Visual Studio Express Editions リリース ノート

このドキュメントには、次の製品のリリース ノート情報が含まれています。

目次

1. システム要件

1.1 サポートされているアーキテクチャ

  • x86
  • x64 (WOW)
  • 1.2. サポートされているオペレーティング システム

  • Microsoft Windows XP Service Pack 2 または Service Pack 3
  • Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 2
  • Microsoft Windows Server 2008
  • Microsoft Windows Vista または Windows Vista Service Pack 1
  • 1.3. ハードウェア要件

  • 最小 : 1.6 GHz の CPU、192 MB の RAM、解像度 1024x768 のディスプレイ、5400 RPM のハード ディスク
  • 推奨 : 2.2 GHz 以上の CPU、384 MB 以上の RAM、1280 x 1024 を表示できるディスプレイ、7,200 RPM 以上のハード ディスク
  • Windows Vista/Windows Server 2008 上で実行する場合 : 最小 2.4 GHz (P4クラス) の CPU、768 MB の RAM
  • 完全インストールの場合は 1.3 GB のハード ディスク空き容量が必要

    2. 既知の問題

    2.1. インストール

    2.1.1. 一般的な問題

    2.1.1.1. SQL Server を Windows 7 RC にインストールすると互換性に関する警告が生成される

    SQL Server 2008 製品版、あるいは SQL Server 2005 の 製品版、SP1、または SP2 を Windows 7 RC にインストールしようとすると、このバージョンの Windows と SQL Server に既知の互換性の問題があることを示す警告メッセージが表示される場合があります。SQL Server は Visual Studio によって再頒布されるため、インストール時にユーザーが Visual Studio と共に SQL Server をインストールすることを選択すると、この既知の問題の影響を受けることがあります。この互換性に関する警告の原因となっている問題は、SQL Server 2008 SP1 と SQL Server 2005 SP3 で解決されています。

    この問題を解決するには

    Visual Studio を SQL Server と共にインストールし、次に、Windows Update を使用して SQL Server 2008 SP1 または SQL Server 2005 SP3 にアップグレードします。または、SQL Server 2008 SP1 をインストールしてから Visual Studio をインストールする方法もあります。

    以下に、Visual Basic 2008 Express Edition SP1 を、SQL Server 2008 と共に Windows 7 RC にインストールする手順について説明します。その他の Express Edition も同じ方法でインストールできます。

    1. Microsoft Visual Basic 2008 Express Edition SP1 を Express Edition のダウンロード ページからダウンロードします。


    2. セットアップの [オプション コンポーネント] ページで、[Microsoft SQL Server 2008] を選択します。


    3. SQL Server 2008 のインストールが開始されると、互換性に関する警告メッセージが表示されます。


    4. [プログラムを実行する] をクリックしてインストールを継続します。


    5. 互換性に関する警告メッセージがもう一度表示されます。再度、[プログラムを実行する] をクリックします。


    6. インストールが完了したら、Windows Update を起動します。


    7. Microsoft Update がインストールされていない場合は、[その他のマイクロソフト製品の更新プログラムを入手します。詳細情報の表示] をクリックし、表示される指示に従って Microsoft Update をインストールします。


    8. 左側のペインで、[更新プログラムの確認] をクリックします。


    9. [追加で選択できる更新プログラム] に、[Microsoft SQL Server 2008 Service Pack 1] が表示されます。


    10. 追加で選択できる更新プログラムの一覧に [Microsoft SQL Server 2008 Service Pack 1] が表示されていない場合は、ここをクリックしてサービス パックをダウンロードします。


    11. この更新プログラムの横に表示されているチェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。


    12. Windows Update により、SQL Server 2008 SP1 がインストールされます。


    13. インストールが完了すると、コンピューターの再起動を要求するメッセージが表示される場合があります。

    詳細情報

    SQL Server 2005 Express (いずれかの Express Edition) または SQL Server 2008 Express (Runtime Only) をインストールしている場合は、最新のサービス パックを含む SQL Server Express パッケージだけをダウンロードできます。Express パッケージをインストールしてからサービス パックをダウンロードして適用するのは、最新のサービス パックが既に含まれているパッケージをダウンロードしてインストールするよりも時間がかかります。また、SQL Server 2008 Express Service Pack パッケージのサイズは、サービス パックが SQL Server 2008 のすべての Edition で共有されているため、SQL Server Express パッケージよりも大きくなっています。

    SQL Server 2008 Express の Runtime Only 以外の Edition を Windows 7 RC にインストールし、警告メッセージが表示されないようにする必要がある場合は、SQL Server 2008 Service Pack 1 パッケージを独自に作成できます。Peter Saddow のブログ「Creating a merged (slipstreamed) drop containing SQL Server 2008 RTM + Service Pack 1(SQL Server 2008 製品版と Service Pack 1 を含む、マージした (スリップストリーム化した) ドロップの作成)」で説明されている手順に従ってください。

    2.1.1.2. Windows SDK をアンインストールすると、Visual Studio 2008 に影響を与える可能性がある

    Windows SDK for Windows Vista または Windows SDK Update for Windows Vista をインストールした後、Windows SDK をアンインストールした場合、Visual Studio が Windows のヘッダー、ライブラリ、およびツールを探すために必要なレジストリ キーが削除されます。

