Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) リリース ノート

目次

1. システム要件

1.1. サポートされているアーキテクチャ
  • x86
  • x64 (WOW)
  • 1.2. サポートされているオペレーティング システム

  • Microsoft Windows XP
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2008
  • Windows Vista


  • 1.3. ハードウェア要件
  • システム ドライブに 3.8 GB の空き容量が必要であり、Visual Studio がインストールされているドライブに 600 MB の空き容量が必要
        メモ : ディスク クリーンアップ ユーティリティを使用して一時ファイルを削除できます。  
  • 最小 : 1.6 GHz CPU、1024 x 768 を表示できるディスプレイ、5,400 RPM ハード ディスク
  • 推奨 : 2.2 GHz 以上の CPU、1280 x 1024 を表示できるディスプレイ、7,200 RPM 以上のハード ディスク 
  • Windows Vista 上で実行する場合 : 最小 2.4 GHz (P4クラス)の CPU
  • 2. 既知の問題

    2.1. インストール

    2.1.1. Microsoft Synchronization Services for ADO.NET 1.0 for Devices をインストールするためのシステム要件

    Microsoft Synchronization Services for ADO.NET 1.0 for Devices は、VS2008 SP1 と共にはインストールされません。ユーザーは .msi ファイルをダウンロードしてから、スマート デバイス プロジェクトのローカル データベース キャッシュ機能を有効にする必要があります。

    この問題を解決するには

    ダウンロード センターから Microsoft Synchronization Services for ADO.NET 1.0 for Devices の .msi ファイルをダウンロードし、インストールします。

    -http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=75FEF59F-1B5E-49BC-A21A-9EF4F34DE6FC&displaylang=ja

    2.1.2. Visual Studio 2008 SP1 インストールが失敗し、"サーバーに接続できませんでした" というメッセージが表示される

    Visual Studio 2008 SP1 インストールが失敗し、"サーバーに接続できませんでした" というメッセージが表示されます。
    このようなエラーに対して考えられる原因は次のとおりです。 最も可能性の高い原因として、対象のコンピュータのファイアウォールが挙げられます。

    この問題を解決するには

    SPInstaller のファイアウォールに例外を追加します。これにより、ファイアウォールが SpInstaller に必要な通信をブロックするのを防ぐことができます。Visual Studio 2008 SP1 インストールを再度試行します。
    Windows XP コンピュータの場合 :
    1. コントロール パネルを開きます。
    2. [Windows ファイアウォール] をクリックします。
    3. [例外] タブをクリックします。
    4. [プログラムの追加] をクリックします。
    5. プログラムのリストに SPInstaller を追加します。
    6. [OK] をクリックします。
    7. コンピュータを再起動します。
    Windows Vista コンピュータの場合 :
    1. コントロール パネルを開きます。
    2. [Windows ファイアウォール] をクリックします。
    3. [Windows ファイアウォールによるプログラムの許可] をクリックします。
    4. [例外] タブをクリックします。
    5. [プログラムの追加] をクリックします。
    6. プログラムのリストに SPInstaller を追加します。
    7. [OK] をクリックします。
    8. コンピュータを再起動します。

    2.1.3. SQL Server を Windows 7 RC にインストールすると互換性に関する警告が生成される

    SQL Server 2008 製品版、あるいは SQL Server 2005 の 製品版、SP1、または SP2 を Windows 7 RC にインストールしようとすると、このバージョンの Windows と SQL Server に既知の互換性の問題があることを示す警告が表示される場合があります。SQL Server は Visual Studio によって再頒布されるため、インストール時にユーザーが Visual Studio と共に SQL Server をインストールすることを選択すると、この既知の問題の影響を受けることがあります。この互換性に関する警告の原因となっている問題は、SQL Server 2008 SP1 と SQL Server 2005 SP3 で解決されています。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 をインストールし、SQL Server 2005 Express Edition SP2 のインストールを選択します (既定で選択されています)。

    1. インストール中に互換性に関する警告が表示された場合は、[プログラムを実行する] をクリックします。


    2. インストールが完了したら、ここをクリックして SQL Server 2005 Express Edition SP3 をダウンロードし、インストールします。(メモ: x64 バージョンへのリンクは、表示されたページの下部付近にあります。)


    3. SQL Server 2005 Express Edition SP3 のセットアップ中に、既にインストールされているインスタンスを必ずアップグレードしてください。


    4. SQL Server 2005 Express Edition のバージョンを確認するには、ここに示されている手順に従います。

    または、SQL Server 2005 Express Edition SP3 をインストールしてから Visual Studio 2008 をインストールする方法もあります。

    詳細情報:

    SQL Server 2008 を Windows 7 RC にインストールし、警告メッセージが表示されないようにする必要がある場合は、SQL Server 2008 Service Pack 1 パッケージを独自に作成できます。Peter Saddow のブログ「Creating a merged (slipstreamed) drop containing SQL Server 2008 RTM + Service Pack 1(SQL Server 2008 製品版 と Service Pack 1 を含む、マージした (スリップストリーム化した) ドロップの作成)」で説明されている手順に従ってください。

    2.1.4. 更新プログラムをアンインストールすると、その他の Visual Studio 製品のファイルがダウングレードされる可能性がある

    Visual Studio 2008 SP1 をコンピュータ上の複数の製品 (Visual Studio 2008 の英語版や Visual Studio 2008 のスペイン語など) に適用する場合に、SP1 をいずれかの製品からインストールすると、その他の Visual Studio 2008 製品のファイルがダウングレードされます。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 SP1 がインストールされている製品を修復するか、またはこれらの製品から SP1 をアンインストールします。

    Windows Vista またはそれ以降の場合 :

    1. コントロール パネルを開きます。
    2. [プログラム] をクリックします。
    3. [プログラムのアンインストール] をクリックします。
    4. SP1 がインストールされている Visual Studio 2008 エディションを選択します。
    5. [アンインストールと変更] をクリックします。
    6. 昇格するように求められたら、[続行] をクリックします。
    7. セットアップ コンポーネントが読み込まれたら、[次へ] をクリックします。
    8. [修復/再インストール] をクリックします。

    Windows Vista より前のオペレーティング システムの場合 :

    1. コントロール パネルを開きます。
    2. [プログラムの追加と削除] をクリックします。
    3. [アンインストールと変更] をクリックします。
    4. セットアップ コンポーネントが読み込まれたら、[次へ] をクリックします。
    5. [修復/再インストール] をクリックします。

    2.1.5. Windows Vista のサイドバーが有効な場合、Visual Studio 2008 SP1 のインストールが失敗する

    Windows Vista のサイドバーが有効なときに、Visual Studio 2008 SP1 のインストールが失敗します。

    この問題を解決するには

    1. タスク バーの右隅の通知領域に表示される [サイドバー] アイコンを右クリックします。
    2. [終了] をクリックします。

    2.1.6. 各言語バージョンの Visual Studio には言語バージョンが一致する Service Pack が必要である

    言語バージョンが一致しない Visual Studio 2008 RTM および Visual Studio 2008 SP1 をインストールすると、機能が動作しなかったり、UI が混合言語で表示される可能性があります。
    サポートされているシナリオ :
        したがって、たとえば Visual Studio 2008 RTM 日本語版 および Visual Studio 2008 RTM 英語版がインストールされている環境に Visual Studio 2008 SP1 を適用するためには、 Visual Studio 2008 SP1 日本語版 および Visual Studio 2008 SP1 英語版 の両方を適用する必要があります。

    この問題を解決するには

    1. Visual Studio 2008 SP1 をアンインストールします。
    2. Visual Studio 2008 RTM のメンテナンス モード修復を実行します。
    3. 言語バージョンが一致する Visual Studio 2008 SP1 をインストールします。

    2.1.7. Windows SDK をアンインストールすると、Visual Studio 2008 に影響を与える可能性がある

    Windows SDK for Windows Vista または Windows SDK Update for Windows Vista をインストールした後、Windows SDK をアンインストールした場合、Visual Studio が Windows のヘッダー、ライブラリ、およびツールを探すために必要なレジストリ キーが削除されます。

    この問題を解決するには

    次のいずれかのアクションを実行します。

    2.1.8. Visual Studio 2008 SP1 をインストールしても、セットアップ時に Visual Studio 2008 SP1 の MSDN ライブラリがインストールされない

    Visual Studio 2008 SP1 のインストール中に、Visual Studio 2008 SP1 の MSDN ライブラリがコンピュータにインストールされません。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 SP1 の MSDN ライブラリは別途ダウンロード可能です。Microsoft ダウンロード センター」を参照してください。

