Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server Service Pack 1 リリース ノート

1. インストールの問題

1.1 システム要件

Team Foundation Server およびチーム エクスプローラのシステム要件は、『Team Foundation Server インストール ガイド』(TFSInstall.chm) に記載されています。最新のインストール ガイドは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。詳細については、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=124692 を参照してください。

1.2 必要条件

既知の問題はありません。

1.3 インストール

1.3.1   統合化されたインストールの問題 : Team Foundation Server と Service Pack 1 の統合

次の状況では、Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server と Service Pack 1 のインストールを統合する必要があります。

この問題を解決するには

Service Pack 1 のインストール ファイルと Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server のインストール ファイルを統合できます。詳細については、Team Foundation のインストール ガイドの Team Foundation Server と Service Pack 1 のインストールの統合に関するトピックを参照してください。このガイドの最新バージョンは、「Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server インストール ガイド」からダウンロードできます。

1.3.2   統合化されたインストールの問題 : プライマリ アプリケーション層サーバーで Service Pack 1 を実行していない場合に、Team Foundation Server のインストール DVD からスタンバイ アプリケーション層サーバーをインストールできない

アプリケーション層サーバーで Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server Service Pack 1 を実行している場合、Team Foundation Server のインストール DVD を使用してスタンバイ アプリケーション層サーバーをインストールすることはできません。DVD を使用しようとすると、既存のデータベースが古いバージョンであるため、インストールがブロックされたことを示すエラー メッセージが表示されます。データベースが実際には新しくても、インストールを続行できません。

この問題を解決するには

スタンバイ サーバーをインストールする前に、インストール DVD のファイルと Service Pack 1 のファイルを結合して統合化したインストールを作成する必要があります。詳細については、Team Foundation Server のインストール ガイドをダウンロードし、Team Foundation Server と Service Pack 1 のインストールの統合に関するトピックを参照してください。

1.3.3   Team Foundation Server を Service Pack 1 によって更新する場合、Team Explorer も更新する必要がある

Team Foundation Server の Service Pack 1 (SP1) をインストールする場合は、クライアント コンピュータに Visual Studio 用の SP1 をインストールして Team Explorer も更新する必要があります。

同じコンピュータに Team Explorer と Team Foundation Server をインストールする場合は、Team Explorer と Visual Studio 用 SP1 をインストールしてから、Team Foundation Server と Team Foundation Server の SP1 をインストールする必要があります。Team Foundation Server をインストールしてから SP1 をインストールするか、統合化されたインストールを実行することができます。統合化されたインストールの実行方法については、Microsoft の Web サイト (「Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server インストール ガイド」) から Team Foundation Server のインストール ガイドをダウンロードし、Team Foundation Server と Service Pack 1 のインストールの統合に関するトピックを参照してください。

この問題を解決するには

  1. Visual Studio 用の SP1 を Microsoft の Web サイト (Microsoft Download Center) からダウンロードします。
  2. Visual Studio 用の SP1 をインストールします。
  3. Team Foundation Server 用の SP1 をインストールします。

1.3.4   統合化されたインストールの問題 : ベータ バージョンの Service Pack 1 (SP1) を使用して Team Foundation Server の統合化されたインストールを実行した場合は、リリース済みのバージョンの SP1 にアップグレードするために、Team Foundation Server をアンインストールする必要がある

ベータ バージョンの SP1 を使用して Team Foundation Server の統合化されたインストールを実行した場合は、リリース済みのバージョンの SP1 にアップグレードするために、Team Foundation Server をアンインストールする必要があります。インストールが統合化されていた場合、SP1 を削除するには Team Foundation Server をアンインストールするしかありません。

この問題を解決するには

  1. Team Foundation Server をアンインストールします。
  2. インストール DVD のファイルと SP1 のファイルを結合して、統合化されたインストールを作成します。詳細については、Team Foundation のインストール ガイドをダウンロードし、Team Foundation Server と Service Pack 1 のインストールの統合に関するトピックを参照してください。