    この問題を解決するには

    次のいずれかの作業を行います。

    2.1.1.3. Visual Studio 2008 Express Edition SP1 をインストールしても、Visual Studio 2008 Express Edition SP1 の MSDN Express ライブラリがインストールされない

    Visual Studio 2008 Express Edition SP1 をインストールするとき、Visual Studio 2008 Express Edition SP1 の MSDN Express ライブラリはコンピュータにインストールされません。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2008 Express Edition SP1 の MSDN Express ライブラリは、Microsoft Visual Studio Express Editions の Web サイト http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/ から別途ダウンロードできます。

    2.1.1.4. Visual Studio 2008 Express Edition SP1 Beta から Visual Studio 2008 Express Edition SP1 製品版へのアップグレード後にファイルが孤立する

    Visual Studio 2008 Express Edition SP1 Beta がインストールされているコンピュータに Visual Studio 2008 Express Edition SP1 製品版をインストールすると、SQL Server Express 2008 ブートストラップの最終的なライセンス条項のファイル (.rtf 形式) がインストールされても、ライセンス条項の .txt ファイルは削除されません。  SQL Server 2008 Express ブートストラップの正しいライセンス条項のファイル (.rtf) は、ClickOnce によって配置されるものです。  その後、Visual Studio 2008 Express Edition SP1 製品版をアンインストールすると、ライセンス条項の .rtf ファイルは削除されますが、.txt バージョンのファイルはコンピュータに残されます。

    この問題を解決するには

    孤立した Eula.txt ファイルが操作上の問題を引き起こすことはありません。  ただし、孤立した Eula.txt ファイルを次の手順で削除できます。

    1) ディレクトリを <drive>:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Bootstrapper\Packages\SqlExpress2008\<lang>\ (たとえば、ドライブ D と英語の場合は D:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Bootstrapper\Packages\SqlExpress2008\en\) に変更します。

    2) Eula.txt ファイルを削除します。

    2.1.1.5. Visual Studio Express Edition 2008 SP1 製品版をインストールする前に、製品版以前の SQL Server Express 2008 サービスをシャットダウンする必要がある

    以前のリリースの SQL Server Express 2008 が実行されているコンピュータに Visual Studio 2008 Express Edition SP1 製品版をインストールすると、SQL Server Express 2008 製品版のインストールが失敗します。

    この問題を解決するには

    1.  コントロール パネルの [管理ツール] からサービス コントロール マネージャを開きます。

    2.  "SQL Server (SQLEXPRESS)" サービスを停止します。

    3.  スタート アップの種類を [手動] に設定します。

    4.  Visual Studio 2008 Express SP1 をインストールします。

    5.  サービス コントロール マネージャで、"SQL Server (SQLEXPRESS)" サービスのスタート アップの種類を [自動] にリセットします。

    6.  サービスを開始します。

    2.1.1.6. SQL Server Express が既にインストールされている場合、対象の言語が一致しないと SQL Server Express 2008 がインストールされない

    Visual Studio 2008 Express Edition SP1 のインストール時に SQL Server Express をインストールするオプションを選択した場合に、コンピュータにインストールされている SQL Server Express の言語が、インストールする Visual Studio 2008 Express Edition SP1 の言語と異なっていると、SQL Server Express のインスタンスはインストール/アップグレードされません。  たとえば、対象のコンピュータに英語版の SQL Server Express 2005 またはプレリリース版の SQL Server Express 2008 がインストールされている場合に、日本語版の Visual Studio 2008 Express Edition SP1 をインストールすると、言語バージョンが一致しないため、SQL Server Express はアップグレードされません。

    この問題を解決するには

    この問題を解決するには、言語バージョンがコンピュータ上の SQL Server Express 製品と一致する Visual Studio 2008 Express Edition SP1 をインストールするか、コンピュータから SQL Server Express 製品を削除してから Visual Studio 2008 Express Edition SP1 をインストールします。

    2.1.1.7. .NET Framework 2.0 SP2 で .NET Framework 2.0 または 2.0 SP1 をアップグレードできない場合、Visual Studio 2008 Express Edition SP1 のインストールが失敗する

    (※ Visual Studio 2008 Express SP1 のインストールを実行すると .NET Framework 2.0 SP2 が同時にインストールされます)

    .NET Framework 2.0 または .NET Framework 2.0 SP1 がインストールされているコンピュータで Windows XP、Windows Server 2003、または Windows 2000 が実行されている場合、.NET Framework 2.0 SP2 のインストールが失敗します。

    .NET Framework 2.0 SP2 セットアップにより、.NET Framework 2.0 および .NET Framework 2.0 SP1 の以前のバージョンがアンインストールされます。Windows インストーラによって以前のバージョンがアンインストールされる場合は、キャッシュされたインストール データベースが使用されます。Windows インストーラによるアンインストール操作中に、以前にインストールされた更新プログラムのインストール パッケージがキャッシュまたは元のソースの場所に見つからなかった場合、インストールが失敗します。不完全なロールバックが発生した場合、このインストールの失敗の影響により、.NET Framework を使用するアプリケーションが失敗する可能性もあります。