    2.1.9. SQL Server Compact 3.5 SP1 for Devices Windows installer (MSI) ファイルは Visual Studio 2008 SP1 と共にインストールされないが、ダウンロードとして提供されている

    SQL Server Compact 3.5 SP1 for Devices Windows インストーラ (MSI) ファイルには、モバイル デバイスへの SQL Server Compact 3.5 SP1 のインストールに必要なモバイル デバイス ランタイム ファイルが含まれています。Visual Studio 2008 SP1 を製品版の Visual Studio 2008 にインストールしても、SQL Server Compact 3.5 for Devices MSI は SP1 のバージョンに更新されません。

    この問題を解決するには

    SQL Server Compact 3.5 SP1 for Devices MSI は、Microsoft ダウンロード センターでダウンロードとして提供されています。

    2.1.10. Windows Vista 上で Visual Studio 2008 SP1 をインストールしているときに Windows 自動更新の通知が表示される

    .NET Framework 2.0 SP2 および .NET Framework 3.0 SP2 がインストールされていない Windows Vista コンピュータに Visual Studio 2008 SP1 をインストールしているときに、Windows 自動更新の通知により、コンピュータを再起動するように求められることがあります。すぐに再起動することを Windows Update に許可すると、Visual Studio セットアップが失敗します。

    この問題を解決するには

    Visual Studio SP1 のインストールが完了するまでコンピュータを再起動しないでください。

    2.1.11. .NET Framework 2.0 SP2 で .NET Framework 2.0 または .NET Framework 2.0 SP1 をアップグレードできない場合、Visual Studio 2008 SP1 のインストールが失敗する

    (※ Visual Studio 2008 SP1 のインストールを実行すると .NET Framework 2.0 SP2 が同時にインストールされます)

    ..NET Framework 2.0 または .NET Framework 2.0 SP1 がインストールされているコンピュータで Windows XP、Windows Server 2003、または Windows 2000 が実行されている場合、.NET Framework 2.0 SP2 のインストールが失敗します。

    .NET Framework 2.0 SP2 セットアップにより、.NET Framework 2.0 および .NET Framework 2.0 SP1 の以前のバージョンがアンインストールされます。Windows インストーラによって以前のバージョンがアンインストールされる場合は、キャッシュされたインストール データベースが使用されます。Windows インストーラによるアンインストール操作中に、以前にインストールされた更新プログラムのインストール パッケージがキャッシュまたは元のソースの場所に見つからなかった場合、インストールが失敗します。不完全なロールバックが発生した場合、このインストールの失敗の影響により、.NET Framework を使用するアプリケーションが失敗する可能性もあります。

    この問題は、次のいずれかの理由で発生する可能性があります。

    Windows インストーラ キャッシュで必要なファイルが見つかりません。

    Windows インストーラ キャッシュが変更されています。キャッシュは、製品の修復、更新、およびアンインストールに不可欠です。したがって、キャッシュの内容を削除または変更しないでください。キャッシュの内容を変更すると、Windows インストーラ ベース製品を更新または修復しようとしたときにソースを要求される場合があります。

    Windows インストーラがキャッシュを探しても、Windows インストーラ更新プログラム (.msp) ファイルが見つからない場合があります。.msp ファイルが失われる一般的な理由として次の 2 つが挙げられます。
    ハード ディスクにある大きなファイルまたはあまり使用されないファイルを見つけて削除するツールを実行した。
    %windir%\Installer ディレクトリの所有者が SYSTEM または Administrators から変更された。

    この問題が発生した場合は、失敗したインストールの Windows インストーラ ログに次のようなメッセージが見つかります。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:843]: ローカルの修正プログラム 'C:\WINDOWS\Installer\a4784a.msp' が見つかりませんでした。ソースの場所で探しています。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:843]: 修正プログラムのソースを解決しています。
    この問題が発生した場合は、Microsoft .NET Framework Registration Correction Tool を使用して問題を解決できます。このツールでは、更新に固有のすべての修正プログラムまたは更新プログラムの登録を削除することにより、メンテナンス インストールで固有の .msp ファイル読み込みが試行されないようにして、問題を解決します。

    また、インストーラ キャッシュを再ビルドすることで問題を解決することもできます。次の例に示すように、修正プログラムまたは更新プログラムのサポート技術情報の番号は、通常、"修正プログラムのソースを解決しています。" に続く行で見つけることができます。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:859]: SOURCEMGMT: パッケージが見つからないか、またはアクセスできないため、ソースは無効です。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:859]: メモ : 1: 1706 2: -2147483647 3: NDP20-KB917283-X86.msp

    この例で Windows インストーラ キャッシュを修正するには、次の手順を実行します。
    1. 次の Microsoft Web サイトにアクセスします (http://support.microsoft.com/kb/917283 (http://support.microsoft.com/kb/917283))。メモ : この URL に含まれるサポート技術情報の記事番号は、Windows インストーラ キャッシュを修正する対象となる修正プログラムまたは更新プログラムのサポート技術情報の記事番号で置き換えることができます。
    2. 更新プログラムをダウンロードします。
    3. /x コマンド ライン スイッチまたは /extract コマンド ライン スイッチを使用して、修正プログラムまたは更新プログラムに含まれる .msp ファイルを展開します。
    4. 展開した .msp ファイルを失われたファイルの場所にコピーします。この例では、%windir%\Installer\a4784a.msp です。

    修正プログラム登録または更新プログラム登録が壊れている可能性があります。

    修正プログラムまたは更新プログラムが Windows インストーラ ベース製品にインストールされた後で、修正プログラム登録または更新プログラム登録が壊れる場合があります。サードパーティのレジストリ クリーナーにより特定のレジストリが削除された場合に、この問題が発生することがあります。これらのキーには、Windows インストーラが内部で使用するためのキーが含まれます。この場合は、次のような "修正プログラムのソースの解決" メッセージがログに表示されます。
    MSI (s) (CC:5C) [03:02:56:181]: ローカルの修正プログラム '' が見つかりませんでした。ソースの場所で探しています。
    MSI (s) (CC:5C) [03:02:56:181]: 修正プログラムのソースを解決しています。
    メモ : 修正プログラムまたは更新プログラムの登録情報が失われているために、ログ メッセージに修復プログラムまたは更新プログラムの場所が示されません。この場合、修正プログラムまたは更新プログラムは製品に登録されているにもかかわらず、修正プログラムまたは更新プログラムの場所情報がありません。ファイルが存在する可能性はありますが、Windows インストーラは読み込みに必要なファイルのパスを認識できません。

    この問題が発生した場合は、Microsoft .NET Framework Registration Correction Tool を使用して問題を解決できます。このツールでは、この Service Pack に固有のすべての修正プログラムまたは更新の登録を削除することにより、メンテナンス インストールで修正プログラムまたは更新プログラムのパッケージの読み込みが試行されないようにして、問題を解決します。

    この問題を解決するには

    .NET Framework 2.0 SP2 のインストールが失敗し、"原因" セクションに記述されているように "修正プログラムのソースを解決しています。" というメッセージがインストール ログ ファイルに表示された場合は、Microsoft .NET Framework Registration Correction Tool を使用して問題を解決できます。

    Microsoft .NET Framework 2.0 Registration Correction Tool
    Microsoft .NET Framework Registration Correction Tool は、"原因" セクションに記述されている問題を両方とも解決します。
    次のファイルを Microsoft ダウンロード センターで入手できます。

    Microsoft .NET Framework 2.0 Registration Correction Tool パッケージを今すぐダウンロードしてください。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=0ba6038c-061e-4b4a-9be9-96a323701260

    Microsoft ダウンロード センターには、.NET Framework 2.0 がサポートする各プロセッサ アーキテクチャ (x86、x64、および IA-64) にそれぞれ対応するバージョンのツールが用意されています。ほとんどのお客様は 32 ビット バージョンのオペレーティング システムを利用しています。したがって、このような方はこのツールの x86 バージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。
    管理者は、/q コマンド ライン スイッチまたは /quiet コマンド ライン スイッチを渡すことにより、このユーティリティをスクリプト内で使用することもできます。この方法により、ユーザー インターフェイスもブロック スクリプトも使用することなく、サイレント モードでアプリケーションを実行できます。
    このツールは、%TEMP%\dd_clwireg.txt フォルダに実行中のログを書き込みます。このログでは、ツールが行っている処理の詳細な情報を確認できます。

    メモ
    - Microsoft .NET Framework Registration Correction Tool は、.NET Framework の現在の任意のバージョンで使用できるように設計されています。
    - このユーティリティを実行するには管理者である必要があります。

