Windows SBS 2003 R2 Premium Edition のオランダ語、ポルトガル語 (ブラジル)、またはスウェーデン語バージョンを実行している場合は、新しい SHAREPOINT SQL Server 2005 インスタンスへのデータベースのアタッチを完了する前に、次の手順を実行して既定のフルテキスト言語を設定する必要があります。Windows SBS 2003 R2 Premium Edition のオランダ語、ポルトガル語 (ブラジル)、またはスウェーデン語バージョンを実行していない場合は、「SQL Server 2005 の新しい SHAREPOINT インスタンスにデータベース ファイルをアタッチするには」の手順に進んでください。 |
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Microsoft SQL Server Management Studio で、[<サーバー名>\SHAREPOINT (SQL Server 9.0.1399 - <ドメイン名>\administrator)] (<ドメイン名> は Windows SBS ドメイン名) を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
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[サーバーのプロパティ] ページで、[ページの選択] の [詳細設定] をクリックします。
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[その他の詳細プロパティ] で、[既定のフルテキスト言語] を探します。現在の値をハイライトさせて、使用する言語に対応する言語コードに置き換えます。言語コードは、オランダ語は 1043、スウェーデン語は 1053、ニュートラルは 0 です。ポルトガル語 (ブラジル) に対応する言語コードはないため、ポルトガル語 (ブラジル) ではニュートラルを使用します。
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[OK] をクリックします。
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これで、次の手順を続行して SQL Server 2005 の新しい SHAREPOINT インスタンスにデータベース ファイルをアタッチする準備ができました。
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Microsoft SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラで、[<サーバー名>\SHAREPOINT (SQL Server 9.0.1399 - <ドメイン名>\administrator)] を展開します (<ドメイン名> は Windows SBS ドメイン名です)。
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[データベース] を右クリックし、[アタッチ] をクリックします。
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[データベースのアタッチ] ページで、[追加] をクリックします。
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%SystemDrive%\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL$SHAREPOINT\data を参照して、[STS_<サーバー名>_1.mdf] を選択し、[OK] をクリックします。
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[データベースのアタッチ] ページで、[OK] をクリックします。操作が完了し、Microsoft SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラが表示されます。
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手順 2 ~ 5 を繰り返して、STS_Config.mdf データベース ファイルをアタッチします。
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[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントし、[サービス] をクリックして、Windows SharePoint Timer Service を再開します。[SharePoint Timer Service] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[全般] タブで、[スタートアップの種類] の [自動] をクリックします。[開始] をクリックしてサービスを開始し、[OK] をクリックして [SharePoint Timer Service のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
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[サービス] を閉じます。
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[スタート] ボタン、[サーバー管理] の順にクリックし、http://companyweb を再開します。[サーバー管理] コンソールで、[詳細管理]、[インターネット インフォメーション サービス]、[<サーバー名> (ローカル コンピュータ)]、[Web サイト] の順にダブルクリックします。[companyweb] を右クリックし、[開始] をクリックします。
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[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[SharePoint のサーバー管理] をクリックします。
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[コンポーネントの構成] で、[全文検索の構成] をクリックします。
注 "構成データベースが見つかりません" というエラー メッセージが表示された場合は、SQL Server (SHAREPOINT) サービスが開始されているかどうかを確認します。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。サービスが開始されていない場合は、サービス名を右クリックして、[開始] をクリックします。[OK] をクリックして [サービス] を終了します。 -
[全文検索とインデックス作成を有効にする] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
SQL Server 2000 の SHAREPOINT インスタンスを移行する
SHAREPOINT SQL Server 2000 のインスタンスを移行する手順は、SHAREPOINT WMSDE のインスタンスを SQL Server 2005 Workgroup Edition に移行する手順とほとんど同じです。SHAREPOINT SQL Server 2000 インスタンスを SQL Server 2005 Workgroup Edition に移行するには、次の手順を実行します。
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このドキュメントで既に説明した「http://companyweb の Web サイトを準備するには」の手順を実行します。[プログラムの追加と削除] を使ってアンインストールするのは、WMSDE ではなく、SQL Server 2000 であることに注意してください。
重要 SQL Server 2000 をアンインストールする前に、 Microsoft サポート技術情報 (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=68562) の文書番号 920899 を参照してください。この技術情報は、SQL Server 2000 Service Pack 4 のアンインストールに関する既知の問題について説明しています。 -
Windows SharePoint Services SQL Server 2005 の新規インストールを完了するには、このドキュメントで既に説明した「SQL Server 2005 Workgroup Edition SHAREPOINT インスタンスを作成するには」の手順を実行します。
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「SQL Server 2005 の新しい SHAREPOINT インスタンスのアクセス許可を構成するには」の手順を実行します。