    この問題は、次のいずれかの理由で発生する可能性があります。

    Windows インストーラ キャッシュで必要なファイルが見つかりません。

    Windows インストーラ キャッシュが変更されています。キャッシュは、製品の修復、更新、およびアンインストールに不可欠です。したがって、キャッシュの内容を削除または変更しないでください。キャッシュの内容を変更すると、Windows インストーラ ベース製品を更新または修復しようとしたときにソースを要求される場合があります。

    Windows インストーラがキャッシュを探しても、Windows インストーラ更新プログラム (.msp) ファイルが見つからない場合があります。.msp ファイルが失われる一般的な理由として次の 2 つが挙げられます。
    ハード ディスクにある大きなファイルまたはあまり使用されないファイルを見つけて削除するツールを実行した。
    %windir%\Installer ディレクトリの所有者が SYSTEM または Administrators から変更された。

    この問題が発生した場合は、失敗したインストールの Windows インストーラ ログに次のようなメッセージが見つかります。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:843]: ローカルの修正プログラム 'C:\WINDOWS\Installer\a4784a.msp' が見つかりませんでした。ソースの場所で探しています。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:843]: 修正プログラムのソースを解決しています。
    この問題が発生した場合は、Microsoft .NET Framework Registration Correction Tool を使用して問題を解決できます。このツールでは、更新に固有のすべての修正プログラムまたは更新プログラムの登録を削除することにより、メンテナンス インストールで固有の .msp ファイル読み込みが試行されないようにして、問題を解決します。

    また、インストーラ キャッシュを再ビルドすることで問題を解決することもできます。次の例に示すように、修正プログラムまたは更新プログラムのサポート技術情報の番号は、通常、"修正プログラムのソースを解決しています。" に続く行で見つけることができます。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:859]: SOURCEMGMT: パッケージが見つからないか、またはアクセスできないため、ソースは無効です。
    MSI (s) (D0:B0) [19:05:57:859]: メモ : 1: 1706 2: -2147483647 3: NDP20-KB917283-X86.msp

    この例で Windows インストーラ キャッシュを修正するには、次の手順を実行します。
    1. 次の Microsoft Web サイトにアクセスします (http://support.microsoft.com/kb/917283 (http://support.microsoft.com/kb/917283))。メモ : この URL に含まれるサポート技術情報の記事番号は、Windows インストーラ キャッシュを修正する対象となる修正プログラムまたは更新プログラムのサポート技術情報の記事番号で置き換えることができます。
    2. 更新プログラムをダウンロードします。
    3. /x コマンド ライン スイッチまたは /extract コマンド ライン スイッチを使用して、修正プログラムまたは更新プログラムに含まれる .msp ファイルを展開します。
    4. 展開した .msp ファイルを失われたファイルの場所にコピーします。この例では、%windir%\Installer\a4784a.msp です。

    修正プログラム登録または更新プログラム登録が壊れている可能性があります。

    修正プログラムまたは更新プログラムが Windows インストーラ ベース製品にインストールされた後で、修正プログラム登録または更新プログラム登録が壊れる場合があります。サードパーティのレジストリ クリーナーにより特定のレジストリが削除された場合に、この問題が発生することがあります。これらのキーには、Windows インストーラが内部で使用するためのキーが含まれます。この場合は、次のような "Resolving Patch source" メッセージがログに表示されます。
    MSI (s) (CC:5C) [03:02:56:181]: ローカルの修正プログラム '' が見つかりませんでした。ソースの場所で探しています。
    MSI (s) (CC:5C) [03:02:56:181]: Resolving Patch source.
    メモ : 修正プログラムまたは更新プログラムの登録情報が失われているために、ログ メッセージに修復プログラムまたは更新プログラムの場所が示されません。この場合、修正プログラムまたは更新プログラムは製品に登録されているにもかかわらず、修正プログラムまたは更新プログラムの場所情報がありません。ファイルが存在する可能性はありますが、Windows インストーラは読み込みに必要なファイルのパスを認識できません。

    この問題が発生した場合は、Microsoft .NET Framework 登録修正ツールを使用して問題を解決できます。このツールでは、この Service Pack に固有のすべての修正プログラムまたは更新の登録を削除することにより、メンテナンス インストールで修正プログラムまたは更新プログラムのパッケージの読み込みが試行されないようにして、問題を解決します。

    この問題を解決するには

    .NET Framework 2.0 SP2 のインストールが失敗し、"原因" セクションに記述されているように "修正プログラムのソースを解決しています。" というメッセージがインストール ログ ファイルに表示された場合は、Microsoft .NET Framework Registration Correction Tool を使用して問題を解決できます。

    Microsoft .NET Framework 2.0 登録修正ツール
    Microsoft .NET Framework 登録修正ツールは、"原因" セクションに記述されている問題を両方とも解決します。
    次のファイルを Microsoft ダウンロード センターから入手できます。

    Microsoft .NET Framework 2.0 登録修正ツールパッケージを今すぐダウンロードしてください。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=0BA6038C-061E-4B4A-9BE9-96A323701260&displaylang=ja