    2.1.12. Visual Studio 2008 のすべてのインスタンスを Service Pack 1 にアップグレードする必要がある

    Visual Studio 2008 製品の複数のエディション (言語エディションを含む) があるコンピュータでは、すべてのエディションを Service Pack 1 にアップグレードする必要があります。 Visual Studio 2008 製品は共有リソースに依存しているため、1 つのエディションをアップグレードすると、他の Visual Studio 2008 エディションがサポートされない状態になる可能性があります。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 のすべてのエディション (言語エディションを含む) を Service Pack 1 にアップグレードします。

    2.1.13. Visual Studio 2008 SP1 Beta をアンインストールすると、キャビネットに無効なデジタル署名を含むレポートが生成される場合がある

    Visual Studio 2008 SP1 Beta をアンインストールするか、Visual Studio 2008 修正プログラム削除ツールを実行すると、メッセージ 1330 ("キャビネットのデジタル署名が無効") が生成され、インストール元を求められる場合があります。

    この問題は通常、断続的なディスク読み取りエラーまたはネットワーク転送の問題が原因で発生します。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 SP1 Beta をアンインストールするか、Visual Studio 2008 修正プログラム削除ツールを再実行します。

    問題が解決できない場合 :

    1. Visual Studio 2008 修正プログラム削除ツールを使用する場合は、ローカル ハード ディスクに保存します。
    2. 元のメディアまたはネットワークの場所からローカル ディレクトリ (%TEMP%\VS2008 など) に Visual Studio 2008 RTM インストール ファイルをコピーします。
    3. 元のインストール メディアを削除するか、ネットワーク ケーブルを切断します。
    4. Visual Studio 2008 SP1 Beta を再びアンインストールするか、Visual Studio 2008 修正プログラム削除ツールを再実行し、インストール元を求められたら Visual Studio 2008 インストール ファイルのローカル パスを指定します。

    2.1.14. SP1 のインストール後、メディアから Visual Studio の修復を実行しない

    Visual Studio SP1 をインストールした後、最初のリリース (RTM) のインストール メディアから Visual Studio Repair を実行しないでください。  Visual Studio 2008 SP1 によってインストールされるパッケージの方が新しいので、最初のリリースのインストール メディアに存在しないため、[プログラムの追加と削除] を使用してのみ修復できます。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 SP1 を修復するには

    1. コントロール パネルから [プログラムの追加と削除] を開きます。
    2. Visual Studio 2008 を選択し、[変更] をクリックします。
    3. メンテナンス ウィンドウで [Repair Visual Studio の修復] を選択します。

    次のコンポーネントは、[プログラムの追加と削除] を使用して個別に修復する必要があります。

    - Microsoft .NET Compact Framework
    - Microsoft Remote Debugger
    - Microsoft Visual Studio Tools for Office
    - Microsoft SQL Server Compact Edition
    - Microsoft Windows Mobile SDK

    2.1.15. x64 コンピュータで Visual Studio 2008 Standard Edition Service Pack 1 の修復に失敗する

    レジストリ値が存在しないため、Visual Studio Repair の検出ロジックが正常に機能しません。  これは、Visual Studio Standard がインストールされている x64 コンピュータでのみ発生します。

    この問題を解決するには

    1. Windows エクスプローラを開きます。

    2. ..Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\Remote Debugger\x64 に移動します。

    3. msvsmon.exe のファイル バージョンを控えておきます。  プロパティを右クリックして確認するか、プロパティの上にマウス ポインタを置いてツールヒントを確認します。

    4. Regedit を開き、次の場所に現在のバージョンを含む "Version" という名前の 2 つの文字列レジストリ値を追加します。

          HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Remote Debugger Lite Setup\9.0\1033

          HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Remote Debugger Lite Setup\9.0\1033

    2.1.16. [プログラムの追加と削除] から Microsoft SQL Server Database Publish Wizard 1.3 が完全に修復されない

    [プログラムの追加と削除] を使用して "Microsoft SQL Server Database Publishing Wizard 1.3 (Visual Studio 2008 Service Pack 1 または Visual Web Developer 2008 SP1 と共にインストールされるバージョン) を修復しようとすると、次のいずれかの問題が発生する可能性があります。

    a. "Microsoft SQL Server Database Publishing Wizard 1.3" コンポーネントで [修復] を使用できません。

    b. [修復] は使用できますが、修復を実行すると、古いバージョンのウィザード "Microsoft SQL Server Database Publishing Wizard 1.2" がインストールされます。

    c. [修復] は使用できますが、修復を実行すると、SqlPubWiz.msi のソースの入力を求められます。

     

    この問題を解決するには

    Windows XP/Vista

    1. コントロール パネルを開き、[プログラムの追加と削除] をクリックします。

    2. コンポーネント "Microsoft SQL Server Database Publishing Wizard 1.3" (または上記の b. の現象により古いバージョンがインストールされた場合は "Microsoft SQL Server Database Publishing Wizard 1.2") を右クリックし、[アンインストール] をクリックします。アンインストールが終了するまで待ちます。

    3. http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=119368 から SqlPubWizInstaller.exe を実行して、"Microsoft SQL Server Database Publishing Wizard 1.3" を再インストールします。インストールされたかどうかは、[プログラムの追加と削除] で確認できます。

    2.1.17. 互換性のない Beta コンポーネントがコンピュータにインストールされている場合、Visual Studio 2008 SP1 をインストールできない

    次に示すプレリリース バージョンのプログラムや更新プログラムがインストールされていると、Visual Studio 2008 SP1 は正常にインストールされないため、インストールの前に削除する必要があります。
    - Microsoft Silverlight Tools Beta 1
    - Microsoft Visual Studio 2008 - KB949325
    - Microsoft Visual Studio 2008 - KB944899 (v1)
    - Microsoft Visual Studio 2008 - KB945140 (SP1 Beta)
    これらのプログラムを削除するには、自動化された Visual Studio 2008 Service Pack Preparation Tool の実行をお勧めします。このツールは、指定された更新プログラムとその他のプログラムをシステムから削除し、Visual Studio 2008 SP1 Beta リリースを手動で削除している間に損なわれた可能性のある Visual Studio 2008 の機能の整合性を復元します。

    この問題を解決するには

    1. http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=121685&clcid=0x411 の Visual Studio 2008 Service Pack Preparation Tool のダウンロード ページにアクセスします。
    2. ページの指示に従い、ツールをダウンロードして実行します。

    2.1.18. Visual Studio Tools for Office 3.0 Language Pack が存在するため、英語版以外の VSTT コンピュータに Visual Studio 2008 Service Pack 1 をインストールできない

    Visual Studio 2008 SP1 の更新プログラムをインストールすると、Visual Studio Tools for Office 3.0 Language Pack が既にインストールされているため、Windows インストーラの 1638 エラーが表示されることがあります。これは、英語版以外の Visual Studio Team Test 2008 および VSTO 3.0 ランタイムと対応する Language Pack がインストールされている場合に発生します。他の Visual Studio 製品 (Team Foundation クライアントなど) に VSTO 3.0 ランタイムがインストールされている場合もあります。
    "ERROR_PRODUCT_VERSION 1638 この製品の別のバージョンが既にインストールされているため、このバージョンのインストールを続行できません。この製品の既存バージョンを構成または削除するには、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用してください。"

    この問題を解決するには

    1. [プログラムの追加と削除] (Windows XP) または [プログラムと機能] (Windows Vista) を使用して、Visual Studio Tools for Office 3.0 Runtime Language Pack をアンインストールします。
    2. Visual Studio 2008 SP1 セットアップ (SPInstaller.exe) を再実行します。

    2.1.19. Visual Studio 2008 SP1 をインストールすると Windows SDK 構成ツールが破損する

    Visual Studio 2008 SP1 をインストールすると、Windows SDK for Windows Server 2008 および .NET Framework 3.5 の Windows SDK 構成ツールが破損します。このツールは、Visual Studio でビルドに使用する Windows SDK ヘッダー、ライブラリ、およびツールのバージョンの設定に使用されます。VS 2008 SP1 のインストール後、X86 コンピュータ上の構成ツールはハンドルされない例外でクラッシュします。X64 コンピュータでは、ツールの UI が空白のダイアログ ボックスと共に表示されます。この問題は VS 2008 Express SKU には影響しません。