1.3.5   統合化されたインストールの問題 : Team Foundation Server の統合化されたインストールの実行時にプロダクト キーを要求される

Team Foundation Server 評価版または Team Foundation Server Workgroup Edition からアップグレードする場合は、Team Foundation Server のプロダクト キーを入力する必要があります。Team Foundation Server をボリューム ライセンス プログラムで入手した場合は、キーはインストール メディアに記録されているので、見つけるのが困難な場合があります。多くの場合、ボリューム ライセンス メディア (CD、DVD、または .ISO イメージ) から手動でこのキーを抽出すると、容易にキーを入手できます。

この問題を解決するには

  1. Team Foundation Server の .ISO ファイルまたはインストール メディアで、[AT] フォルダを開きます。
  2. メモ帳などのテキスト エディタで、setup.sdb ファイルを開き、「Product Key」という文字列を含んでいる行を検索します。見つかった行の次の行に記載されているのが、プロダクト キーです。

1.3.6   ワークグループのローカライズされたオペレーティング システム上で、Team Foundation Server の Service Pack 1 (SP1) をインストールできない

Team Foundation Server のサービス アカウントが Local Service を使用している場合は、ローカライズされたオペレーティング システム上で SP1 をインストールできません。この問題は、SP1 の統合化されたインストールでは発生しません。

統合化されたインストールの詳細については、Team Foundation Server のインストール ガイドをダウンロードし、Team Foundation Server と Service Pack 1 のインストールの統合に関するトピックを参照してください。

この問題を解決するには

  1. Team Foundation Server のアプリケーション層サーバーでコマンド プロンプト ウィンドウを開き、TFSAdminUtil ユーティリティを探します。
    既定では、このユーティリティは次のディレクトリにあります。
    ドライブ:\Program Files\Microsoft Visual Studio 2008 Team Foundation Server\Tools
  2. コマンド プロンプトで、「TFSAdminUtil ChangeAccount currentLocalService newAccount newPassword」と入力し、Enter キーを押します。
    新しいローカル アカウントのユーザー名とパスワード (newAccount および newPassword) のほかに、古い TFSService アカウントのユーザー名 (currentLocalService) を入力する必要があります。
  3. サーバーを再起動し、SP1 をインストールします。

1.4 アンインストール

既知の問題はありません。

2. 製品の問題

2.1 管理

既知の問題はありません。

2.2 コンバータ

2.2.2   Visual SourceSafe コンバータ ツール (VSSConverter.exe) が、インストールされていない Visual SourceSafe の修正プログラムがあるかどうかを確認する

VSSConverter.exe を実行してソース ファイルの移行を開始すると、Visual SourceSafe を更新する必要があり、更新プログラムをインストールしないと作業を続行できないことを示すメッセージが表示されます。このメッセージは、現時点では公開されていないサポート技術情報 (950185) と関連するものです。

この問題を解決するには

メッセージを無視し、更新プログラムをインストールせずにソース ファイルの移行を続行してください。Visual SourceSafe の修正プログラムをインストールせずに作業を続行するには、表示されたメッセージで [Y] をクリックします。

2.3 Office 統合

既知の問題はありません。

2.4 プロセス テンプレートとチーム プロジェクト ポータル

既知の問題はありません。

2.5 レポート

既知の問題はありません。

2.6 チーム エクスプローラ

既知の問題はありません。

2.7 Team Foundation ビルド

2.7.1   Service Pack 1 のインストール後に .NET Framework の再インストールを求められることがある

Team Foundation ビルドを実行しているコンピュータでは、Team Foundation Server に SP1 を適用した後に .NET Framework 3.5 の再インストールを求められることがあります。

この問題を解決するには

  1. Team Foundation Server のインストール DVD を挿入します。
  2. .NET Framework 3.5 のインストール ファイルのパスを指定します。このファイルは次の場所にあります。

ドライブ:\BUILD\WCU\dotNetFramework\dotnetfx35setup.exe

2.8 テストの統合

既知の問題はありません。

2.9 バージョン管理

既知の問題はありません。

3. 関連するリンク