    Microsoft ダウンロード センターには、.NET Framework 2.0 がサポートする各プロセッサ アーキテクチャ (x86、x64、および IA-64) にそれぞれ対応するバージョンのツールが用意されています。ほとんどのお客様は 32 ビット バージョンのオペレーティング システムを利用しています。したがって、このような方はこのツールの x86 バージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。
    管理者は、/q コマンド ライン スイッチまたは /quiet コマンド ライン スイッチを渡すことにより、このユーティリティをスクリプト内で使用することもできます。この方法により、ユーザー インターフェイスもブロック スクリプトも使用することなく、サイレント モードでアプリケーションを実行できます。
    このツールは、%TEMP%\dd_clwireg.txt フォルダに実行中のログを書き込みます。このログでは、ツールが行っている処理の詳細な情報を確認できます。

    メモ
    - Microsoft .NET Framework 登録修正ツールは、.NET Framework の現在の任意のバージョンで使用できるように設計されています。
    - このユーティリティを実行するには管理者である必要があります。

    2.1.1.8. Windows Vista 上に Visual Studio 2008 Express Edition SP1 をインストールしているときに Windows 自動更新の通知が表示される

    .NET Framework 2.0 SP2 および .NET Framework 3.0 SP2 がインストールされていない Windows Vista コンピュータに Visual Studio 2008 Express Edition SP1 をインストールしているときに、Windows 自動更新の通知により、コンピュータを再起動するように求められることがあります。  すぐに再起動することを Windows Update に許可すると、Visual Studio セットアップが失敗します。

    この問題を解決するには

    Visual Studio Express Edition SP1 のインストールが完了するまで、または Visual Studio 2008 Express Edition セットアップでコンピュータの再起動を求められるまでは、コンピュータを再起動しないでください。

    2.1.1.9. Windows Vista でセットアップが Windows インストーラ 4.5 のインストールに失敗する

    Windows Vista コンピュータ上の Visual Studio 2008 Express Edition SP1 セットアップで、Visual Studio Express Edition セットアップの起動時にコンピュータの再起動が保留中になっていると、Microsoft Windows インストーラ 4.5 のインストールに失敗する場合があります。 Windows インストーラ 4.5 は SQL Server 2008 のセットアップに必要であり、SQL Express を選択するとインストールされます。 Windows Vista の更新プログラムの実行時にコンピュータの再起動が保留中になっていると、Express セットアップにより、再起動してからすべてのコンポーネントをインストールするように求められることがあります。  再起動した後でセットアップが再開されると、Windows インストーラ 4.5 セットアップが失敗します。

    この問題を解決するには

    1. Microsoft Windows Update にアクセスして、Windows の最新の重要な更新プログラムをインストールします。
    2. Visual Studio 2008 Express Edition SP1 セットアップを再起動します。
    3. [オプション コンポーネントの追加] を選択します。
    4. SQL Server Express を選択します。
    5. [次へ] をクリックし、選択したアドオン製品をインストールします。

    Windows インストーラ 4.5 がインストールされていない場合、セットアップによってダウンロードとインストールが行われます。

    6. Windows インストーラ セットアップを実行した後で、コンピュータの再起動を求められたら、[今すぐ再起動] をクリックします。
    7. SQL Server Express のインストールを完了します。

    2.1.1.10. コンピュータを再起動した後で Windows インストーラ サービスを使用できない

    コンピュータを再起動した後で Visual Studio 2008 Express Edition SP1 セットアップを再開すると、Windows インストーラ サービスを使用できない場合があります。

    これは、通常、Visual Studio セットアップが再開され、起動プロセスの後半で Windows インストーラ サービスが開始されたときに、一部のコンピュータ上で発生するタイミングの問題です。

    この問題を解決するには

    1. エラー ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。

    2. Visual Studio 2008 Express Edition SP1 セットアップを手動で再起動します。

    3. Express Edition セットアップがメンテナンス モードで起動した場合、[オプション コンポーネントの追加] を選択し、追加する機能を選択します。 

    2.1.1.11. インストールの途中でコンピュータを後で再起動するように選択すると、コンピュータの再起動後にセットアップが再起動しない

    Visual Studio Express Edition のインストール中に、コンピュータを再起動してからすべてのコンポーネントをインストールするように求められることがあります。  これは、通常、MSI 4.5 と SQL Server Express 2008 をインストールしている場合、SQL Server Express 2008 のインストールを開始する前にコンピュータの再起動が必要であるため発生します。  後で再起動するように選択した場合、コンピュータの再起動後にセットアップが自動的に再起動せず、セットアップを再実行してすべてのコンポーネントのインストールを完了することが必要になる場合があります。

    この問題を解決するには

    コンピュータを再起動し、Visual Studio 2008 Express Edition Service Pack 1 のセットアップを再起動します。  SQL Server Express 2008 のインストールを完了するには、[オプション コンポーネントの追加] を選択し、SQL Server Express 2008 を選択することが必要な場合があります。

    2.1.1.12. Visual Studio 2008 Express Edition SP1 製品版 (日本語版) へのアップグレード後に ADO.NET Entity Data Model デザイナが削除される

    Visual Studio 2008 Express Edition SP1 Beta (日本語版) から Visual Studio 2008 Express Edition SP1 製品版 (日本語版) にアップグレードした後、ADO.NET Entity Data Model デザイナが削除されます。