    構成ツールは、Service Pack 修正プログラムによって無効なコンテンツで上書きされるレジストリ キー値に依存します。SP1 修正プログラムのインストール後、HKLM\Software\Microsoft\Microsoft SDKs\Windows\v6.0a subkey ProductVersion が "v6.0A" に設定されます。ツールでは、この値を 6.xxx.xxx.xxx という形式のビルド番号と想定します。X64 コンピュータでは、追加のレジストリ キーが無効な値 HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A@ProductVersion で上書きされます。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 を修復して ProductVersion 値をリセットします。
    1. コントロール パネルを開き、[製品と機能] をクリックします (Vista より前のオペレーティング システムの場合は [プログラムの追加と削除])。
    2. [Microsoft Visual Studio 2008] をクリックし、[アンインストールと変更] をクリックします。Visual Studio 2008 セットアップ ウィザードが起動します。
    3. メッセージが表示されたら、Visual Studio 2008 の修復/再インストールを選択します (これにより Service Pack が削除されることはありません)。
    上級ユーザーは、レジストリ キーを手動で更新して、ProductVersion 値 "6.0.6001.17011" を設定することもできます。レジストリを編集する前に、「 Microsoft Windows レジストリの説明」を参照してください。

    VS 2008 の GUI モードで SDK 構成ツールを使用するには、別の回避策が必要です。Windows SDK ブログ ポスト「 WinSDK bug notification: SDK Config Tool appears to work but fails」(英語) を参照してください。

    2.1.20. Visual Studio 2008 SP1 の管理者モード配置

    この方法では、Microsoft Systems Management Server (SMS) または他のソフトウェア頒布ツールを通じて配置できます。ネットワーク管理者は、最初にセットアップを実行して、ネットワーク共有で Visual Studio SP1 の完全な配置を行います。これは、無人モードでセットアップを実行することで配置されます。セットアップがインターネットからペイロード パッケージをダウンロードしないようにするには、完全な配置を行う必要があります。無人モードで実行すると、Service Pack 1 のセットアップにより、検出されたすべての Visual Studio 2008 インスタンスが指定された言語でエラー表示なしに更新されます。エラーが発生した場合、セットアップは失敗して中断されます。SP1 の各配置は特定の言語を対象としているため、異なる言語バージョンの Visual Studio を使用して各環境に複数の配置を作成する必要があります。システムに対象の言語がインストールされていない場合、Service Pack 1 のセットアップはエラー表示なしで失敗します。

    SMS を使用してコンポーネントを配置するには、次の手順を実行する必要があります。
    1. SP1 の完全な配置を行う
    2. コンポーネント パッケージを作成する
    3. コンポーネント プログラムを作成する
    4. コンポーネント配布ポイントを作成する
    5. コンポーネント アドバタイズメントを作成する

    ステップ 1 : SP1 の完全な配置を行う
    1. サーバーにフォルダを作成します。例 : <ドライブ>:\VS90SP1
    2. Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (インストーラ) をダウンロードし、コンピュータのローカルに保存します (%Temp%\VS90sp1-KB945140-JPN.exe)。
    3. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    4. 次のコマンドを入力して、すべての SP1 ペイロード コンポーネントを作成されたディレクトリにダウンロードします。
      %TEMP%\VS90sp1-KB945140-JPN.exe /createlayout <ドライブ>:\VS90SP1 /q

      メモ : 接続速度により、ダウンロード (~ 850 MB) には時間がかかることがあります。指定されたロケールの SP1 更新プログラムの完全なセットを含む配置から SPInstaller.exe を呼び出すと、Service Pack 1 がインストールされます。手動で展開する場合は、/q パラメータを /passive に置き換えると、ダウンロード/インストールの進行状況が表示されます。
    ステップ 2 : コンポーネント パッケージを作成する
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Systems Management Server] をクリックして SMS Administrator コンソールを開きます。
    2. [サイト データベース] ツリーで、[パッケージ] を右クリックして [新規作成] をポイントし、[パッケージ] をクリックします。
    3. [パッケージのプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、該当するフィールドに次の値を追加します。

      フィールド

      名前

      Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1

      Version

      SP1

      Publisher

      Microsoft

      言語

      <コンポーネントの言語>


    4. [データ ソース] タブで、[このパッケージはソース ファイルを含んでいます] のチェック ボックスをクリックしてオンにし、[常にソース ディレクトリからファイルを取得する] をクリックします。
    5. [設定] をクリックします。
    6. [ソース ディレクトリの設定] ダイアログ ボックスで、[サイト サーバーのローカル ドライブ] をクリックし、[参照] をクリックします。
    7. [フォルダの参照] ダイアログ ボックスで、インストールするコンポーネントのフォルダ ( <drive>:\VS90SP1 など) を選択します。
    8. [OK] を 3 回クリックしてダイアログ ボックスを閉じます。

    ステップ 3 : コンポーネント プログラムを作成する
    各 SMS パッケージには少なくとも 1 つの SMS プログラムが含まれています。SMS プログラムは、パッケージの実行方法を制御するために各ターゲット コンピュータで実行されるコマンド ライン プログラムです。
    1. SMS Administrator コンソールの [サイト データベース] ツリーの [パッケージ] で、該当するノードを展開します。
    2. [プログラム] を右クリックし、[新規作成] をポイントして [プログラム] をクリックします。
    3. [プログラム プロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、[名前] ボックスに「Microsoft Visual Studio 2008 SP1」と入力します。[コマンド ライン] ボックスに、「SPInstaller.exe /q /norestart」と入力します。
    4. [実行後] ボックスの一覧で、次の一覧に基づく適切な値を選択します。
    5. [環境] タブで、[ユーザー入力を要求する] のチェック ボックスをクリックしてオフにし、[管理者権限で実行する] をクリックします。
    6. [OK] をクリックして [プログラム プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

    ステップ 4 : コンポーネント配布ポイントを作成する
    SMS 配布ポイントはサイト システム上の共有です。クライアント コンピュータがアクセスできるように、パッケージのソース ファイルを SMS 配布ポイントにコピーします。
    1. SMS Administrator コンソールの [サイト データベース] ツリーの該当するノードで、[配布ポイント] を右クリックし、[新規作成] をポイントします。次に、[配布ポイント] をクリックします。
    2. 新しい配布ポイント ウィザードで、[次へ] をクリックします。
    3. パッケージのコピー先となる配布ポイントを選択します。
    4. [完了] をクリックします。

    ステップ 5 : コンポーネントの提供情報を作成する
    提供情報では、クライアント コンピュータで利用可能なプログラム、提供情報を受信するコンピュータ、およびプログラムのインストールのスケジュールを指定します。
    1. SMS Administrator コンソールの [サイト データベース] ツリーで、[提供情報] をクリックし、[新規作成] をポイントします。次に、[提供情報] をクリックします。
    2. [提供情報のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、[名前] ボックスに「Microsoft Visual Studio 2008 SP1」と入力します。
    3. [パッケージ] ボックスの一覧で、該当するコンポーネントを選択します。
    4. [プログラム] ボックスの一覧で、該当するコンポーネント プログラムを選択します。
    5. [参照] をクリックし、プログラムの配置先となるコンピュータのコレクションを選択します。
    6. [OK] をクリックして [提供情報のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

    2.1.21. [FIX] Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 の英語以外の言語バージョンをインストールした後、ローカライズされた一部の IntelliSense テキストが英語に戻ることがある

    Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) の英語以外の言語版をインストールした後、ローカライズされた一部の IntelliSense テキストが英語に戻ることがあります。この問題は、Visual Studio 2008 SP1 の以下の言語版で発生します。

       o    簡体字中国語

       o    繁体字中国語

       o    ドイツ語

       o    スペイン語

       o    フランス語

       o    イタリア語

       o    日本語

       o    韓国語

    この問題を解決するには、詳細について KB 957507 を参照し、次にファイルをダウンロードします。

    2.2. アンインストール

    既知の問題はありません。

    2.3 製品の問題

    2.3.1. 一般的な問題

    2.3.1.1 Samesite for .NET Framework 3.5 SP1 ブートストラップ パッケージを有効にする

    .NET Framework 3.5 SP1 ブートストラップ パッケージがセットアップ プロジェクトの [必須コンポーネント] ダイアログ ボックスまたは ClickOnce 発行機能で選択されており、[アプリケーションと同じ場所から必須コンポーネントをダウンロードする] オプションが選択されている場合は、次のビルド エラーが表示されます。 

    必須コンポーネントのインストール場所が 'コンポーネントの開発元の Web サイト' に設定されておらず、項目 'Microsoft.Net.Framework.3.5.SP1' のファイルの 'dotNetFx35setup.exe' がディスクに見つかりません。