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Windows SBS 2003 R2 Premium Edition のオランダ語、ポルトガル語 (ブラジル)、またはスウェーデン語バージョンをインストールしている場合は、このドキュメントで既に説明した「オランダ語、ポルトガル語 (ブラジル)、またはスウェーデン語バージョンのみ」の手順を実行します。それ以外は、この手順をスキップしてください。
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「SQL Server 2005 の新しい SHAREPOINT インスタンスにデータベース ファイルをアタッチするには」の手順を実行します。
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SHAREPOINT WMSDE の SQL Server 2000 へのアップグレード時に Windows SharePoint Services の全文検索を有効にしていた場合は、SQL Server 2005 への移行後に有効にし直す必要はありません。以前に全文検索を有効にしていなかった場合は、このドキュメントで既に説明した「Windows SharePoint Services で全文検索をオンにするには」の手順を実行します。
SQL Server 2005 Workgroup Edition の新しいインスタンスをインストールする
重要 |
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サーバーに SQL Server 2005 の新しいインスタンスをインストールするには、ここで説明する手順を実行します。SQL Server 2000 がインストール済みで、SQL Server 2005 のインストールに同じインスタンス名を使用する場合は、移行を行う必要があります。 詳細については、後の「SQL Server 2000 インスタンスを SQL Server 2005 Workgroup Edition に移行する」を参照してください。 |
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Premium Technologies の CD-ROM の自動実行ページ (D:\Setup.exe、D は CD ドライブのドライブ文字) で、[Microsoft SQL Server 2005 のインストール] をクリックします。
注 Windows SBS 2003 R2 がサーバーにプレインストールされている場合は、Premium Technologies をインストールするためのショートカットが OEM によってデスクトップに作成されている場合があります。 注 ビジネス アプリケーションで使用するためにこの SQL Server 2005 Workgroup Edition のインスタンスをインストールする場合は、そのアプリケーションのドキュメントを参照して、SQL Server 2005 との互換性および固有の構成要件を確認してください。 -
使用許諾契約書のページで、使用許諾契約の内容を確認します。続行するには、契約に同意する必要があります。
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[必要なコンポーネントのインストール] ページでは、SQL Server 2005 セットアップによって、SQL Server のセットアップに必要なコンポーネントがインストールされます。必要なコンポーネントのインストールが完了したら、[次へ] をクリックします。
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[Microsoft SQL Server インストール ウィザードにようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。
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[システム構成チェック] ページで、インストールに関する潜在的な問題がないことを確認し、[次へ] をクリックします。
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SQL Server 2005 のインスタンスを初めてインストールする場合は、[登録情報] ページが表示されます。既定では、プロダクト キーは自動的に入力されます。[名前] および [会社] の情報を入力し、[次へ] をクリックします。
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[機能の選択] ページで、[SQL Server データベース サービス] の横にあるアイコン、[ローカル ハード ドライブにすべてインストール] の順にクリックします。[クライアント コンポーネント] が展開されていない場合は展開します。[管理ツール] の横にあるアイコン、[ローカル ハード ドライブにインストール] の順にクリックします。[Connectivity Tools] もインストールするように選択されていることを確認します。[次へ] をクリックします。
重要 使用するビジネス アプリケーション (LOB) 用に Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services コンポーネントをインストールする必要がある場合、この時点ではこのコンポーネントのインストールを選択しないでください。代わりに、SQL Server 2005 のインストールを完了してから、後の「SQL Server 2005 Reporting Services をインストールするには」の手順を実行します。 -
[インスタンス名] ページで、[既定のインスタンス] をクリックします。
重要 LOB インストールの一部として SQL Server 2005 をインストールしている場合、既定のインスタンス以外の名前で SQL Server 2005 のインスタンスを作成する必要があるかどうかを確認するために、LOB アプリケーションの技術情報を参照してください。 -
[サービス アカウント] ページで、[ビルトイン システム アカウントを使用する] をクリックし、アカウントとして [ローカル システム] を選択します。
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[認証モード] ページで、[Windows 認証モード] を選択します。
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[照合順序の設定] ページの [SQL 照合順序 (以前のバージョンの SQL Server との互換性のために使用)] で、既定の [辞書順、大文字と小文字を区別しない、1252 文字セットを使用] をそのまま使用します。
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[エラーと使用状況レポートの設定] ページが表示されたら、Microsoft または社内のエラー報告サーバーにエラー報告を自動的に送信するように選択することができます。また、SQL Server 2005 の機能の使用状況に関するデータを Microsoft に送信するように選択することもできます。[次へ] をクリックします。
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[インストールの準備完了] ページで、[インストール] をクリックします。
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SQL Server 2005 のセットアップで [ディスク 2 を挿入してください。] というメッセージが表示されたら、Premium Technologies の 2 枚目の CD-ROM を挿入し、[OK] をクリックします。
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[セットアップの進行状況] ページのボタンが使用可能になったら、[次へ] をクリックします。
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[Microsoft SQL Server 2005 セットアップの完了] ページで、[完了] をクリックします。
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LOB アプリケーション用に Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services をインストールする必要がない場合は、次の「SQL Server 2005 Reporting Services をインストールするには」の手順をスキップしてください。
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SQL Server 2005 のセットアップ完了後に、Premium Technologies の CD-ROM の自動実行ページからセットアップを再起動します。これを行うには、Premium Technologies の 1 枚目の CD-ROM を CD ドライブに挿入し、[Microsoft SQL Server 2005 のインストール] をクリックします。SQL Server 2005 セットアップ ウィザードに従って、既定値をそのまま使用します。