    この問題を解決するには

    プログラムの追加と削除 (Windows Server 2003 および Windows XP)、またはプログラムと機能 (Windows Vista および Windows Server 2008) を使用して、Visual Studio 2008 Express Edition SP1 製品版 (日本語版) を修復します。

    2.1.1.13. Visual Studio 2008 Express Edition Service Pack 1 のインストール中に発生する SQL Server Express 2008 のインストールの問題

    Visual Studio 2008 Express Edition Service Pack 1 のインストール時に SQL Server Express 2008 をインストールするオプションを選択した場合、SQL Server Express 2008 製品版のインストールでエラーが発生することがあります。  エラーの原因には、次のさまざまな条件があります。

    1) サポートされていない言語間では、アップグレードは失敗します (たとえば、製品版以前の SQL Server Express 2008 英語版を、製品版の SQL Server Express 2008 日本語版にアップグレードした場合)。

    2) サポートされていないアップグレード パスでは、エラーが発生します (たとえば、SQL Server Express 2005 with Advanced Services がインストールされたコンピュータで SQL Server Express 2008 にアップグレードした場合)。

    3) Visual Studio 2008 Express Edition SP1 セットアップの実行時に、システムの再起動が保留中になっている場合、またはファイルがロックされている場合、SQL Server 2008 Express のインストールは失敗します。

    4) 必要に応じてコンピュータを再起動した後、Visual Studio 2008 Express Edition Service Pack 1 製品版のセットアップを実行したときと異なるログオン名を使用して、コンピュータにログインします。  この場合、コンピュータの再起動後にセットアップが再開されず、SQL Server Express 2008 のインストールは続行されません。

    5) インストール中、SQL Server Express 2008 をインストールする前にコンピュータを再起動するように求められたときに、後で再起動するように選択した場合、またはインストール中にコンピュータが再起動された場合 (夕方に開始した SQL Server Express 2008 のインストールが完了する前に、Windows Update が夜間に更新プログラムを取得したため、自動的に再起動が実行されたときなど、インストール以外の要因で再起動された場合)、SQL Server Express 2008 のインストールは開始されません。

    この問題を解決するには

    1) この問題を回避するには、インストール済みの製品版以前の SQL Server Express 2008 と同じロケールの言語のアップグレードをインストールする必要があります。 

    SQL Server Express 2008 のアップグレードの詳細については、http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143393(SQL.100).aspx を参照してください。

    2) この問題を回避するには、2 つの方法があります。

    a. ブロックしているインスタンスを手動でアップグレードします。  たとえば、Visual Studio 2008 Express Edition Service Pack 1 製品版のインストールとは別に SQL Server Express Advanced 2008 をダウンロードしてインストールします。

    b. SQL Server Express 2008 のインストールをブロックしている SQL Server のインスタンスを削除し、Visual Studio 2008 Express Edition Service Pack 1 製品版のセットアップを再実行します。

    詳細については、http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143393(SQL.100).aspx を参照してください。

    3) コンピュータを再起動し、Visual Studio 2008 Express Edition SP1 のセットアップを再開します。  メンテナンス モード画面で、[オプション コンポーネントの追加] を選択し、SQL Server Express 2008 を選択します。

    4) コンピュータの再起動後に、Visual Studio 2008 Express Edition Service Pack 1 製品版のセットアップを最初に実行したときと同じユーザー名を使用して、コンピュータにログオンします。

    2.1.1.14 [FIX] Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 の英語以外の言語バージョンをインストールした後、ローカライズされた一部の IntelliSense テキストが英語に戻ることがある

    Microsoft Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) の英語以外の言語版をインストールした後、ローカライズされた一部の IntelliSense テキストが英語に戻ることがあります。この問題は、Visual Studio 2008 SP1 の以下の言語版で発生します。

       o    簡体字中国語

       o    繁体字中国語

       o    ドイツ語

       o    スペイン語

       o    フランス語

       o    イタリア語

       o    日本語

       o    韓国語

    この問題を解決するには、詳細について KB 957507 を参照し、次にファイルをダウンロードします。

    2.1.2. Visual C++ Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.1.3. Visual C# Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.1.4. Visual Basic Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.1.5. Visual Web Developer Express Edition

    2.1.5.1. Visual Web Developer Express Edition SP1 によってプロファイル設定がリセットされる

    Visual Web Developer Express Edition 2008 から Visual Web Developer Express Edition 2008 SP1 にアップグレードするとき、IDE 設定が SP1 の新しい既定値にリセットされます。  これらの IDE 設定には、メニュー、ツール バー、ツール ウィンドウ、エディタ オプション、フォントと色、ショートカット キーなどのカスタマイズが含まれます。  設定のインポートとエクスポート ウィザードを使用して現在の設定をエクスポートすることによって、設定をバックアップしてから SP1 をインストールできます。  Visual Web Developer Express Edition SP1 の既定値に対して行われた変更は、次のとおりです。

    - [新しいプロジェクト] と [プロジェクトを開く] が [ファイル] メニューに追加されました。
    - [新しいプロジェクト] と [プロジェクトを開く] がツール バーに追加されました。
    - [すべての設定を表示] オプションがオフになっている場合、[CSS] オプションと [CSS スタイル] オプションのページが [ツール] メニューの [オプション] に追加されました。
    - [新しいプロジェクト] と [プロジェクトの作成] がスタート ページに追加されました。