    この問題を解決するには

    パッケージ データを更新します。
    1. [Program Files]\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFx35SP1 フォルダまたは %ProgramFiles(x86)%\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFx35SP1 (x64 オペレーティング システムの場合) を開きます。
    2. メモ帳で Product.xml ファイルを編集します。
    3. 次を < PackageFiles > 要素に貼り付けます。
      < PackageFile Name="TOOLS\clwireg.exe" />
      < PackageFile Name="TOOLS\clwireg_x64.exe" />
      < PackageFile Name="TOOLS\clwireg_ia64.exe" />
    4. < PackageFile Name="dotNetFX30\XPSEPSC-x86-en-US.exe" の要素を探し、PublicKey 値を次のように変更します。3082010A0282010100A2DB0A8DCFC2C1499BCDAA3A34AD23596BDB6CBE2122B794C8EAAEBFC6D526C232118BBCDA5D2CFB36561E152BAE8F0DDD14A36E284C7F163F41AC8D40B146880DD98194AD9706D05744765CEAF1FC0EE27F74A333CB74E5EFE361A17E03B745FFD53E12D5B0CA5E0DD07BF2B7130DFC606A2885758CB7ADBC85E817B490BEF516B6625DED11DF3AEE215B8BAF8073C345E3958977609BE7AD77C1378D33142F13DB62C9AE1AA94F9867ADD420393071E08D6746E2C61CF40D5074412FE805246A216B49B092C4B239C742A56D5C184AAB8FD78E833E780A47D8A4B28423C3E2F27B66B14A74BD26414B9C6114604E30C882F3D00B707CEE554D77D2085576810203010001
    5. < PackageFile Name="dotNetFX30\XPSEPSC-amd64-en-US.exe" の要素を探し、PublicKey 値を前のステップ 4 と同じように変更します。
    6. product.xml ファイルを保存します。
    7.  
    基本インストール ファイルをダウンロードし、展開します。
    1. URL: http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118080 に移動します。
    2. dotNetFx35.exe ファイルをローカル ディスクにダウンロードします。
    3. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、dotNetFx35.exe をダウンロードしたディレクトリに移動します。
    4. コマンド プロンプトで次のように入力します。
      dotNetFx35.exe /x:.
      これにより、Framework ファイルが現在のディレクトリ内の "WCU" という名前のフォルダに抽出されます。
    5. WCU\dotNetFramework フォルダのコンテンツをコピーし、%Program Files%\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFx35SP1 フォルダ (x64 オペレーティング システムでは %ProgramFiles(x86)%\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFx35SP1) に貼り付けます。メモ : WCU\dotNetFramework フォルダ自体をコピーしないでください。[WCU] フォルダには 5 つのフォルダが含まれ、各フォルダが [DotNetFx35SP1] フォルダに表示されます。フォルダ構造は次のようになります。
      o DotNetFx35SP1 (フォルダ)
    Language Pack サポート ファイルをダウンロードします。
    1. ダウンロードできる場所については、次の表を参照してください。
    2. 用意されている URL に移動し、プロンプトが表示されたら、表に示された [dotNetFx35SP1] フォルダのサブディレクトリにダウンロードします。メモ : これを x86 に対して 1 回実行します。また、x64 に対しても、パッケージで x64 をサポートする必要がなくても 1 回だけ実行する必要があります。

    言語

    アーキテクチャ

    ソース URL

    貼り付け先

    簡体字中国語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118146

    zh-CHS\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118151

    zh-CHS\DotNetFX35\x64

    繁体字中国語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118087

    zh-CHT\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118050

    zh-CHT\DotNetFX35\x64

    英語

    x86

    N/A

    N/A

    x64

    N/A

    N/A

    フランス語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118148

    fr\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118153

    fr\DotNetFX35\x64

    ドイツ語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118149

    de\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118154

    de\DotNetFX35\x64

    イタリア語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118097

    it\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118115

    it\DotNetFX35\x64

    日本語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118096

    ja\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118114

    ja\DotNetFX35\x64

    韓国語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118147

    ko\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118152

    ko\DotNetFX35\x64

    ポルトガル語 (ブラジル)

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118092

    pt-BR\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118110

    pt-BR\DotNetFX35\x64

    ロシア語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118090

    ru\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118108

    ru\DotNetFX35\x64

    スペイン語

    x86

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118101

    es\DotNetFX35\x86

    x64

    http://go.microsoft.com/fwlink?LinkID=118119

    es\DotNetFX35\x64

    2.3.1.2 Visual Studio 2008 RTM および Visual Studio 2008 SP1 RTM がインストールされた後に、redist mfc90rus.dll が更新されない

    - Visual Studio 2008 SP1 RTM の更新プログラムがインストールされた後に、redist フォルダに mfc90rus.dll がありません。

    - ロシア語のリソースを使用して、ローカライズされたアプリケーションを書いて、配布することができません。

    この問題を解決するには

    [winsxs] フォルダから、 [redist] フォルダに MFC90RUS.DLL をコピーできます。
    (※ [winsxs] フォルダとは%windir%\winsxs\ フォルダの中の x86_microsoft.vc90.mfcloc_で始まり、途中に9.0.30729.1というバージョン番号を含むフォルダです。 [redist] フォルダとは Visual Studioが %ProgramFiles%\Microsoft Visual Studio 9.0 にインストールされている場合、 %ProgramFiles%\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\redist\x86\Microsoft.VC90.MFCLOC フォルダ です。)

    2.3.1.3 Visual Studio 2008 SP1 のインストール中に、元のインストール メディアを用意するよう要求されることがある

    次の機能が Visual Studio 2008 のインストール中に選択されていない場合は、Visual Studio 2008 SP1 のインストール中に元のインストール メディアが要求されることがあります。

    [Visual C++ クラスおよびテンプレート ライブラリ] に用意された機能

    - ATL MFC ソース コード

    - ATL MFC スタティック ライブラリ ANSI

    - ATL MFC スタティック ライブラリ Unicode

    - ATL MFC 共有ライブラリ ANSI

    - ATL MFC 共有ライブラリ Unicode

    [Visual C++ ツール] に用意された機能

    - MFC トレース ユーティリティ

    - Visual C++ エラー ルックアップ

    - Win32 ツール

    この問題を解決するには

    元のメディアを手元に用意します。

    2.3.1.4. System.Data.Entity への参照がプロジェクトに追加された後でも、.NET Framework の対象のバージョンが .NET Framework 3.5 SP1 にならない

    開発時にいつでも .NET Framework Client Profile を対象とするオプションを選択した場合は、SP1 が必要な System.Data.Entity への参照を追加しても、ClickOnce では SP1 かどうかを自動的に確認しません。

    System.Data.Entity への参照を含んでいるプロジェクトで [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにすると、アプリケーションは、SP1 が適用されていない .NET Framework 3.5 かどうかを正しく確認しません。

    この問題を解決するには

    ClickOnce に .NET Framework 3.5 SP1 かどうかを強制的に確認させます。

    Visual Basic プロジェクトの場合 :

    プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [マイ プロジェクト] をダブルクリックします)。
    [コンパイル] タブをクリックします。
    [詳細コンパイル オプション] をクリックします。
    [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにします。
    プロジェクトから、System.Data.Entity への参照を削除します。
    System.Data.Entity への参照をもう一度プロジェクトに追加します。
     

    C# プロジェクトの場合 :

    プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [プロパティ] をダブルクリックします)。
    [アプリケーション] タブをクリックします。
    [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにします。
    プロジェクトから、System.Data.Entity への参照を削除します。
    System.Data.Entity への参照をもう一度プロジェクトに追加します。

    2.3.1.5. .NET Framework Client Profile が既にインストールされている場合でも、ClickOnce で生成された publish.htm ページが、再度インストールしようとする

    publish.htm ページは、対象のコンピュータに .NET Framework Client Profile がインストールされているかどうかを検出するスクリプトがなくても、生成されます。

    この問題を解決するには

    1. アプリケーションがクライアントのみの Framework のサブセットを対象にするようにします。

    Visual Basic プロジェクトの場合 :

    プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [マイ プロジェクト] をダブルクリックします)。
    [コンパイル] タブをクリックします。
    [詳細コンパイル オプション] をクリックします。
    [クライアント専用 Framework サブセット] オプションを選択します。
     

    C# プロジェクトの場合 :

    プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [プロパティ] をダブルクリックします)。
    [アプリケーション] タブをクリックします。
    [クライアント専用 Framework サブセット] オプションを選択します。
     