注 Windows SBS 2003 R2 がサーバーにプレインストールされている場合は、SQL Server 2005 をインストールするためのショートカットが OEM によってデスクトップに作成されている場合があります。 -
[機能の選択] ページで、[Reporting Services] の横にあるアイコン、[ローカル ハード ドライブにすべてインストール] の順にクリックします。[次へ] をクリックします。
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[インスタンス名] ページで、Reporting Services を使用するインスタンスの名前を選択します。[次へ] をクリックします。
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[既存のコンポーネント] ページで、[次へ] をクリックします。
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[サービス アカウント] ページで、SQL Server 2005 セットアップ時に使用したサービス アカウントを使用します。[次へ] をクリックします。
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[レポート サーバー インストール オプション] ページで、[次へ] をクリックします。
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SQL Sever 2005 Reporting Services のインストールを完了するには、セットアップ ウィザードに従って、既定値をそのまま使用します。
重要 |
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Reporting Services のインストールが完了したら、Reporting Services 構成マネージャを実行して詳細設定を行い、Reporting Services を有効にする必要があります。固有の構成設定を確認するには、使用する LOB アプリケーションの技術情報を参照してください。 |
Reporting Services 構成マネージャを起動するには、[スタート] ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005]、[構成ツール] の順にポイントし、[Reporting Services 構成] をクリックします。
SQL Server 2000 インスタンスを SQL Server 2005 Workgroup Edition に移行する
既存の SQL Server 2000 インスタンスと LOB アプリケーションを連携使用していて、インスタンスを SQL Server 2005 に移す場合は、移行を行う必要があります。この移行の実行方法の詳細については、使用する LOB アプリケーションの技術情報を参照してください。
重要 |
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SQL Server 2000 をアンインストールする前に、 |
SQL Server の照合順序の設定
照合順序の設定を指定する必要がない場合は、既定の設定を使用して SQL Server をインストールすることをお勧めします。次の条件のいずれかに該当する場合は、照合順序の設定を指定する必要があります。
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以前のバージョンの SQL Server の設定に依存するビジネス アプリケーションを使用している。ビジネス アプリケーションのドキュメントを参照して、照合順序の設定が必要かどうかを確認してください。
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別のコンピュータの Windows ロケールと一致させる必要がある、または SQL Server の別のインスタンスと照合順序の設定を一致させる必要がある。SQL Server の言語がデータベースに接続するクライアント コンピュータと異なる場合は、照合順序指定子を指定して、特定の Windows 照合順序名を選択する必要があります。その場合は、指定した照合順序指定子と共に使用する [並べ替え順] オプションを指定できます。
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照合順序の設定について不明な点がある場合は、[照合順序の設定] ページで [ヘルプ]、[Windows 照合順序指定子] の順にクリックしてください。並べ替え順序について不明な点がある場合は、ヘルプの [Windows 照合順序並べ替えスタイル] をクリックしてください。
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そのコンピュータ上で、[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、「Control」と入力して、コントロール パネルを開きます。
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[地域のオプション] ([地域の設定] や [地域と言語のオプション] と表示される場合もあります) をダブルクリックします。ダイアログ ボックスが表示されます。
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そのコンピュータのロケールが、Windows Small Business Server を実行しているコンピュータのロケールと異なっているかどうかを確認します。ロケールが異なる場合は、ヘルプの "照合順序指定子" に掲載されている表を参照して、対応する照合順序指定子を確認します。
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照合順序の設定を、他の SQL Server の照合順序設定と一致させる必要があります。以前のバージョンの SQL Server と一致させるには、[SQL 照合順序 (以前のバージョンの SQL Server との互換性あり)] を選択します。使用しているオペレーティング システムのロケールに関する既定の設定が、照合順序の設定の一覧に表示されます。
照合順序の設定については、次の点を考慮することが重要です。
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照合順序の設定がサーバー間で一致していない場合は、サーバー間の多くの処理で障害が発生する可能性があります。
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セットアップの実行後に照合順序の設定を変更することは可能ですが、データベースを再構築し、データを再度読み込む必要があります。
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SQL Server の他のインスタンスの照合順序設定を参照して、照合順序指定子と並べ替え順に関して選択する必要がある項目を確認することをお勧めします。
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SQL Server を実行しているコンピュータで SQL Server Management Studio を開きます ([スタート] ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005] の順にポイントし、[SQL Server Management Studio] をクリックします)。
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[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、[サーバーの種類] の [データベース エンジン] を選択し、照合順序の設定を確認する SQL Server インスタンスの名前を選択して、接続のための認証情報を指定します。
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オブジェクト エクスプローラで、その SQL Server インスタンスを右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。
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クエリ ペインで、次のように入力します。
コードのコピー sp_helpsort go
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Ctrl + T キーを押して結果をテキストで表示し、F5 キーを押してコマンドを実行します。
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サーバーの既定の照合順序設定が、クエリ ウィンドウの結果ペインに表示されます。
著作権情報
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