    この問題を解決するには

    IDE 設定を保持するには

    1. Visual Web Developer Express Edition SP1 をインストールする前に、既存のインストールを開き、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をポイントします。

    2. [選択された環境設定をエクスポート] をクリックします。

    3. [次へ] をクリックします。

    4. エクスポートする設定を選択します (メモ : [全般設定] にある [メニューとコマンド バーのカスタマイズ]、[簡易ツール/オプション]、または [スタート ページ コマンド] をエクスポートし、Visual Web Developer Express Edition SP1 にインポートする場合、SP1 に追加された設定の一部が上書きされます)。

    5. ファイルの場所を選択して、設定を保存します。

    6. Visual Web Developer Express Edition SP1 をインストールします。

    7. Visual Web Developer Express Edition SP1 で、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をポイントします。

    8. [選択された環境設定をインポート] を選択します。

    9. [次へ] をクリックします。

    10. [いいえ、現在の設定を上書きして新しい設定をインポートします] を選択します (後で [すべての設定をリセット] を選択できるので、既定の設定をバックアップする必要はありません)。

    11. 手順 5. でエクスポートした設定ファイルを選択します。

    12. [完了] をクリックします。

    13. [ファイル] メニューに [新しいプロジェクト] と [プロジェクトを開く] を表示するには、これらのコマンドを手動でメニューに追加する必要があります。この操作を行うには、[ファイル] メニューを右クリックし、[カスタマイズ] をクリックします。[コマンド] タブをクリックし、[ファイル] カテゴリを選択し、[新しいプロジェクト] と [プロジェクトを開く] を [ファイル] メニューにドラッグします。次に、[新しいプロジェクトの追加] と [既存プロジェクトの追加] を [ファイル] メニューの [追加] サブメニューにドラッグします。

    現在の設定をバックアップしないで Visual Web Developer Express Edition SP1 をインストールした場合は、設定を復元できません。

    2.2. アンインストール

    2.2.1. 一般的な問題

    既知の問題はありません。

    2.2.2. Visual C++ Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.2.3. Visual C# Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.2.4. Visual Basic Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.2.5. Visual Web Developer Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.3 製品の問題

    2.3.1. 一般的な問題

    2.3.1.1. 言語バージョンが一致しない複数の Express Edition をインストールすると、IDE 言語設定を手動で変更することが必要な場合がある

    統合開発環境 (IDE) では、言語バージョンが一致しない複数の Visual Studio Express Edition をインストールすると、レポート パッケージを読み込むことができない場合があります。この問題は、Windows のユーザー インターフェイスの言語と、一方の Express Edition ユーザー インターフェイスの言語が一致しない場合 (たとえば、日本語版の Windows 上に、日本語版の Visual Basic Express Edition と英語版の Visual Web Developer Express Edition をインストールした場合) に、一致しないエディション (この例では Visual Web Developer) を開いたときに発生します。IDE では、英語版の Visual Web Developer Express Edition に対して日本語のリソースを読み込もうとして、リソースが見つからない場合に、パッケージの読み込みエラーがスローされます。これは、実行可能ファイルが異なる別個の SKU の場合でも、2 番目の言語エディションがインストールされると、IDE の言語設定が [日本語 (日本)] から [Microsoft Windows と同じ] に自動的に変更されるためです。

    この問題を解決するには

    コンピュータに、複数の言語バージョンの Visual Studio Express Edition がインストールされている場合は、[国際対応の設定] ページで既定の言語を変更できます。このダイアログ ボックスを表示するには
    1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
    2. [すべての設定を表示] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
    3. [国際対応の設定] を選択します。
    4. 現在使用している Visual Studio Express Edition と一致する言語の値を一覧で選択します。
    5.  
    このページで行った変更内容は、既定の IDE にのみ適用されます。また、変更内容を有効にするには、環境を再起動する必要があります。

    2.3.1.2. ADO.NET Entity Data Model デザイナでアソシエーション コネクタが表示されないか、正しい位置に表示されない

    この問題が発生するシナリオは 2 つあります。

    - データベースからのモデルの更新を実行すると、データベースの新しい外部キーに対してアソシエーションが作成されますが、ダイアグラムには表示されません。

    - デザイナで元に戻す/やり直し操作を実行すると、ダイアグラム内で関連行が正しい位置に表示されません。

    この問題を解決するには

    次のような回避策があります。

    - ファイルを保存します。デザイナを終了します。ファイルを再度開きます。

    - ダイアグラムの空の領域を右クリックし、[ダイアグラムの配置] をクリックします。それによって、既にダイアグラムに行った手動でのレイアウトの変更内容を変更できます。

    - 関連するエンティティを手動で移動して、レンダリングを更新します。

    2.3.1.3. [プロパティ] ウィンドウで、日付や数字などの値が米国方式で表示される

    WPF デザイナの [プロパティ] ウィンドウで、値が米国方式で表示され、編集されます。 これは、en-US CultureInfo を使用する XAML 規則に一致します。  たとえば、日付や数字は常に米国方式となります。日付は常に mm/dd/yy で表示されます。[プロパティ] ウィンドウに日付の値を入力すると、mm/dd/yy 形式に変換されます。