    2. 適切なスクリプトを取得するには、.NET Framework 3.5 SP1 の必須パッケージを選択し、アプリケーションを発行します。

    3. プロジェクトの [発行] プロパティで、必須パッケージを .NET Framework Client Profile に戻し、[発行後に毎回配置 Web ページを自動的に生成する] オプションをオフにします。

    4. アプリケーションをもう一度発行します。

    2.3.1.6. ADO.NET Entity Data Model デザイナでアソシエーション コネクタが表示されないか、正しい位置に表示されない

    この問題が発生するシナリオは 2 つあります。

    1. - データベースからのモデルの更新を実行すると、データベースの新しい外部キーに対してアソシエーションが作成されますが、ダイアグラムには表示されません。

    2. - デザイナで元に戻す/やり直し操作を実行すると、ダイアグラム内で関連行が正しい位置に表示されません。

    この問題を解決するには

    次のような回避策があります。

    - ファイルを保存します。デザイナを終了します。ファイルを再度開きます。

    - ダイアグラムの空の領域を右クリックし、[ダイアグラムの配置] をクリックします。それによって、既にダイアグラムに行った手動でのレイアウトの変更内容を変更できます。

    - 関連するエンティティを手動で移動して、レンダリングを更新します。

    2.3.1.7 Microsoft Visual Studio 2008 SP1 ReportViewer への既定のリダイレクト リンクが間違っている

    セットアップおよび配置プロジェクトに用意されている Visual Studio 2008 ReportViewer (ReportViewer.exe) への既定のリダイレクト リンクが、英語以外のオペレーティング システムの ReportViewer (ReportViewerLP.exe) の言語パックに誤ってリダイレクトしています。

    この問題を解決するには

    1. %ProgramFiles%\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Bootstrapper\Packages\ReportViewer\ja\package.xml を開きます。

    2. リンク http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=98185 を package.xml にある http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=98185&amp;clcid=0x409 で置き換えます。

    3. ReportViewerLP.exe http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=98185&clcid=0x411 へのリンクを変更しないように注意してください。

    2.3.1.8 ロード テストで Visual Studio Team Server 2008 SP1 インストールの実行に失敗する

    Visual Studio Team Server 2008 SP1 クライアントをインストールし、これでロード テストを実行する場合は、Visual Studio Team Server 2008 SP1 コントローラを使用してテストを実行する必要があります。オンラインであり、かつこのコントローラに接続されたエージェントはすべて、Visual Studio Team Server 2008 SP1 エージェントでもある必要があります。Visual Studio クライアントのみで SP1 をインストールし、Visual Studio Team Server 2008 SP1 バージョンがインストールされていないリモート テスト マシン群を使用してロード テストを実行すると、ロード テストはすぐに失敗し、[テスト結果] ウィンドウには "実行されませんでした" というメッセージが表示されます。[テスト結果] ウィンドウのリンクをクリックすると、[テストの実行エラーおよび警告] セクションに表示されるエラーは次のようになります。

    テストの実行をキューに置くことができませんでした。'username@MYCONTROLLER 2008-06-13 11:17:28': 型 'Microsoft.VisualStudio.TestTools.LoadTesting.LoadTestConstantLoadProfile' のオブジェクトを型 'Microsoft.VisualStudio.TestTools.WebStress.WebTestLoadProfile' に変換できません。 

    (表示される最初の型は、ロード テストで使用するロード パターンの型により異なります。)

    さまざまなロード テスト パターンを実行するために、Visual Studio Team Server 2008 SP1 では API が強化されたので、Visual Studio のクライアント、コントローラ、およびエージェントのバージョンが一致する必要があります。

    この問題を解決するには

    クライアント、コントローラ、およびエージェントを Visual Studio 2008 SP1 にアップグレードします。

    2.3.1.9. Windows Vista でアセンブリ キャッシュ ビューアを実行する

    アセンブリ キャッシュ ビューア (Shfusion.dll) は Windows のシェル拡張機能であり、この機能により、Windows エクスプローラでグローバル アセンブリ キャッシュの内容を表示および操作できます。Shfusion.dll は、%windir%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727 ディレクトリにあります。

    Windows Vista では、昇格されたアクセス許可を使用した場合、アセンブリ キャッシュ ビューアは動作しません。昇格されたアクセス許可を持つユーザーがコマンド プロンプト ウィンドウから開く場合も同様です (たとえば、グローバル アセンブリ キャッシュのパスで START コマンドを使用して昇格)。これは、アセンブリ キャッシュ ビューアは Windows エクスプローラのシェル拡張機能であり、昇格されたアクセス許可では動作しないためです。

    この問題を解決するには

    Shfusion.dll のみを使用して表示します。

    更新プログラムの場合は、管理者特権を持つコマンド プロンプト ウィンドウを開き、.NET Framework SDK の Gacutil.exe コマンド ライン ツールを使用します。

    2.3.1.10 64 ビット プロファイラ SDK がインストールされない

    x64 performance tools ディレクトリで PerfSDK フォルダが見つかりません。  このフォルダには vsperf.h および vsperf.lib が含まれています。これらのファイルは、プロファイル ランタイム API をリンクするために必要です。

    この問題を解決するには

    64 ビット SP1 スタンドアロン プロファイラのインストールには、64 ビット プロファイラ SDK が含まれます。これは MSDN Download Center で入手できます。  64 ビット バージョンの Windows に 64 ビット スタンドアロン プロファイラをインストールし、インストールされた 64 ビット PerfSDK ディレクトリを "%program files(x86)%\Microsoft Visual Studio 9.0\Team Tools\Performance Tools\x64" にコピーします。

    2.3.1.11 web.config ファイルが破損しているか存在しない場合、Web サイトのプロファイリングが失敗する

    web.config ファイルが以前のプロファイリング実行で破損したか、削除された場合、プロファイラにはメッセージ "Web サイトを正しく構成できませんでした。ASP.NET プロセスの情報の取得に失敗しました。サーバーで ASP.Net Version 2.0 以上が実行されていない可能性があります。'Http://localhost/VSEnterpriseHelper.axd' の要求に対してエラーが返されました: リモート サーバーがエラーを返しました: (500) 内部サーバー エラーです" が表示されます。

    この問題を解決するには

    web.config ファイルを削除します。

    デバッガで Web サイトを実行し、クリーンな web.config ファイルを再生成します。

    プロファイラで実行します。

    2.3.1.12 "Microsoft Visual Studio 2008 Report Viewer" が必要条件のセットアップおよび配置プロジェクトで警告メッセージが表示される

    "Microsoft Visual Studio 2008 Report Viewer" を必要条件とする日本語版のセットアップおよび配置プロジェクトで、いくつかの警告メッセージが表示されます。ただし、これらの警告メッセージにより、アプリケーションの配置 (ReportViewer コントロールなど) が妨げられることはありません。

    この問題を解決するには

    この問題の回避策は必要ありません。

    2.3.1.13 AMD64 および IA64 ATL applocal アセンブリが Visual Studio 2008 SP1 により更新されない

    %VSINSTALLDIR%\vc\redist\amd64 および %VSINSTALLDIR%\vc\redist\ia64 の AMD64 および IA64 ATL applocal アセンブリは Visual Studio 2008 SP1 によって更新されません。したがって、SP1 のインストール後、両方とも Visual Studio 2008 製品版 (9.0.21022.8) の環境に残ります。その結果、Visual Studio 2008 SP1 の .dll ファイルにバインドする AMD64 および IA64 ATL アプリケーションの applocal 配置が影響を受けます。

    この問題を解決するには

    1. %VSINSTALLDIR%\vc\redist\amd64\atl90.dll および %VSINSTALLDIR%\vc\redist\ia64\atl90.dll を、対応する SP1 の AMD64 および IA64 ファイル (%windir%\winsxs にインストールされます) に置き換えます。

      メモ : SP1 の AMD64 および IA64 ファイルは、%windir%\winsxs の下の次のサブフォルダにインストールされます。

      SP1 AMD64 atl90.dll => amd64_microsoft.vc90.atl*9.0.30729.1*
      SP1 IA6464 atl90.dll => ia64_microsoft.vc90.atl*9.0.30729.1*

    2. テキスト エディタで %VSINSTALLDIR%\vc\redist\amd64\Microsoft.VC90.ATL.manifest を開きます。次の文字列を探します。
      version="9.0.21022.8"
      この文字列を次のように変更します。
      version="9.0.30729.1"

      %VSINSTALLDIR%\vc\redist\ia64\Microsoft.VC90.ATL.manifest についても繰り返します。

    3. ファイルを保存します。

    2.3.1.15. 配置パッケージのインストールで、一部の必須コンポーネントの Web 経由によるインストールが失敗する

    エンド ユーザーが Web 経由でのインストールを指定すると、セットアップ プロジェクトで作成される配置パッケージの一部の必須コンポーネントでインストールが失敗します。関連するコンポーネントを含む ClickOnce 配置パッケージも、インストール中に失敗します。

    この問題は、一部のコンポーネント ファイルで URL が壊れていることが原因です。この問題を解決するには、package.xml ファイル内の URL を手動で編集する必要があります。

    この問題を解決するには

    1. %Program Files%\Microsoft SDKs\Windows\6.0A\Bootstrapper\Packages\ に移動します。

    2. 次の場所にある package.xml を編集します。
       a."\VSTOR30\ja\"
       b."\SqlExpress\ja\"

       以下の URL を変更します。

       a."http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=95147amp;clcid=0xXXX "
           この文字列を次のように変更します。
           "http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=95147&amp;clcid=0xXXX "

       b."http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=83136amp;clcid=0xXXX "
           この文字列を次のように変更します。
           "http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=83136&amp;clcid=0xXXX "

    メモ : 違いは、"amp;clcid=0xXXX" の前に "&" が追加されたことだけです。0xXXX は言語識別子で、日本語版の場合 0x411 になっています。

    2.3.2 ADO.NET

    既知の問題はありません。

    2.3.3 言語

    2.3.3.1 CRichEditView を持つ MFC アプリケーションにより RC2151 が発生する

    MFC アプリケーション ウィザードを使用して、リボン UI を使用する MFC アプリケーションを作成し、基本クラスを CView から CRichEditView に変更すると、アプリケーションは次のリソース コンパイラ エラーでビルドできなくなります。

    ".\REdit.rc(565) : error RC2151 : cannot reuse string constants, 280(0x118) - "Insert Object...

    o" already defined.Cannot add 280(0x118) - "Find/Replace

    f"

    これは、次のマクロの resource.h でマクロ値定義が重複しているために発生します。

    #define IDS_RIBBON_INSERT_OBJECT   280

    #define IDS_RIBBON_FINDREPLACE       280

    この問題を解決するには

    1. Resource.h ファイルを開きます。

    2. IDS_RIBBON_INSERT_OBJECT マクロおよび IDS_RIBBON_FINDREPLACE マクロを探します。

    3. マクロの値の 1 つを "307"、またはファイルで使用されていない値に変更します。

    4. アプリケーションをビルドし直します。

    #define IDS_RIBBON_INSERT_OBJECT   280

    #define IDS_RIBBON_FINDREPLACE       307

    2.3.4 LINQ

    既知の問題はありません。

    2.3.5 Visual Studio Tools for Office

    2.3.5.1 Visual Studio 2008 SP1 で作成した Office 2007 ソリューションに Visual Studio Tools for the Office system 3.0 Runtime SP1 が必要とされる

    配置マニフェスト (a .vsto file)、Office アプリケーション、ドキュメント、またはワークブックを開いてソリューションをインストールすると、エラー メッセージが表示される場合があります。これは、ソリューションのインストーラが必要条件の確認を行わないからです。

    この問題を解決するには

    この問題には、次の 2 つの解決方法があります。
    - Visual Studio Tools for the Office system 3.0 Runtime SP1 に対する SP1 更新プログラムをインストールします。
    - セットアップ プログラムを実行して、ソリューションをインストールします。
    セットアップ プログラムでは、必須コンポーネントのバージョンが正しいかどうかを確認し、必要に応じてそれらをインストールします。

    2.3.5.2 Office 2003 ソリューションで .Net Framework Client Profile を対象のフレームワークとして使用できない

    プロジェクトのプロパティ ページで、プロジェクトではサポートされていないのに、.NET Framework Client Profile を対象のフレームワークとして選択できます。

    この問題を解決するには

    Office 2003 を対象のバージョンとしてプロジェクトで使用している場合は、プロジェクトのプロパティ ページで [クライアント専用 Framework サブセット] オプションを選択しないでください。

    2.3.5.3 .NET Framework Client Profile の Office ソリューションを開発するときに、警告メッセージが表示される

    .NET Framework Client Profile ランタイムの Office ソリューションを開発する場合に、"プロジェクトにアセンブリ <名前> への参照があります。このアセンブリは、.NET Framework Client Profile には含まれていません。  この参照がない場合は、コンパイルまたはランタイム エラーが発生している可能性があります。" または "参照先のアセンブリ <名前> が .NET Framework Client Profile の一部として一覧表示されていない <アセンブリ> に依存しています。この依存型参照が必要な場合は、コンパイル エラーが発生する可能性があります。" という警告メッセージが表示されます。

    これらの警告を無視すると、アセンブリが失われているために、次の例外が表示される場合があります。"処理不能な例外: System.IO.FileNotFoundException: ファイルまたはアセンブリ <アセンブリ> またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。システムでは、指定されたファイルが見つかりません。" という例外メッセージがスローされます。

    この問題を解決するには

    .NET Framework Client Profile に含まれていないアセンブリに依存する機能をアプリケーションで使用している場合は、完全な .NET Framework 3.5 を対象のフレームワークとしてプロジェクトで使用していることを確認してください。

    Visual Basic プロジェクトの場合 :

    1. プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [マイ プロジェクト] をダブルクリックします)。
    2. [コンパイル] タブをクリックします。
    3. [詳細コンパイル オプション] をクリックします。
    4. [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにします。
    5. .NET Framework 3.5 が対象のフレームワークとして表示されるかどうかを確認します。

    C# プロジェクトの場合 :

    1. プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [プロパティ] をダブルクリックします)。
    2. [アプリケーション] タブをクリックします。
    3. [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにします。
    4. .NET Framework 3.5 が対象のフレームワークとして表示されるかどうかを確認します。

    2.3.5.4 ソリューションを発行すると、"Microsoft Office 2007 Primary Interop Assemblies に対して HomeSite 属性が指定されていませんでした" という警告メッセージが表示される

    既定で、ソリューションのブートストラップは、Web からプライマリ相互運用機能アセンブリ パッケージをダウンロードするように構成されています。ただし、このパッケージはダウンロードすることができず、アプリケーションと同じ場所からインストールする必要があります。 

    この問題を解決するには

    この警告は無視してかまいません。

    [必須コンポーネント] ダイアログ ボックスの [必須コンポーネントをコンポーネントの開発元の Web サイトからダウンロードする] が選択されている場合でも、プライマリ相互運用機能アセンブリ再頒布パッケージは、アプリケーションと同じ場所に自動的に発行されます。

    2.3.5.5 Visual Studio 2008 SP1 をインストールした後に、以前に作成した Office プロジェクトで発行時に警告が表示される

    ソリューションを発行する場合に、"項目 '.NET Framework Client Profile' は 'Visual Studio Tools for Office system 3.0 Runtime Service Pack 1' で必要ですが、含まれていませんでした" という警告が表示されます。

    この警告は、Visual Studio Tools for Office system 3.0 Runtime Service Pack 1 が、インストールの前提条件として選択されているために表示されます。  ところが、.NET Framework 3.5 Service Pack 1 と .NET Framework Client Profile パッケージのいずれも、選択されていません。

    この問題を解決するには

    1. プロジェクトのプロパティを開きます。
    2. [発行] タブをクリックします。
    3. [必須コンポーネント] をクリックして、[必須コンポーネント] ダイアログ ボックスを開きます。
    4. .NET Framework 3.5 Service Pack 1 または .NET Framework Client Profile を選択します。
    5. ソリューションを再発行します。

    2.3.5.6 ServerDocument クラスを使用するアプリケーションで .NET Framework Client Profile を対象にすることができない

    .NET Framework Client Profile をプロジェクトの対象にしている場合は、アプリケーションの実行時に FileNotFound 例外がスローされます。これは、ServerDocument クラスで完全な .NET Framework 3.5 が必要となるために発生します。 

    この問題を解決するには

    Visual Basic プロジェクトの場合 :
    1. プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [マイ プロジェクト] をダブルクリックします)。
    2. [コンパイル] タブをクリックします。[詳細コンパイル オプション] をクリックします。
    3. [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにします。
    4. .NET Framework 3.5 が対象のフレームワークとして表示されるかどうかを確認します。
    C# プロジェクトの場合 :
    1. プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [プロパティ] をダブルクリックします)。
    2. [アプリケーション] タブをクリックします。
    3. [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにします。
    4. .NET Framework 3.5 が対象のフレームワークとして表示されるかどうかを確認します。