    この問題を解決するには

    この問題の回避策はありません。

    2.3.1.4. XAML ファイルの記号がリファクタリングされたコードである場合の制限

    Visual Studio 2008 SP1 では、コードのリファクタリングにより型やメンバを変更している場合、リファクタリングでの変更が XAML ファイルに反映されません。  この機能の詳細については、製品マニュアルの「方法 : XAML で宣言されたシンボルの名前を変更する」を参照してください。この新しい機能には、次の制限が適用されます。

    - リファクタリングによって変更されるのは、現在のプロジェクトの XAML ファイルのみです。ソリューションのプロジェクト全体には適用されません。

    - リファクタリングは、型名と特定の属性に対してのみ使用できます。次の属性にはリファクタリングを使用できません。

    o    Setter プロパティ属性

    o    TemplateBinding パス属性

    o    バインディング パスおよび ElementName 属性

    o    ObjectDataProvider の MethodName プロパティ

    この問題を解決するには

    変更は、[検索と置換] を使用するなどして、手動で行う必要があります。

    2.3.1.5. XAML に変更を加えても、コード ファイルのリファクタリングが行われない

    XAML ファイル内の型またはメンバに変更を加えても、それらの変更内容はコード ファイルに反映されません。

    たとえば、XAML エディタを使用して、イベント ハンドラが関連付けられているボタン名を変更した場合、分離コードは更新されません。

    この問題を解決するには

    コード ファイルに対する変更は、[検索と置換] を使用するなどして、手動で行う必要があります。

    2.3.1.6. ソリューション エクスプローラで名前を変更しても、WPF プロジェクトでの名前変更のリファクタリングを求めるメッセージが表示されない

    ソリューション エクスプローラで XAML ファイルを右クリックし、[名前の変更] をクリックすると、ファイル名は変更されますが、XAML または分離コードでのクラス名のリファクタリングを求めるプロンプトは表示されません。特に、Application XAML ファイル内の StartupUri プロパティで参照される XAML ファイルの名前を変更した場合 (たとえば、Window1.xaml を MainWindow.xaml に変更した場合)、StartupUri プロパティを手動で変更する必要があります。

    この問題を解決するには

    変更は、[検索と置換] を使用するなどして、手動で行う必要があります。

    2.3.1.7. XAML ファイルで [すべての参照の検索] を実行しても、名前のないコントロールが見つからない

    分離コード ファイルでは、シンボルを右クリックして [すべての参照の検索] をクリックすると、シンボルへのすべての参照を検索できます。[すべての参照の検索] を実行しても、[名前] プロパティを設定していない XAML 要素は見つかりません。

     

    例 :

    次の XAML は、名前のない MyUserControl 要素を示しています。

    <Grid>
                <MyUserControl/>
     (...)

    分離コード ファイルでは、MyUserControl シンボルを右クリックして [すべての参照の検索] をクリックすると、XAML 内の参照ではなく、コード内の参照のみが見つかります。

    この問題を解決するには

    コントロールに名前を付けるか、[フォルダを指定して検索] を使用して手動で検索します。

    2.3.1.8. 長い ObjectDataProvider メソッド呼び出しにバインドすると、Visual Studio が応答しなくなる場合がある

    XAML を介して ObjectDataProvider にバインドし、WPF デザイナに XAML を読み込んだ状態で、ObjectDataProvider がデータベースの呼び出しを行うと、処理が非常に長くなり、メモリ消費量が増加する可能性があります。その結果、処理が終了するまで WPF デザイナが応答しなくなる場合があります。

    この問題を解決するには

    デザイン時にこのような ObjectDataProvider の設定を避けてください。  プログラムでは、実行時に長い処理またはメモリ消費量が多い処理を実行する場合にのみ DesignerProperties.IsInDesignMode() メソッドを使用します。

    2.3.1.9. 初めて WPF デザイナを開くと、例外がスローされる場合がある

    Visual Basic 2008 Express Edition SP1 または Visual C# 2008 Express Edition SP1 で初めて WPF プロジェクトを開くと、WPF デザイナが読み込むことができない場合があります。

    この問題を解決するには

    開発環境を閉じてから、再度開きます。

    2.3.1.10. "{Binding RelativeSource={RelativeSource TemplatedParent}}" を使用して XAML を読み込むことができない

     Visual Studio 2008 SP1 には既知の問題があり、バインディングでパスを指定せずに RelativeSource TemplatedParent を使用する場合、WPF デザイナは読み込むことができません。

    次に例を示します。

        <RepeatButton Command="{x:Static ScrollBar.LineUpCommand}"

    CommandTarget="{Binding RelativeSource={RelativeSource TemplatedParent}}" />

    この問題を解決するには

    同じオブジェクトに解決される "." 表記を使用して、パスを指定します。

    次に例を示します。

        <RepeatButton Command="{x:Static ScrollBar.LineUpCommand}" CommandTarget="{Binding RelativeSource={RelativeSource TemplatedParent}, Path=.}" />

    2.3.1.11. .NET Framework Client Profile が既にインストールされている場合でも、ClickOnce で生成された publish.htm ページが、再度インストールしようとする

    publish.htm ページは、対象のコンピュータに .NET Framework Client Profile がインストールされているかどうかを検出するスクリプトがなくても生成されます。

    この問題を解決するには

    1. アプリケーションがクライアントのみの Framework のサブセットを対象にするようにします。

    Visual Basic プロジェクトの場合 :

    プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [マイ プロジェクト] をダブルクリックします)。
    [コンパイル] タブをクリックします。
    [詳細コンパイル オプション] をクリックします。
    [クライアント専用 Framework サブセット] オプションを選択します。

    C# プロジェクトの場合
    プロジェクトのプロパティを開きます (ソリューション エクスプローラで [プロパティ] をダブルクリックします)。
    [アプリケーション] タブをクリックします。
    [クライアント専用 Framework サブセット] オプションを選択します。

    2. 適切なスクリプトを取得するには、.NET Framework 3.5 SP1 の必須パッケージを選択し、アプリケーションを発行します。
    3. プロジェクトの発行プロパティで、必須パッケージを .NET Framework Client Profile に戻し、[発行後に毎回配置 Web ページを自動的に生成する] オプションをオフにします。
    4. アプリケーションをもう一度発行します。

    2.3.1.12. System.Data.Entity への参照がプロジェクトに追加された後でも、.NET Framework の対象のバージョンが .NET Framework 3.5 SP1 にならない

    開発時に .NET Framework Client Profile を対象とするオプションを選択した場合は、SP1 を必要とする System.Data.Entity への参照を追加しても、ClickOnce では SP1 かどうかを自動的に確認しません。System.Data.Entity への参照を含んでいるプロジェクトで [クライアント専用 Framework サブセット] オプションをオフにすると、アプリケーションでは誤って、SP1 が適用されていない .NET Framework 3.5 かどうかを確認します。

    この問題を解決するには

    .NET Framework 3.5 SP1 かどうかを強制的に確認するには

    Visual Basic プロジェクトの場合 :
    C# プロジェクトの場合

    2.3.1.13. スタンドアロン ディクショナリまたは外部リソース ディクショナリから値を参照すると、WPF デザイナがクラッシュすることがある

    次の条件をすべて満たすときに、スタンドアロン ディクショナリまたは外部リソース ディクショナリから値を参照すると、WPF デザイナがクラッシュすることがあります。
    - スタンドアロン ディクショナリが、この同じディクショナリ内の項目間のリソース参照を持つ場合 (たとえば、スタイルが色を参照する場合)。
    - このスタンドアロン リソース ディクショナリから値を参照するプロジェクト ファイル (ウィンドウなど) を開いている場合。
    - スタンドアロン リソース ディクショナリで値を変更する場合。

    この問題を解決するには

    ディクショナリを更新する前に、ディクショナリから値を参照するすべてのドキュメントを閉じます。

    2.3.1.14. Windows Vista でアセンブリ キャッシュ ビューアを実行する

    アセンブリ キャッシュ ビューア (Shfusion.dll) は Windows のシェル拡張機能であり、この機能により、Windows エクスプローラでグローバル アセンブリ キャッシュの内容を表示および操作できます。Shfusion.dll は、%windir%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727 ディレクトリにあります。

    Windows Vista では、昇格されたアクセス許可を使用した場合、アセンブリ キャッシュ ビューアは動作しません。昇格されたアクセス許可を持つユーザーがコマンド プロンプト ウィンドウから起動する場合も同様です (たとえば、グローバル アセンブリ キャッシュのパスで START コマンドを使用した場合)。これは、アセンブリ キャッシュ ビューアは Windows エクスプローラのシェル拡張機能であり、昇格されたアクセス許可では動作しないためです。

    この問題を解決するには

    Shfusion.dll は表示のみに使用します。

    更新の場合は、管理者特権を持つコマンド プロンプト ウィンドウを開き、.NET Framework SDK の Gacutil.exe コマンド ライン ツールを使用します。

    2.3.1.15. Visual Studio 2005 Express Editions は SQL Server 2008 Express Edition と互換性がないため、データベースをアップグレードすると SQL データベースに接続できなくなる

    SQL Server 2008 Express Edition は Visual Studio 2005 Express Editions と互換性がないため、SQL Server 2008 Express Edition にアップグレードすると、指定されたデータベース インスタンスが上書きされ、Visual Studio 2005 Express Editions のいずれからも既定の SQL Server Express インスタンスにアクセスできなくなります。

    この問題を解決するには

    Visual Studio 2005 Express Editions は、SQL Server 2008 Express Edition と互換性がありません。SQL データベースドリブンのアプリケーションを開発するには、Visual Studio 2008 Express Editions にアップグレードする必要があります。

    2.3.2. Visual C++ Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.3.3. Visual C# Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.3.4. Visual Basic Express Edition

    既知の問題はありません。

    2.3.5. Visual Web Developer Express Edition

    2.3.5.1. "WCF サービス" の Web アプリケーションの項目テンプレートが見つからない

    Visual Web Developer Express Edition で Web アプリケーション プロジェクトを作成する場合、このプロジェクトで [新しい項目の追加] を選択すると、WCF サービス項目テンプレートは、ルート ノードではなく Web ノードで見つかります。

    この問題を解決するには

    Web ノードにある WCF サービスの Web アプリケーションの項目テンプレートを使用します。

    3. 関連するリンク

    Visual Studio 2008 SP1 リリース ノート
    Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 リリース ノート


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