    2.3.6 Web の開発

    2.3.6.1 Visual Studio 2008 SP1 で、更新された Silverlight Tools Beta 2 のインストールが必要とされる

    以前に Silverlight Tools Beta 2 をインストールした時期が、Visual Studio 2008 SP1 のインストールの後であった場合は、Silverlight Tools Beta 2 のインストールが更新されるまで、Visual Studio で Silverlight プロジェクトを開くことができません。

    この問題を解決するには

    更新された Silverlight Tools Beta 2 for Visual Studio 2008 SP1 を http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=120032 からダウンロードします。

    2.3.7 Windows Communication Foundation (WCF) ツール

    2.3.7.1 相対パスが [プロパティ] ページの [出力パス] に設定されている場合に、WCF サービス ライブラリ プロジェクトを WCF サービス ホストでホストできない

    WCF サービス ライブラリ プロジェクトを作成すると、プロジェクトの [プロパティ] ページの [ビルド] タブで、出力パスを既定の bin\debug\ から "." や ".." などの相対パスに変更できます。サービスをデバッグしようとしても、サービスは WCF サービス ホストでホストすることができず、"クラス ライブラリの出力タイプを持つプロジェクトを直接起動することはできません。" というメッセージが表示されます。

    この問題を解決するには

    [ビルド] タブで、相対パスではなく絶対パスを入力します。

    2.3.7.2 TFS プラグインを使用して、Visual Studio の WCF サービス ライブラリ プロジェクトで [新しい項目の追加] が選択すると、エラー メッセージが表示される

    TFS プラグインを使用して Visual Studio で新しい WCF サービス ライブラリ プロジェクトを作成する場合に、このプロジェクトの [新しい項目の追加] を選択すると、エラー メッセージが表示される場合があります。[OK] をクリックしてエラー ダイアログ ボックスを閉じると、項目のサービスは正常に追加され、正しく動作します。

    この問題を解決するには

    [OK] をクリックして、エラー ダイアログ ボックスを閉じます。

    2.3.8 Visual Studio 向けの Windows Presentation Foundation (WPF) デザイナ

    2.3.8.1. [プロパティ] ウィンドウで、日付や数字などの値が米国方式で表示される

    WPF デザイナの [プロパティ] ウィンドウでは、米国方式で値が表示され、編集されます。 これは、en-US CultureInfo を使用する XAML 規則に一致します。  たとえば、日付や数字は常に米国方式となります。日付は常に mm/dd/yy で表示されます。[プロパティ] ウィンドウに日付の値を入力すると、mm/dd/yy という形式に変換されます。

    この問題を解決するには

    この問題の回避策はありません。

    2.3.8.2. XAML ファイルの記号がリファクタリングされたコードである場合の制限事項

    Visual Studio 2008 SP1 では、コードのリファクタリングにより型やメンバを変更している場合、リファクタリングでの変更が XAML ファイルに反映されます。  この機能の詳細については、製品マニュアルの「方法 : XAML で宣言されたシンボルの名前を変更する」を参照してください。この新しい機能には、次の制限が適用されます。
    - リファクタリングによって変更されるのは、現在のプロジェクトの XAML ファイルのみです。ソリューションのプロジェクト全体には適用されません。

    - リファクタリングは、型名と特定の属性に対してのみ使用できます。次の属性にはリファクタリングを使用できません。

    o    Setter プロパティ属性

    o    TemplateBinding パス属性

    o    バインディング パスおよび ElementName 属性

    o    ObjectDataProvider の MethodName プロパティ

    この問題を解決するには

    変更は、検索と置換を使用するなどして、手動で行う必要があります。

    2.3.8.3. XAML に変更を加えても、コード ファイルのリファクタリングが行われない

    XAML ファイル内の型またはメンバに変更を加えても、それらの変更内容はコード ファイルに反映されません。

    たとえば、XAML エディタを使用して、イベント ハンドラが関連付けられているボタン名を変更しても、分離コードは更新されません。

    この問題を解決するには

    コード ファイルに対する変更は、検索と置換を使用するなどして、手動で行う必要があります。

    2.3.8.4. ソリューション エクスプローラで名前を変更しても、WPF プロジェクトでの名前変更のリファクタリングを求めるメッセージが表示されない

    ソリューション エクスプローラで XAML ファイルを右クリックし、[名前の変更] をクリックすると、ファイル名は変更されますが、XAML または分離コードでのクラス名のリファクタリングを求めるプロンプトは表示されません。特に、Application XAML ファイル内の StartupUri プロパティで参照される XAML ファイルの名前を変更した場合 (たとえば、Window1.xaml を MainWindow.xaml に変更した場合)、StartupUri プロパティを手動で変更する必要があります。

    この問題を解決するには

    変更は、検索と置換を使用するなどして、手動で行う必要があります。

    2.3.8.5. XAML ファイルで [すべての参照の検索] を実行しても、名前のないコントロールが見つからない

    分離コード ファイルでは、シンボルを右クリックして [すべての参照の検索] をクリックすると、シンボルへのすべての参照を検索できます。[すべての参照の検索] を実行しても、[名前] プロパティを設定していない XAML 要素は見つかりません。

     

    次に例を示します。

    次の XAML は、名前のない MyUserControl 要素を示しています。

    <Grid>
                <MyUserControl/>
     (...)

    分離コード ファイルでは、MyUserControl シンボルを右クリックして [すべての参照の検索] をクリックすると、XAML 内の参照ではなく、コード内の参照のみが見つかります。

    この問題を解決するには

    コントロールに名前を付けるか、フォルダを指定して検索を使用するなどして手動で検索します。

    2.3.8.6. 長い ObjectDataProvider メソッド呼び出しにバインドすると、Visual Studio が応答しなくなる場合がある

    XAML を介して ObjectDataProvider にバインドし、WPF デザイナに XAML を読み込んだ状態で、ObjectDataProvider がデータベースの呼び出しを行うと、処理が非常に長くなり、メモリ消費量が増加する可能性があります。その結果、処理が終了するまで WPF デザイナが応答しなくなる場合があります。

    この問題を解決するには

    デザイン時にこのような ObjectDataProvider の設定を避けてください。プログラムでは、実行時に長い処理またはメモリ消費量が多い処理を実行する場合にのみ DesignerProperties.IsInDesignMode() メソッドを使用します。

    2.3.8.7. "{Binding RelativeSource={RelativeSource TemplatedParent}}" を使用して XAML を読み込むことができない

     Visual Studio 2008 SP1 には既知の問題があり、バインディングでパスを指定せずに RelativeSource TemplatedParent を使用する場合、WPF デザイナは読み込むことができません。

    次に例を示します。

        <RepeatButton Command="{x:Static ScrollBar.LineUpCommand}"

    CommandTarget="{Binding RelativeSource={RelativeSource TemplatedParent}}" />

    この問題を解決するには

    "." 表記を使用して、パスを指定します。これにより、同じオブジェクトに解決されます。

    次に例を示します。

        <RepeatButton Command="{x:Static ScrollBar.LineUpCommand}" CommandTarget="{Binding RelativeSource={RelativeSource TemplatedParent}, Path=.}" />

    2.3.8.8. スタンドアロン ディクショナリまたは外部リソース ディクショナリから値を参照すると、WPF デザイナがクラッシュすることがある

    次の条件をすべて満たすときに、スタンドアロン ディクショナリまたは外部リソース ディクショナリから値を参照すると、WPF デザイナがクラッシュすることがあります。

    - スタンドアロン ディクショナリが、この同じディクショナリ内の項目間でリソースを参照する (たとえば、スタイルが色を参照)。
    - このスタンドアロン リソース ディクショナリから値を参照するプロジェクト ファイル (ウィンドウなど) を開いている。
    - スタンドアロン リソース ディクショナリで値を変更する。

    この問題を解決するには

    ディクショナリを更新する前に、ディクショナリから値を参照するすべてのドキュメントを閉じます。

    2.3.9 Windows Workflow Foundation (WF) ツール

    既知の問題はありません。

    2.3.10 Windows SDK の統合

    2.3.10.1 [Obsolete(IsError = true)] 属性で指定された型を処理する場合に、x64 Sgen.exe でアセンブリが生成されない

    Sgen.exe の x64 バージョンでは、[Obsolete(IsError=true)] 属性で指定された型を含んだアセンブリを処理する場合、シリアル化アセンブリが生成されません。

    この問題を解決するには

    Sgen.exe の x86 バージョンを使用します。

    3. 関連するリンク

    Team Foundation Server リリース ノート
    Visual Studio Express Edition リリース ノート
    .Net Framework リリース ノート


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